Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

娘を待つ日々

入院、退院。娘を待ちながら暮らす日々が、終わろうとしている。
お見舞いに来る娘を、授業と学童から、音楽教室と水泳から、
帰ってくる娘を、待っていた日々。この数日間。
学童にお迎えに行くと、門番のおじいさんに?という顔をされた日々。
保育園の前に車を置き、狭い路地を歩いて通学路から正門へ、
プレハブの学童の校舎へ、坂道を登る日々。


保育園の頃、毎日お迎えが当たり前だった、6年間。
長いと思った幼年期はあっという間に過ぎ去った。
この手にふにゃふにゃの柔らかい我が子を抱き頬ずりし、
疲れも何のその、家路を急いだ日々がまるで嘘のようだ。
そしてこの10日間、娘との日々で印象に残った事柄は・・・。

月光浴

月光浴


1 娘の言う「見習い」
  退院翌日、眼科へ行った帰り道。外には上弦の月が。
 「お母さん。あれ、半月? 」「うーん、半月よりはちょっと太めだね」
 「ああ、満月の見習い中か」なるほど、満月に至るまでは見習いか。
 しかし下弦の月は何になるのだろう? ベテランか?


2 娘の「憧れ」と「尊敬」
  その眼科は10年ほどの付き合い、奥様がご自宅で眼科。
  お連れ合いは最寄り駅で泌尿器科をされている。
  当時の保健婦さんの紹介もあって、混み合う小児科ではなく、
  乳児の頃からここで予防注射をして頂いている。

 
  夫婦でお医者さんということを初めて知った娘。
 「お母さん、お医者さんっていうだけでも尊敬できるのに、
  夫婦で仕事を続けているなんて凄いねー、尊敬。
  憧れるわー。」(はいはい、大きくなったらお医者さんになってね)


3 娘の「私、結婚できるかな」発言。
  不惑を過ぎて娘を得た私にしてみれば、はっきり言って、
 「私、娘の結婚式に出られるかしら」という不安の方が・・・。
  ウエディングにしろ文金高島田にしろ、
  花嫁姿が見られるまで元気に長生きしたいものだ。
  とーちゃんとて、同じ思い。


4 娘のミニ園芸
  大根を料理した私の所に息せき切って、「大根の頭は?」
 「? 三角コーナーの中 」「えー、捨てちゃ駄目」
  何でも、水につけて芽を出させて、葉っぱにして育てるという。
  熱を出して寝ている時も、大根の切れッ端を横に置き、
 「ほら、ちゃんと緑の葉が出てきているよ、凄いでしょ」と
  得意満面。・・・某ブログを見せたからかしら?
http://schoolt.exblog.jp/8011053/ http://schoolt3.exblog.jp/7551250/


5 娘の安眠グッズ
  発熱がきっかけ? 水枕と簡易氷嚢をいたく御気に召した娘。
  滅多に寝込まない娘が、初めて両方使ったせい?
  熱も無いのに、枕の上に水枕とタオル、おでこには氷嚢。
  冷たくて気持ちがいいのだと言う。まあ、本日も室内28度。
  晩春ではなくて初夏と言っても、確かに暑すぎる。


6 娘とシャワー
  学童に迎えにいって帰って来たら、お風呂よりも何よりも、
  一緒にシャワーを浴びている。仕事をしている時は、一人で入浴、
  1人で就寝する時も珍しくない娘との、裸のお付き合い。(笑)
  気分さっぱり夕食を取ると、宵っ張りのはずが9時半には寝ると言う。
  お風呂に入り直さないて、このまま寝てもいいよねーと・・・。
  でも、本格的に疲れを取るためには入浴は大事。
  たまには、ゆっくり一緒に入ろうね。


7 娘と蚊取り線香
  暑くなってきたせいか、急に小バエや蚊が増えてきた台所。
  娘のお気に入りのイルカ模様のTシャツには、なぜか金色の蚊取り線香
 「蚊取り線香じゃないよ、これは太陽のイラスト」「え、そう?」
  娘、じっとTシャツの渦巻きを眺め、呟く。「家中の蚊を退治する、
  ゴールデンスーパー蚊取り線香があればいいのに。」
・・・凄いネーミングだ。沢山、蚊が退治できそう。


8 娘の算数問題
  珍しく娘が勉強している。「犬や猫を飼っている人は134人。
  犬を飼っている人は87人、猫を飼っている人は56人。
  両方飼っている人は何人でしょう。」質問にやってきた。
 「うちは犬しか飼っていないから、わからないよ、お母さん。」
  ・・・いや、そういう問題ではない。
  どうやら、娘は私に似て算数が苦手らしい。
 

9 娘と「ランボー
  TVでガンガンに宣伝している映画「ランボー、最後の戦場」(ランボー?)
  公開に先立ち、TVでは第1作目を放映していた。
  原題はFirst Blood 日本語に訳すのは難しい。「ランボー」うん。
  15歳未満に見せちゃ駄目かと思いつつ、一緒に見てしまった。


  いや、もう何回も見ているから娘に解説している自分が怖い。
 「面白い映画だね、かっこいいね」と一丁前の口を叩く。
  しかし、娘の一番のリアクションは、週末から公開の宣伝を語る、
  シルベスター・スタローンの姿を見た時。「おじいさんだー」
  第1作での若々しいランボーを見た後では、落差ありすぎ。


10 娘と情報公開
   今日のこの記事は、娘に公開済み。私に関係ある記事で、
   面白いのは見せてね、というお約束。
   なので、今までの脂肪戦隊フトルンジャーや、写真記事は、
   了解済みで載せている。(私自身の娘への思いは伏せているが)
   という事で、部分的な情報公開ではあるが、
   娘のプライバシーに関することなので、一応。
   (かーちゃんはそれ以上に、自分のプライバシーを公開してるし・・・)


私と娘の生活の、ほんの「ひとこま」でした。
ちなみに今、娘はラジオで「チャロ」を聴いています。

オリジナル・サウンドトラック「ランボー」

オリジナル・サウンドトラック「ランボー」