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電子カルテ

母の付き添いで大学病院に出かけると、何だか駐車場大混雑。
入れない。こんなこと久しぶり。予約時間に間に合わない。
あうぅ、必殺路上駐車・・・。なして、こんなことに?
どうやら先週の土曜日から、電子カルテに切り替わったためらしい。
本当にそうかどうかわからないけれど、貼り紙がべたべたしてある。
大学病院、やたら掲示物が増えてきた。
禁煙は勿論、エレベーター内の病院案内、食堂関係。
紙カルテが減って、紙への愛着が増したわけではあるまいに。


電子カルテ。そういえば、家人も土曜日に言っていたっけ。
予約表が要らなくなったんだ。これだけだよと・・・。
何も土曜日から電子カルテにしなくても、と思っていたのに。
あ、歯科大附属病院も新年年明けの診察から、
電子カルテに切り替わっていたっけ。混雑が予想されるので云々。
みんな新システムがそれほど混乱すると思っていたのかしら。

電子カルテが医療を変える 改訂版

電子カルテが医療を変える 改訂版

2年半前、救急車で運ばれた市民病院の新棟は、既に電子カルテ
看護師さんの巡回も、何だか味気なかったような印象。
でも慣れてしまうと、転送された大学病院は二つとも紙カルテ。
あれ? と、再び違和感を覚えたっけ。


このブログで知った「チーム・バチスタの栄光」を読んだ時、
紙カルテ派と電子カルテ派(旧態依然派と改革派?)の
本筋では無いけれど、ちょっとした軋轢が垣間見られて、
ふうん、そういうものなのかしらと面白かった。


妊娠した時、色々書類が必要。個人開業の産婦人科医が、
目の前のワープロからどんどん打ち出すのを見て、
「へえ、最近はこうなんだ」と思った頃が懐かしい。
2部打ち出し、一部は私、一部はカルテへ挟んでいたな。
電子カルテになると、様々な書類はどうなるんだろうか。


歯科大附属病院に初めて行った日、分厚いビニールのカルテ入れ。
階を移動する度に(診療科を移動する度に)それを持ち運び。
鍵が掛かっているのか止めてあった記憶が。
次の診察、やや薄めの新しいカルテホルダーは、鍵が無い。
トイレに寄ったついでに、中のカルテを全部読んだっけ。


年明けから電子カルテなので持ち運びが無くなった。
もう、カルテの盗み見はできないな・・・。つまんないの。
ちなみにカルテ入れ、カルテホルダーシステムは、
家人曰くJ医大附属病院もそうだったと言ってたっけ。
鍵が掛かっていて勝手に覗けなかったぞと。


家人のため介護休暇を取らなくてはならず、職場から
文書内容を指定され、病院との間を行ったり来たり。
気さくな主治医がナースステーションでいきなり、
「この文章でいいかな」と、書き始めたのを思い出す。
その場ですぐ貰って、とって返して管理職に提出。
即日、私の代わりを探してもらったっけ。


介護休暇から復帰する時の書類も、次の大学病院の
若い主治医がワープロ打ちの書類を持ってきてくれたのに対し、
年配の主治医の書類が手書きだったのを思い出す。
お年を召したお偉い方は、筆記専用のワープロ書記に
口述筆記で書類を作らせている、
カルテを書かせているという評判だったっけ。
その光景は、別の病院の外来で目にしたけれど。


母の病状を聞きながら、ぱちぱち画面に打ち込む主治医。
私の角度からは読めないので、残念。
どんな聞き書きになっているのかしら。
主治医から予約日記入の表を頂き、会計へ書類を出し、
自動支払機で払い、お薬を受け取るまで・・・50人以上待たねば


母の薬を待っている間に、かつてお世話になった婦長さんに
お会いして遅ればせながら、新年の御挨拶。
電子カルテ初日から、連日19時ぐらいまで処理が掛かると
想定していたので、余りにも順調であっけないのだとか。
じゃあ、何で駐車場は込んでいたのかな。
「先生方は何にでも反対するのに、1度変わったら早いんだから、
最初からさっさと変えてくれたらいいのに」と、婦長さん。
そういうものなんですか?


まあ、病棟と外来ではどんなふうにカルテを扱うのか、
私が知る良しも無いのだけれど、
バックアップはどうなっているのだろう。
誤操作で一瞬にして消えたりしないのかしら?
それにしても、私が心配することじゃないか。
どこがどんなふうに変わったか、
電子カルテ・・・本質的に理解できているわけでなし。


先生が、どこを見て診察しているか気になるだけ。
私の話を聞きながら。

始まりの言葉 (双書時代のカルテ)

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走ることについて語るときに僕の語ること

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