Festina Lente2

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目の付け所、見所?

朝刊を開けると、残念やわらちゃん、3位銅メダル。
でも、立派。母として柔道人として前代未聞の偉業。
というよりも、乳離れも出来ていないかわいい盛りの息子と離れ、
業界の期待を背負って精進しなければならない、
なのに弱音を吐かずに前向き志向。


「母でも金」でなくて構わない。「僕にとっては金」と言った
夫に恵まれてよかったねと言いたい。
共にスポーツ選手。手に入れたいものと犠牲にするもの、
そのギャップをいやと言うほど知っているのだろうから、お互い。
一般の人には理解してもらいがたい仕事と生活。
私にわかるのは、母として妻として大変だったろうなぐらい。


朝食を食べながら、オリンピック番組は水泳。
一位になった某選手、水泳帽を2枚被っていることを、娘が発見。
「どうして2枚も被っているの? 
 ゴーグルは帽子の上から付けるのに、この人は2枚目の帽子の下に
 付けているよ、どうしてなの?」
「泳いでいる時に、ずれたり外れたりしないようにじゃない。」
かーちゃん、そんなことにこだわった経験が。


水泳教室に保育園時代から通っている娘。
私と違って、ゴーグルをして泳ぐのが当たり前。
だからそういう所に目も行くのだろう。
「スピード社の水着じゃないと早く泳げないし。」
うーん、小3ながら水泳関係のニュースには強いのね。


水着のスタイルも様変わり、小学校ではださださスクール水着
でも、かわいいデザインのワンピースも持っていて、
水泳教室では競泳用水着。小さい時から、水着が複数。
これも私の子ども時代ではありえなかった。
その娘が、最新スタイルのスパッツ型水着(半漁人スタイル)か
従来のパンツ型水着か、チェックしている。


娘「どうして早く泳げるタイプの水着じゃないのかな。」
私「さあ、予算の関係か、スポンサーが付かなかったのか。」
家人「あの人、アメリカだ。お金無い訳ない。」
記録が出る水着か、最低限をカバーする水着か。
我が家は何を基準に水泳の試合を観戦?


家人がTVを見ながら呟く。「何だかターンが変だな、
あんなふうにターンするんだったかな。」
娘がすかさず解説。(ちょっと得意そう)
クロールと背泳ぎがクイックターン
バタフライと平泳ぎがタッチターン。
個人メドレーを見ながら、娘に教えられる立場に。


意欲や競争意識に乏しいのんびりやの一人娘。
記録会でも自由形50m62秒、でも昨年が77秒だったので
自己ベストを更新したとた喜んでいる。
ある意味こののんびりマイペースが、強みなのかも。
親としては水泳以外色んな面で、やきもきするのだが。


親子3人、お日様の下でプールなんて経験は、
娘が保育園年少さんの頃まで。
草加では温水プールがあって、室内の嬉しさ、
冬でも泳ぎに行ったけれども、こちらではそれも無い。
直射日光を避けていた病気直後ではないけれど、
この殺人的な暑さと日差しの下で、芋の子洗いの様なプール、
とてもじゃないけれど、距離では娘に勝てるはずも無く、
楽しめるプール遊びは・・・。


水遊びの思い出が走馬灯のようによぎる。
鮎のつかみ取りはともかく、一緒に泳ぐというのは。
直射日光の下に肌を晒すというのは・・・。
しみとそばかすだらけのかーちゃん、遠慮したい。
それにしても、水泳選手の思いがけず肉付きのいい体に
ちょっと見とれてしまう。広い背中、がっしりした肩。


とーちゃん、背泳ぎを見ながら昔はバサロ泳法と言うのが・・・
思いでついでに薀蓄を垂れて、娘と会話。
かーちゃんも思わず、鈴木大地の名を思い出す。
それから、日本が勝つと世界ルールが変わって不利になるんだよねと、
水泳、バレーボール、体操のルール変更の愚痴にまで。
こんなふうに始まった、日曜の朝。
オリンピック水泳観戦の朝。

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