Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

3度目の市民健康祭り

できれば家人宅の地域とこちらと両方試してみたかった、
市民健康祭り。贅沢はできない、何しろ一日がかりのイベント。
昨年の記事はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/neimu/20070916/1190087817


家人が病に倒れるまでは、特に健康・健康と意識することもなく、
こんな催しが地域にあることさえ知らなんだ。
家族は持ってみるもの、市の広報は読んで活用すべきもの。
娘は、「歯磨きチェック」「唾液検査」はリベンジだと意気込んでいる。
そう、昨年はかーちゃんより口腔内の虫歯菌が多かった。
虫歯は無いはずなのに、意外な結果にショックを受けた娘。
今日は一生懸命歯を磨いてやって来た。


会場に着いてみれば、あれれ? いつもと異なる様子。
何故か、今年は歯科検診がない。
その代わりに、咬合力や咀嚼力、口臭・口腔内細菌検査。
我が家は全員咬合力標準以上。年齢よりもしっかり噛めていた。
差し歯詰め物が心配なとーちゃんかーちゃんは、咀嚼力テスト、パス。
唾液検査はとーちゃんのみ不問。私と娘は口腔内に出血あり。
どこか炎症、腫れている所があるのではと指摘される。あれまあ。
赤く染めて歯磨き指導、それからフッ素塗布。歯の相談コーナー。
こんな風に例年、我が家は歯の健康チェックから始まる。
何しろかーちゃんは目と歯に関して苦い思いで生活しているから。
娘に同じ失敗を二度として貰いたくないのだ。


時間があれば体脂肪等も計りたかったけれど、
人気で整理券手に入らず。血糖値・血管年齢・肌診断・骨密度。
やっと整理券を手に入れ測定して貰う。血圧はOK.
大ショックだったのは血管年齢。だって、55歳! 
そこまで行くなんて・・・あんまりだ。
家人の血管年齢は年齢相応だったものの、
逆に毎年引っかかる骨密度、低すぎ。本人の弁。
「僕は平均より軽くて、君のようにGが掛かっていないから」
ええ、ええ、女性ホルモンがぐっと減る年頃の私、神様が考慮して、
他人様より少々重たくして負荷を掛けて下さったのでしょう。
骨はしっかりしていても、動脈硬化が人より早く進んでいては、
何にもならない。そんなものに先陣切ってほしくない。


そして救急救命訓練。私は人形相手に人工呼吸、家人はAED
娘も心臓マッサージに挑戦。みんなで心肺蘇生法を学ぶ。
娘は「看護師さんの素質があるよ」「お母さんよりよく知っているね」と
褒めて貰って、頑張る頑張る。結構力が要るんですもの。
リズムと速度は「どんぐりころころ」ではなく、
アンパンマンのマーチ」で。



薬剤師コーナーのクイズはいつも役に立つ。娘も一生懸命パネルに見入る。
薬の飲み合わせ、知っておくと便利なジェネリックや貼り薬の知識。
アレルギーや添加物の話題、飲み薬から目薬まで毎年異なる出題。
内容は難しいけれど、服薬管理は大切。自らの意識が試される。
答え合わせに解説、ご褒美のハンドソープ。子供は小さな玩具も貰える。


食育のコーナーでは、学校給食はもちろん普段の食生活のカロリー、
栄養摂取、メニュー改善策等盛り沢山。メタボクイズに野菜ジュース、
子供向け魚釣りゲームやジグソーパズル。大人も子供も楽しめる。
保健所のコーナーでは啓発と予防も兼ねて、大阪に多い結核予防と
患者数増加の一途をたどっているHIVについてのコーナー。
もう少し大々的に宣伝してもいいかと思うけれど・・・。
今の若者は(学校教育も含めて)避けて通れない性感染症HIV
解説の小冊子やレッドリボンも貰ってきた。
親が話題にしなければ、家庭内できちんとした性教育はできない。


整骨院のコーナーでは毎年フット・プリント。足の裏から健康を守る。
どうも娘の土踏まずの出来が遅い。今どきの子で歩く距離が少ない上、
水泳や音楽教室も車で送り迎えだから、尚更歩いていない。
外で遊ぶ時間も少ない。おまけに私に似て、休み時間は本に噛り付いている。
やれやれ。でも、私には土踏まずはしっかりあったぞ、子供時代。
いまやメタボ予備軍、体重関与、右足のアーチは崩れ気味のかーちゃんだが。
意識して前に体重をかけるようにしないと・・・。


府の補助予算減少の煽りなのか、単なる日程調整の問題か、
献血車結核診断のコーナーが無くなっていた。
屋外のイベント内容もいつもより少し寂しかったなあ。
多くの歯科医を動員して歯科検診ができなかったのも予算のせい?
単なる連休中のスケジュールの問題じゃないよね?
先生方、初めてお揃いのウインドブレーカーを作っていた。
この頃色んな物を見る度に、その背景、準備や予算を考えてしまう。


お肌のコーナーでは入院・通院、お世話になった病院の主治医、
院長先生が自らお得意のパソコンの前に座っておられた。
周囲に人目もあるので目礼させて頂きました。
先生も笑って下さったけれど、どんな患者として覚えておられるやら。
それにしても、若手を抱えて病院経営、診察をバリバリこなすだけあって、
こういうイベントにもしっかり顔を出して仕事されるのね。
率先して地域医療に貢献しているというアピール。さすが。
開業医は一国一城の主、どんな姿勢で医療人たるかを示すのが肝要。


掛かり付けの歯科医、泌尿器科医、内科医、3人の姿を見つけ、
「自分の先生」が来てくれているんだと感じる。
自分たちの健康の為に、1年に1度の市の保健センター主催の
イベントであれ、関わってくれている。そう思えることが大事。
栄養指導の先生、保健婦さん、救急救命の消防関係、
健康運動実践、リズム体操の竹踏みコーナー、
入れ歯のお手入れ、訪問看護や訪問歯科、介護の情報。
見て聞いて触って知って、学ぶ予防医学・健康管理。


来年へ向けての目標は、・・・血管年齢を年相応にすること。
え? 体重? 「よきに計らえ」です。トホホ。
ちなみに健康スタンプラリーの景品は、メタボメジャー。
ますます、トホホ。嬉しいよりも哀しい。

健康教育・健康管理のレシピ

健康教育・健康管理のレシピ

運動とスポーツの医学―正しい健康管理(フィットネス)とけがへの対応 (わが家のお医者さんシリーズ)

運動とスポーツの医学―正しい健康管理(フィットネス)とけがへの対応 (わが家のお医者さんシリーズ)