Festina Lente2

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3月最後の日

「お父さんに『行ってらっしゃい』言って」
大急ぎで娘を起こして、洋風の朝食を作る。
今日は月曜。なのに、朝寝坊した。どうして? 
目覚ましは? 何で鳴らない? 
今日は和風の朝食と思っていたのに。
「君の寝顔を見てたんだよ」って、
そりゃ、私はいつも起きているから
いつも一緒に居ないから、遅く寝て早く起きるから、
寝顔なんて見せてない毎日だけどさ。
朝っぱらから、遅刻してもいいの?


私は有給休暇を消化するため、3月最後は休日に。
家人は有給休暇の消化など許されない職場に勤務。
日本の企業なんて、所詮、人間を使い捨てにする発想が基本。
流れる水のように濁らず、風通しの良い部署で、
先進理論にのっとったリーダーシップの元、
営業成績を上げるべく、切磋琢磨している理想的な場所。
そんな所は滅多に無い。なりたくなくても、ワーカホリック


出世街道などからすっぱりと離れても、押し付けられる雑務は多い。
不惑を過ぎて授かった吾が子と過ごすための有給休暇、
2年生最後の1日。どんなふうに過ごそうか?
曇り空を眺めながら、2人で今日1日の計画を立てる。
特別な事をするわけではないけれど。
本当はお天気ならば、浄水場の桜並木を観に行きたかったのだが。

苔とあるく

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苔の話―小さな植物の知られざる生態 (中公新書)

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お父ちゃんと私―父・水木しげるとのゲゲゲな日常 (YM books)

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娘は勉強。今、TV番組のお馬鹿な解答者にはなりたくないと、
漢字の勉強に興味を持ち出した娘。よしよし、何が動機でも。
その間、私は今日締め切りのレポートを綴る。
時代はありがたい事に、添付ファイルで送信。
そして、娘は音楽教室の課題曲を練習。


お昼、2人でホットケーキを作る事に。
娘に殆ど任せる事にした。大喜び。
粉が少ないのも、牛乳が多すぎるのも、OK。
バニラエッセンスと膨らし粉は少なめにね、苦くなるから。
かき混ぜる時はそっと、空気を入れすぎず。


張り切った娘は蜂蜜を用意しようと、とっておきのドイツの蜂蜜を
事もあろうに瓶ごと電子レンジへ。
きゃー、金属の蓋付けたまま!? ええー、3分? 
・・・蜂蜜は瓶の中で煮立って泡立ち、そのまま焦げてしまった。
あうううううぅ。しょげる娘。
そう、いつものシロップを使えばよかったね。
ま、気にしなしい。気にしない。新しい蜂蜜、買ってあるから。


新鮮な春野菜を茹で、ゴマだれで頂く。
ごぼうと豚の脂身、人参、じゃが芋で即席スープ。
大満足の後、部屋の掃除をして出発の準備。
今日は家人宅、北から南へ大移動。
リュックをしょって、荷物を持って、スルット関西で大移動。


途中下車して自宅最寄り駅、一つ手前の公園の桜を見ていたらにわか雨。
あちゃー。ちょっと寒い、風も強い。雨に降られたまま、娘を耳鼻科へ。
目もかゆくなってきたと言うので、目薬も。
花粉症? アレルギー? 昨年からこの季節、調子の悪い娘。
でも、2年最後、約束していた初の「ママと二人きりカラオケ」、
1時間ポッキリに盛り上がり、元気になった。


夕食の買い物、暗い夜道、明日から4月。新年度。娘は3年生。
「明日から新学期だね」そう。始業式まで1週間。
娘は学童にお弁当を持っていく日が始まる。
つれづれなるままに、娘と3月最後の日を歩いて家へ。


実は、音楽教室の初めての進級テストに神経質になっている娘。
テスト当日は付いていてあげられないので、ちょっと不安。
今からもう1日2日、有給休暇を取ってやりたい気分の私。
甘いなあ・・・。

江戸の教育力 (ちくま新書)

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たんば色の覚書 私たちの日常

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