Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

読売新聞社にて

小学生のように嬉しい。新聞社を訪問・見学・研修。
でも、地図を見ながら少し迷ってしまった。どうも、年々地図に弱くなる。
これでよく若い頃は海外旅行したなあと思う。
いや、かえって色んなビルが建って道路が沢山あるから迷ってしまうのか。
受付に至るまで、ガードマンが多くて少々緊張。


研修参加者は図書館関係、教員、様々。
午前中は、NIEという新聞を活用した教育を中心に講義。
確かに国語の授業以外にも、どんな授業にも新聞は活用できるし、
使い方次第で色んなアプローチができる。
インターネットが普及したからといって、紙の新聞が皆無など想像できない。


校閲部の方のお話。ブログの文字の書き間違い打ち間違いに、日々赤面の私。
実にありがたいアドバイス多々。でも、プロの方でもぎょっとするような
間違いも実際は人間のすることだから発生し、日々苦労されているよう。
やはり、固有名詞とデータの確認が必須事項。
脳は賢いから少々の文脈のねじれ、誤字脱字は読んでしまうけれど、
誤データの引用、拡散はまずいとのこと。


お昼と飲み物を提供されて嬉しい。豪華なお弁当。
(食い気と同じぐらい、向学心があればいいんだけれど)
空調の効いた所から午後編成部見学に、別棟まで移動。
外に出ると溶けそう。本日の暑さも尋常ではない。
そしてTVドラマのようなデスクが並ぶ世界。
硬派・軟派ってどういうデスクなんだろう?

池上彰の新聞勉強術

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おしえて!ニュースの疑問点 (ちくまプリマー新書)

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それにしても、先ほどから気になるデスクの上にぶら下がっている硬派・軟派は?
どうやら政治経済関連は硬派、社会・スポーツ・家庭欄は軟派らしい。
それにしてもへんな言い方だなあ。少々違和感。
わかりやすいと言っちゃ、そうかも知れないが・・・。
でも廊下を挟んですぐに自動販売機や休憩室があるのは羨ましい。


実は編成部の部屋は想像していたよりも静かだった。
夕刊の編集が終わり、今日は大きなニュースが飛び込みもなし。
新聞作成作業としては波風立たぬ日であるらしい。
雑然としたイメージよりも、整理整頓がされた部屋は、
頭のいい人の中はこんな風にきちんとされているのかなあという風情。


案内嬢がてきぱきと説明。各支部を結んでTV会議を行う机、
(どうして案内係は「女性」なのだろう)
飾られている号外、歴代のトップニュース。
こうしてみると、新聞のカラー印刷の美しさには目を見張る。
パソコンがあるからこそ段組、写真の大きさの訂正も瞬時にできるが、
昔のように文字を拾って記事を組む時代なら考えられない。


社会見学で場慣れしているのか説明は淀みなく進み、再び講義室へ。
何気なく毎日見ている、読んでいる新聞の裏話を聞きながら、
自分ならどんな新聞を作ってみたいだろう。写真も交えて。
部屋の両側に張られた子供たちの力作、壁新聞を眺める。
枠組み、記事の斬新さ。見易さ。
A新聞の読者である知り合いは、紙面の雰囲気が違うと戸惑い気味。


午後からは編集作業について、夕刊の第3版と4版の違いなど、
何を重点に何を狙って、紙面が構成されているか説明を受ける。
何だか小学校の壁新聞を思い出して懐かしいな。
いや実際、レイアウトの問題は重要。
ぱっと見て読みたいか読みたくないかの印象、大切。


長い説明が続くと、ついうとうとしてしまう。いかんいかん。
夕日の町に飛び出して、本日ボランティアの日。
長い電話にどうしようかと悩む。仲間と共に夕食など、
そんな時間も取れないほど交代で電話を取った。
1日中、さすがに忙しい。娘よ御免。今日は会えないね。
夜の街、雷は聞いただけ。雨を見ることもなく、生温い中を歩く。
明日は鼻の日。耳鼻咽喉科へ行かなくては・・・。


仲間と別れ、あっという間に1日が終わる。もう月半ば目の前。
早いなあ・・・。

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新聞記者という仕事 (集英社新書)

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