Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

3原則を聞き逃し

皆さんご覧になりましたか? 本日の『ためしてガッテン
「予防効果8倍アルツハイマー病制圧3原則」凄い副題。
絶対に見なければならにと思いつつ、3日間で15時間を切った睡眠時間。
ついにダウンして寝てしまい、気が付けば番組が終わっている。
娘が見ていてくれたようですが、かーちゃんと来たら、これだから。


もはや小さな脳梗塞のお世話にはなっている自分ですが、
これ以上ぼけたくは無い。何しろクイズ番組を娘と見ながら、
「木偏の漢字、ショウという読みの漢字」という類、なかなか出てこない。
同じ漢字を使う熟語は出てきても、違う感じが出てこないということは、
頭がどっかで固まっている、回転が悪いわけで・・・。
意外と簡単な漢字が思い出せず、画数の多い漢字から出てきて、
制限時間内に沢山思い出すということができなくて、愕然。


ど忘れではなくて、常々忘れている状態になっているのが当たり前だと、
わからないこと自体わからなくなるから、始末に終えない。
娘の連絡帳ではないけれど、メモ帳にメモる習慣が無い私は、
様々な事柄が駄々漏れの日々で、締め切りに追われながら、
やっつけ仕事をこなしている、泥縄の日々。
容量不足で、自転車操業、家内制手工業で出来高採算率の悪いこと。


肝心な時に見たい番組を見逃し、さらにボケボケは進んでいくのか。
だって、この3原則。私にはなかなか難しい3原則。
有酸素運動をする・話し相手を持つ・生活習慣病にならない食生活。
クリアしているのは、話し相手を持つだけでは・・・。
運動は最近していないし、食生活は中性脂肪の多い脂肪肝を抱え、
ダイエットをしなければという呪文を唱えながらも、
なんら目標設定ができていない日々。うーん・・・。


自らを実験台にして、早寝早起き粗食を実行、
憂いごとから身を遠ざけて笑顔を忘れず、
運動を欠かさず、楽しくおしゃべりして生活しなければ、
どうにもこうにもしようがないが、・・・ある意味、難しい!

家族のための<認知症>入門 (PHP新書)

家族のための<認知症>入門 (PHP新書)

目からウロコ!まちがいだらけの認知症ケア (ほっとくるブックス)

目からウロコ!まちがいだらけの認知症ケア (ほっとくるブックス)


娘の勉強を教えていたり、知り合いから貰ったやさしい英語読本に目を通したり、
たまにDS「文字ぴったん」でゲームに挑戦してみたり。
でも、なかなかこれといって頭にいいことをやっているかというと、
目が見えない見えにくいせいにして、読まない書かない考えないの3重奏。
これじゃあ、ボケボケ一直線。


娘はいみじくも、本日の奨励紹介とバーちゃんの症状を比較して、
「1日に何度も今何時? 何曜日? って繰り返し訊いたり、
 パジャマで外出しようとしたりしないから、
 まだ典型的なアルツハイマーじゃないね」と納得している。
うん、鋭い奴。そう、うちのバーちゃんは少し違うんだけれどね。
でも、老化のまだらボケは??? だったり、交友行動範囲を縮小させ、
家族以外に会うことさえ嫌がる始末。


お客さんが来たら困るといっても、誰の何の話かわからずにいるのだから、
ちょっとなかなか悩ましい。急に思い出してくれる時もあれば、
そうではない時も。その落差に戸惑いつつ、
仕方が無いと笑っていられるうちはいいのだけれど、
深刻な行き違いがある時は、お互い落ち込み険悪になる。


できる振り、わかっている振り、何となく会話を合わせている振りをして、
やり過ごしている、そうやって威厳を自分自身を保とうとしているのか、
していなくても自然とそうなってしまうのか、取り繕っているのか何なのか。
自分の親であっても、真意をつかみ損ねるのだが、どうしようもない。
急な坂を転がり落ちていくのか、緩やかに転がっていくのか
せめて少しずつと願いながら、そばにいる日々。


冷蔵庫が水になっていたり、変なところに変なものが入っていたり、
でも、いたずらな子供が一人いると思えば、早々気にならない。
気にしてはならない。そんな風に思いながら過ごしている毎日。
寝たきりではないことに感謝し、食欲があることに安心し、
老いて行く母に自分自身を重ね、高齢出産ゆえに娘の大事な時期に、
自分がお荷物にならないようにしなければと思う日々。


忘れる悲劇よりも、忘れ去られてしまうことの悲痛さを思う。
できないことよりも、できていたことができなくなってしまう、哀しさ。
寝不足の眩暈がする中で、疲労物質がβ蛋白を増やしているのではないか、
いかんいかん、脳の分解酵素が減っているのではないか、心配になる。
怒りっぽくなった母、以前に増して急にわけのわからない怒りを爆発させる母、
自分にもその遺伝子が流れているのだからと思いながら、
娘のために、ぼけるのを遅らせなければ。
ただでさえ「ぼけらった」メタボのかーちゃんは、
自分でも心もとない頼りない頭で「決心だけ」はしている。


笑顔と落ち着き。生活の中で、失くす事のないように。
3原則、守らなくては。

ボケない技術(テク)―「もの忘れ外来」の現場から

ボケない技術(テク)―「もの忘れ外来」の現場から