キーマカレーの一日

娘がキャンプから戻ってきたと同時に、寒もぶり返した。
寒い。花冷えの雨。どっと冷え込む。桜５分咲きに雨。
窓越しに見る景色もどんより曇って味気ない。
こんな日には暖かいものが食べたくなる。
キャンプから戻って来て翌日、今日日曜は朝寝坊ＯＫ．
娘はすやすや眠っている。
私は山のような洗濯物を仕分けし、洗い、干す喜び。
家族がいるからこそ洗濯一つにしみじみできる幸せ。

娘の汗、泥んこの靴下、くちゃくちゃのハンカチ。
汚れたトレーナー。ズボン。かわいい柄の小さな下着。
何もかもが娘の存在を感じさせる。久々の日常。
3泊4日離れていただけで、こんなにもしみじみするかーちゃん。
我ながら呆れるほど全く感傷的な、朝のひととき。

洗濯機が回っている間、シャワーを浴びてすっきり。
娘が起きて来て「プリキュア見ていい？」
ＴＶ漫画の為に起きて来たか。やれやれ。
家人はデニッシュを暖め、いちごとスモークサーモンを盛る。
私は豚肉とじゃが芋、春ごぼうの茎としいたけでスープを。
少し菜の花の緑を添えて。ハーブティーと一緒に。
穏やかな日曜の雨の朝。

洗濯上手こつのコツ

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久々にゆっくりと料理がしたい。家族のリクエストはカレー。
台所の残り物をチェック。我が家の料理三点セット。
人参･じゃが芋・玉葱。それさえあれば、何とかなるもの。
本日は冷凍されていた合挽きミンチでキーマカレー。
娘が小さい頃、野菜がごろごろするカレーではなくて、
とろとろに溶けたカレーをよく作っていた。
水分を飛ばしたキーマカレーよりも、
しっとりした方が私の好み。

娘の為に甘口にせざるをえない。辛口のルーを少し加え、
ターメリックその他、少しずつ色んな香辛料。
ガラムマサラ・オールスパイス・ナツメグ・シナモン・
荒引き胡椒・塩･砂糖・ちょっぴり醤油などなど。
娘も味見。「もっと甘くしてー」やれやれ。
春ごぼうとりんごを入れているんだけれど、もっと甘口？
娘はとーちゃんと散歩がてらヨーグルトを買いに行く。
そして、自分で少しずつカレーに溶かし込んで、
まろやか味になったのを確かめ、にっこり。
お料理した気分を味わっている。

実は、家人宅から10分ほど歩けば学生街にカレー屋が2件もある。
本格的にナンを焼いている店だ。なのにまだ入った事が無い。
ナンだけ買ってきて家でカレーを食べている私たち。
今日は、たまたま別のパンと一緒に。
日曜のランチはキーマカレー。

ほんの少し離れていただけで娘に甘い両親の私たち。
自分からお勉強にピアノの練習と、よい子の娘。
雨の中10分散歩、桜、はなにら、木蓮、パンジー、
近所のベランダや植木鉢、並木を見ながら歩く。
そして、とーちゃんと娘は家族カラオケに。
私は1時間だけお付き合い。とーちゃん娘をよろしくね。

電車に乗って以前見つけた500円、ワンコインソフトカイロへ。
新年度に向けて体を伸ばしてもらう。
タイムサービスカイロプラティック。ありがたい。
でも先生曰く、「10の辛さが8になったぐらいでしょう」
よくお分かりで。でも、それでも全然痛みが違うの。
ワンコイン以上サービスしてもらって帰宅。

娘とカラオケを楽しんだ家人。機嫌よく湿った洗濯物を、
コインランドリーの乾燥機でホカホカさっぱりと乾かしてくれた。
2人で洗濯物を畳んでくれているので、かーちゃん大助かり。
娘は絨毯にコロコロを掛け、とーちゃんクイックルワイパー。
かーちゃん、食事の準備と片付けもの。
さくさく物事が片付く夕暮れ。毎日がこうだったら･･･。

ちょっと硬めで私好みではない、家人好みの白い御飯。
ホカホカ御飯にキュウリのキューちゃん。で、キーマカレー。
娘はふくれる。「私は赤い福神漬けの方が好きなのに」
わかっています。でも、今日は無いの。冷蔵庫の大掃除。
あるものから食べるんです。
カレーの一日は実は何でも煮込める一日、
副菜に何でもサラダにする一日、
皿数少なく一気に色々食べる一日。

キーマカレーで日が暮れる。みんな溶け込んで、
ルーの中でしっとり。家族はカレー色。

喝采!家カレー―いつものルウだけで。うまさ新境地。

はじめてのインド料理―HEALTHY WAY TO INDIAN COOKING