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書き辛い「あのね帳」

娘が「あのね帳」を開いて悩んでいる。
土日に特別な出来事が無いと書けない宿題ものでもない。
まあ、親馬鹿の私たちは、いつも一緒に居ない分だけ、
娘の迷惑も顧みず連れ回している感がある。
その分ネタには困らないはずの娘なのだが・・・。
今回の演劇の題名が、やはりね。
『フィーバー! ホストクラブ!』だしね。


「おかーさん、恋愛の話だとわかっていても題名が恥ずかしいから」
「いいよ、何が面白かったかだけでも書けば?」
娘はNO.5がキングにのし上がる話だと書いていたようだが、
どうしてのし上がりたいのかという、肝心の動機が書けていなかった。


自意識過剰な世界、恋愛、友情、憧れ、失恋、犯罪、などなど、
漫画のストーリーとしてもおかしくない内容。
でも、生身の人間が演じて、悩みながら目標を目指すという、
どの世界にも自分を表現したい、自他共に認められたい葛藤は付き物。
オリジナルの台本、演出、手作りの舞台。
様々な舞台は様々な世界に通じる。
だから、まあ、かーちゃんは連れて行くのだが。
知り合いも出るし、チケットも頂いているし。
・・・。

心がイキイキする60秒言葉のセラピー

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文章力の鍛え方

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客席には、ホスト役を演じる役者が優しく誘ってくれて、
席に着かせてくれた上に、それぞれの個性を凝らした名刺をくれる。
ちょっとした演出なのだが、舞台が始まるまで期待を持たせ、
若いファンには「萌え」な要素溢れるひと時なのだそう。


ありがたくも、親子連れ3人組は舞台ど真ん中、前から3列目のVIP席。
本日から2日間の4公演の第1回目。役者さんも緊張だが、
その「初々しい舞台が始まる雰囲気」が何とも言えず好きだ。
しかし、娘や家人はこの手の演出が初めてなので、
妙に複雑な表情で名刺を手にしている。やれやれ。遊び心を持ってよ。


でもって、そんな名刺を貰った事や、話を盛り上げる上でのダンスシーン、
ストーリーに絡んだ犯罪、役者それぞれの個性など、
書こうと思えば書ける事が沢山あるんじゃないかと思うのは、親の欲目。
娘は先生に読まれる作文に何と書いたらいいのか、真剣に悩んでいる。
うーん、困ったね。お芝居なのにね。


とうとう、私の好みの劇でした。また葉書を貰ったら行きたいです。
そんな感じで締めくくってしまった。
それにしても、そんなに悩むなら別の話題で書けばいいのに、
日常のありふれた話題では「あのね帳」の宿題にはならないのだろうか。
そういえば、どこにも親がどこにも連れて行ってくれないので、
宿題が書けないとほざいた生徒もいたとか。


うーん。でも、まあチラシを見ても、誤解されるか。
いや、健全な劇団ですよ。小学校でも公演、新撰組や推理サスペンスや、
ヒーローものも手がけていますから。
たまたま、舞台がホストクラブだっただけです。
娘もさらりと書いてくれればいいのに、気にする年頃になったのね。(笑)


劇がはねて帰宅最中、「ゲイ」と「ホモ」はどう違うの?
質問されて私も家人も少々悩みました。
うーん、小学校3年生にはどんなふうに説明すればいいかな?
普段、「結婚できると思う?」「お父さんのどこが好き?」と同じくらい、
この手の質問も説明しにくいものですね。
先生に質問する形で、「あのね帳」書いてくれればいいのに・・・。(笑)


さて、先生はどんな顔して「あのね帳」を読んでくれるかな?
いや、最初からそんなに書き辛いんだったら、別の話題で書けばいいのに。

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