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通院と病気休暇

有給休暇は限られている。
よって、高齢の親や中学生の娘、何かあった時のために有休は極力使わない。
自分自身の為には有給休暇は余り使わない方がいい。
そう思って子供が生まれてから「いざ」という時のために貯めて過ごす。
これが働く時のライフスタイルにどう影響するか。
しんどくても自分のためには休めない。


以前は通院の証明さえ出来れば、病気休暇で休めた。
しかし、今年からは医師の診断書がない限り、
普通の通院では病気休暇は使えない。
されど、されどだ、仕事が終わってから病院に行けと言われても、
無理な場合が多々ある。
主治医の関係で、決まった曜日でないと行けない場合がある。
紹介状を貰っていかなければならない時がある。


そういうものを、これから全部有給休暇で済ませないといけない。
だんだん、休みを取るのが難しくなってくる。
1日2日で済むことならともかく、今までのように通院証明があって、
病休を認めて貰えないとなると、検査や予約受診は?
給料は10年前より低く、ボーナスは毎年カットされ、
休みはどんどん無くなる。休みの制度は改悪されている。


切り詰められている福祉。
それでもまだ恵まれている方なのは確かだけれど・・・。
若くて元気なうちに、老老介護にならないうちに、
子供を産んでおくべきだったなあと思うけれど、
理想のライフスタイル、ライフサイクルで生きていく訳じゃない。
人それぞれ。


分かっていても、いちいち診断書がないと休みを認めて貰えない、
仕事に穴を空けていなくても、休めない。
やりくりはきかない、交替は認めて貰えない、となると、
世知辛い世の中だなあ。
どんどん締め付けがきつくなる。


就職した時は、医療保険があると殆ど無料でお医者様に掛かれて、
なんて有り難いんだろうと働いている実感をしみじみ感じたけれど、
就職1年目から、十二指腸潰瘍でダウンした頃から、
ストレスに弱いメンタリティはあんまり改善されていない。
でも、あの当時は休みを取ることが可能だった。
今は違う。


本当に世知辛い。
休みを取ることなど許されない。
世の中の平均年齢が上がっていっているというのに、
年齢の高い者に冷たい社会だと、つくづく思う。
締め付けの通達を読もうにも、見え辛い年齢になり、
しみじみと生きにくい時代だと思う。

人事労務の実務事典4休日・休暇・労働時間

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