Festina Lente2

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家人の平日帰宅

単身赴任・別居結婚・週末婚、何になるのかわからないけれど、
転勤族と結婚したとて、仕事を変えるわけにはいかないから、
お互い、自分の仕事を続けながら生活しているだけ。
傍目には母子家庭に見えたり、理解不能だったり、
危機的状況に見えたりしているのかも知れないが、
平日家人の顔を見るのに、私たち親子でさえ不慣れなのが実情。


そんな今日、明日の通院のため帰宅する云々の話があった。
連絡が無いからボーっと過ごしていたら、21時前、電話が鳴る。
「駅に着いたから、迎えに来てくれ」「え!?」
我が家は急にとーちゃんのいる家になってしまった。
まあ、食事の用意には困らないが、平日帰宅する会社員とその家族の図、
にしては何だか妙に初々しい違和感。


親子3人で娘の教科書の朗読の宿題を聞き、とーちゃんと娘はお風呂、
おやすみなさいで、夫婦二人でテレビを見る平日の夜。
何だか可笑しい。妙だ。変な感じ。全くの非日常。
確かに、朝の満員電車に揺られて2時間掛かって大学病院はしんどいから、
泊まりに来れば、翌朝楽じゃないのという会話はしたけれど・・・。
雑然とした日常生活の中に、ささやかに紛れ込んだ非日常が、
とーちゃんと過ごす平日だとは、ね。

ニッポンの単身赴任 (講談社文庫)

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経験を盗め―奥の深い生活・趣味編 (中公文庫)

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通院は定期診察を前に、念のための細胞診だというのが気掛かりだが、
それぐらいでたじろいでいたら、もう持たないので仕方ない。
検査は検査、その後のことはそのあと考えよう、だ。
先日、同窓生の暗い訃報を聞いたばかりなので、
天気の話と病気の話は、日常生活の挨拶とスパイスみたいなブログ。


懸念されていた産婦人科医の裁判が落ち着いて良かったと思うし、
(ご遺族の心が癒される事を切に祈るが)
ますます殺伐としている医療現場に、教育現場に、
育児や介護、生活上のラインがぶった切られているような恐怖、
「見たなー・・・」の世界、死ってはならぬものを知ってしまったが故に、
逃れられないジレンマに陥ったような生活が続いているが。


歯科。私、家人、父、娘(矯正)みんなお世話になっている。
内科。神経内科。スポーツ外科。皮膚科。耳鼻咽喉科。眼科。
そんな日常の中で、微かな不安を感じながらも、
その不安と向き合うためには通院せざるを得ない。
治療であり、メンテナンスであり、そこに向かう間に考えるあれこれ、
その場に臨むために、考えるあれこれ。
雑駁な日常。


不安や苛立ちの小さな棘や澱(おり)のように淀み、降り積もるもの。
そういうものをやり過ごすために、弛緩する、非日常的な日常の人とき。
安易にTVに子守されている私たちだけれど。
というわけで、来週終わる番組を偶然見ることに。
「世にもステキな言いまつがいの世界」タモリのジャポニカロゴス
何ともいえない「言い間違い」の数々を笑いながら見た。


そう、考えないで笑い飛ばしてしまおう。
沢山笑って、おやすみなさい。
笑顔で入られるのが一番。
笑いの力で免疫値が上がるといいね。
かーちゃんは、丑三つ時を過ぎても眠れなかったけれど・・・。
夜明け前。まだ、週の中日だ・・・。

言いまつがい (新潮文庫)

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オトナ語の謎。 (新潮文庫)

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