Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

OUT OF SIGHT OUT OF MIND

職場は新年度の押せ押せと同時に、着任と離任の挨拶。
この1週間は色んな噂や情報交換が飛び交い、気ぜわしい。
仕事の引継ぎ、いきなり辞めて消えていく人、
挨拶にも来ない人、何だかなあと侘しい思いもあれど、
スケジュールに切り刻まれて、あっという間に視界から消える。
そんな感じで、この10日間は消費されていく気がする。
悪気はないけれど、過去は引きずれない。
「今」に関係ないことをさらりと頭から消して、日常が続く。


ついこの間まで頼もしい味方、同僚、同い年の友人、先輩として、
お付き合いしていた人が異動で目の前からいなくなる。
職場での生活、日常生活の大半を占める人間関係の変化は、
心にはこたえる。しかし、それも当たり前の痛みとして受け止め、
生活していくのが大人、割り切りが当たり前、
残された人間よりも、動いていった人間の方が大変なんだからと、
自分自身に言い聞かせてはいるものの・・・。


仕事を終えというか、切り上げ音楽教室に直行、クラス進級を申告。
教室のママ友との雑談を切り上げ、歯医者に急ぐ18時。
年度末の慌しさで仕上げ磨きをサボっていたら、
あっという間に娘の乳歯に虫歯発見、小学校は昼休み歯磨きが無い。
保育園の良い習慣が無くなり、歯ブラシを持たせてもさぼりがち、
7年間虫歯無しの記録があっという間に崩れる。
治療後予約、夕食の買い物ついでに出かければ、本屋が潰れている!


気が付かなかった。結構買い易い、歯医者の近く、スーパーの並び。
文房具も数多く取り揃え、子供のための読書会もし、バイトもてきぱき、
カードも使え品揃えも上手、使い勝手のいい本屋だと思っていたのに。
年度末、ばたばたで気付かない間に商店街、街中、行き来する所、
閉店した店、ガソリンスタンド、レストラン等、増えた。
人も物も店もめまぐるしく移り変わる。
OUT OF SIGHT OUT OF MIND

グリーンスリーヴス幻想曲?ヴォーン・ウィリアムズ:作品集

グリーンスリーヴス幻想曲?ヴォーン・ウィリアムズ:作品集

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トランペット吹きの休日~ルロイ・アンダーソン・ベスト

トランペット吹きの休日~ルロイ・アンダーソン・ベスト

娘の担任は前任校の離任式出席のためお休み、自習だったそう。
で、今学期の時間割はまだ発表されていない。
小学校ってこんなにのんびりしているもの?
音楽教室のお友達の小学校は同じ市内なのに、明日から授業。
時間割だって昨日のうちに発表されていると言う。
いつから何曜日が6時間授業なのか、まだわからない。


若いお母さん方はメールで連絡を取り合っている。
保育園時代の仲良しも、1学年が5クラスもあり、
働いていたりいなかったり、住所の関係で疎遠になる。
以前は男の子のママも女の子のママも関係無しだったのに。
習い事が増え、同性同士で遊ぶといっても校区は広く、
この辺一体は車も多い、一人で出歩くには物騒な地域。


娘の新学期だというのに、かーちゃんは夕食の準備後、
食事中からいきなり腹痛。ダウンして横になった。
元気にハッシュドビーフをたいらげ、
お弁当箱を洗い、テレビを見て、宿題の朗読、
基礎英語のラジオを聞き、一人でお風呂に入り、
「明日の朝のインスタントピザ楽しみ!
ぎょうちゅう検査忘れないでね」と、娘はベッドへ。
なんて元気、なんていい子なの。
ママがダウンすると、娘は超優等生になる。
ごめんよ。


夜中、早朝。登校拒否の子供のような腹痛は納まり、
仕事を始める。忘れていた5時間おきの薬を取り出す。
激しく降っていた夕べからの雨、朝になっても止まない。
「夜来風雨の声」だ。桜は全て散っただろう。
眩暈はまだおさまり切らない。
気持ちの切り替えにも体力が付いていかない。
健康な娘に支えられるように、かーちゃんは仕事に向かう。
健気な娘に支えられて、かーちゃんは家事をこなす。


私の目の前にいるのは、保育園児ではない、
丸々した柔らかいぷにょぷにょの抱き心地のいい、
腕の中にすっぽり納まるようなあの子ではない。
どんどん離れて成長していく、我が子。
手足がすんなりと伸び、少女以外の何者でもない娘。
かーちゃんの心の中にある幼子ではなく、
しなやかにすり抜けていく生意気盛りの伸び盛り。


OUT OF SIGHT OUT OF MIND
職場や仕事ばかりではなく、かーちゃんの心の中には
新学期を迎えてぐんと成長した感じのする君の向こうに、
よちよち歩きや高い高いする事ができた、軽くて幼い君がいる。
抱きしめても抱きしめても足りないほどかわいい君がいる。
桜の花の下、入学式のピンクのよそ行きを着てお澄ましし、
まっすぐ保育園の先生に赤いランドセルを見せに走っていった
あの君はどこにもいない。


かーちゃんは、ちょっと切なくなって、
どんどんお姉さんになっていく君の中に、
幼かった君の姿を捜し求めるよ。
職場で親しかった人が何人もいなくなってしまい、
ちょっと気弱になってしまった。
君は新しいお友達とどんなふうに過ごしているのか。
君の心の中には、どんな別れと出会いがあるのか。
かーちゃんは、眩暈の中で思うよ。

グリーンスリーヴズ / オン・パレード

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  • アーティスト: オムニバス(クラシック),アンプロジアン・シンガーズ,ジョン・オールディス合唱団,マントバーニ,カナディアン・ブラス,佐藤豊彦,ペトリ(ダビッド),アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ,セルシェル(イェラン),フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル,アシュビー(ドロシー)
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パッヘルベルのカノン / オン・パレード

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イマージュ クラシーク~印象派

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