Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

本日は帯状疱疹

会議は死ぬほどダルかった。何しろ会議に口を挟む人が、
どこをどう取ればそう後ろ向きになるのか?
一歩間違えば、(とっくに間違えているのではないかと思うのだが)
セクハラになりそうな発言で、横で聞いていてハラハラ。
温厚なストッパーは出張で不在、進行役は心もとない。
私が口を挟めば喧嘩になりそうなので、敢えてだんまり。(苦笑)
弱い犬ほどよく吠えるのを、横目で見ている会議。
みんなどんな思いで、この場をやり過ごしているのだろうと、
恥ずかしい話だが、幾つになっても不思議に思う。


会議に出る立場になってから、会議が増えれば増えるほど、
仕事に対しての熱意が失せて行く。
余分な所にエネルギーが吸い取られていく。
上に上がれば自分の自由な裁量が増えるから、結局仕事がやり易くなる、
なんて言うが、嘘だとつくづく思う。
昔の諺どおり「人を使うは使われる」の世界。
一段落ついて耳にする雑談が、件(くだん)の彼の発言。
「子供が行きつけの店に顔パスで入って、俺のツケで洋服を買うようになって、
支払いが云々」・・・ますますどんな親なんだとガックリ来る。


仕事の殆どはルーティン・ワークだが、会議が入り、
ひっきりなしに人が出入りし、あっという間に時間が経ち、
やりおおせた達成感どころか、押し流されるようにこなしている。
1対1対応なので、何人も押し寄せられると対応に苦慮。
苛立ちと眩暈の続く中、慌てて娘の音楽教室に。
ピックアップし、バースデーケーキを予約、
夕食は定番の「ためしてガッテン」を見ながら・・・と思いきや、
今日のテーマは当節、日本人6人に1人の罹患率帯状疱疹」について。
蘇る、1ヶ月もペインクリニックに入院する羽目になった苦い思い出。

帯状疱疹に克つ (健康ライブラリ-)

帯状疱疹に克つ (健康ライブラリ-)

ペインクリニックでいろいろな病気を治せます

ペインクリニックでいろいろな病気を治せます


といっても、あまり目新しいニュースはなし。
15年以上も前に一度掛かっている病気について、治療に進展は?
何ら新しい情報なしだとやっぱり物足りない。
水疱瘡のウィルスが帯状疱疹を引き起こすとのは知っていたが、
水疱瘡の予防接種が、同時に帯状疱疹の予防になるとは知らなかった。
冷静に考えてみれば、幼少時に掛からなければ神経節の中に
ウィルスが隠れ続けることは無いわけで、言われてみれば道理。


保育園育ちの娘には、それはもう「きっちり」と予防接種。
必須でなくても任意でもしっかりしておかないと、仕事も休めない。
とういよりも、水疱瘡おたふく風邪も任意の日本。
麻疹や風疹でさえもきちんと受けさせない親が多い日本。
その方が問題なんだけれど。
いや、娘が将来あんな痛い思いをすることがなければ、ほんとに幸い。
それにしても、水疱瘡のワクチンが大阪生まれとは知らなんだ。


硬膜外ブロックで下半身持続麻酔が必要だった、入院当初。
大部屋で付いたあだ名は「眠り姫」
姫なんて可愛いものじゃないが、よく寝ていた。眠っていた。
仕事、交通事故の後遺症、疲れ切って起きられなかった。
心身ともに疲労。ひたすら横になり続け、眠り続け、
体が起こせるようになると軽い鬱。いい加減退院させてくれと苛立ち、
ロキソニンで再び十二指腸潰瘍になり、抗不安剤併用で薬疹。


最悪の入院後、1年余りのすったもんだ。
それが、大学院を目指すきっかけになったから、
「人生万事塞翁が馬」といえばそうかもしれないが・・・。
どれをとっても、痛み関する思い出は苦い。
痛みの思い出は人生の鬱と連鎖して、心の中、行きつ戻りつ。


TVで高橋秀樹がしみじみ発言。帯状疱疹にかなり以前に罹った時、
塗り薬しか貰えずちっとも効かなかったと嘆く。うーむ、親近感。
私も最初皮膚科で貰ったゾビラックスなんぞ、何の役にも立たなかった。
山瀬まみちゃんが、20代で罹ったと聞いてびっくり。
若いのに、免疫力が落ちていたんだね。


保育士さんに免疫力が高いのは何故?
子供からエネルギーを貰うから? 若さでもエネルギーでもなく、
子供と接することで常にウィルスを貰うので、強い?
水疱瘡の子どもと接する機会が多いと、免疫力が高まり、
「ブースター効果(追加免疫効果)」というものが起こるのだとか。
ストレス対策には、そういう効果は無いのか?
認知の問題に関しては、無駄な学習効果ばかりが高くて、
ストレスを繰り返し経験して、予期不安が高まり、
余計な「ストレス回路」ばかりが増幅するのを防ぎたい。


ちなみに帯状疱疹の患者は30代が一番少ない。子育て世代だから。
でも、その30代で帯状疱疹にダウンした私。確かに独身、転勤2年目、
交通事故半年後、良くも悪くも教科書通りの免疫力低下。
幾重にも発病し易い状態だったのねぇ。
今更納得したくはないけれど、ストレスは体に出る。
今だって色んな所でに出ている。
20代の十二指腸潰瘍・胃潰瘍に始まり、様々な過敏症状。
アレルギー。あれもこれも・・・。

自己記入式安全カルテ [小児用]

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自己記入式安全カルテ [成人用]

自己記入式安全カルテ [成人用]

今日の「ためしてガッテン」ををはじめ、健康番組を沢山見ても、
自分自信の役にどれほど役立てられているか、恥ずかしくなる・・・。
娘に予防注射をする母親。それは必要最低限。
学んだこと、実践しなければならないこと。
どれだけ自分がストレス耐性を高めているか。
タフなかーちゃんで頑張れているか。娘に安心感を与えられているか。
知識を知恵が結びつかず、仕事に活かし切れていない自分にガックリ来る。


今夜も娘が紅茶を入れてくれる。
お代わりまで用意して、「先に寝るよ」と2階に上がっていく。
仕事は中途半端で、ソファで転寝が続く。
「朝になると、昨日の仕事はどうだった?」と聞かれる。
だんだん、娘に世話を焼かれている。
3日後、土曜日、娘は9歳。

紅茶事典

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紅茶の保健機能と文化

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