Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

長寿を夢見て

そんなに執着して長寿を夢見ているわけではない。
けれども、久しぶりにゆず湯であったまった夜。
心がほっこり、体もゆったりするものだ。
残念ながら今は雨が降っていて、それもかなりの土砂降りで、
星空が見えないのだけれど・・・。
人並みに元気に長生きしたいなあと思う。
遅くに恵まれた娘のためにも、傘となる親世代は元気でありたいと。


少々家人と冷戦期間を置いたが、我が家の恒例行事。
週末の映画と翌日の冬至は何処にも行かず何もせず、
家でのんびりと決め込んで過ごした。
外はインフルエンザの流行、無理して人ごみに行くことはない。
クリスマスのミサも行かず過ごすのは寂しいけれど、
今日は冬至のゆず湯だけがイベントな我が家。
徳島産ゆずを買ってきて、とーちゃんが風呂の準備をした。


親が生きてくれているだけで安心できる。
昔読んだスヌーピーの漫画でも、「安心」というものは、
親が運転している車の後部座席に座っている時だと。
家族でドライブ。親が運転している。
のんびりくつろいで後ろに座っている。
人生の行き先は自分が主導権を握っているのではなく、
親が握っている毎日。ある意味平穏無事な家庭の一日。


娘はどう思っているのかわからないけれど、
親子3人で何処にも行かずにボーっとしている1日があっても、
罰は当たらないだろうと思う。骨休みの一日。
それでも娘はピアノの練習、お勉強。
お料理のお手伝いにじゃが芋を剥き、お皿や箸を並べ、
お茶の時間にパウンドケーキを切り分け、紅茶を入れ、
せっせと動いてくれた。


狭い社宅の中で、のんびりゆったり時間が過ぎていく。
楽しい時ほど時間は早く過ぎる。のんびりしているだけなのに、
あっという間に時間が経ってしまう。
TVやラジオを付けっ放しにした訳でもないのに。
仕事がなければ、こんなに静かなのだろうかと思える昼と夜。
家事に追われなければ、食事の支度だけで終わる一日。
その締め括りは家族ゆず湯で。

冬至祭

冬至祭


畑に打ち捨てられたブロッコリの葉と茎を拾って来て、
休日の遅めの朝、恒例の野菜スープに加えた。
充分美味しい。茎が硬いかと心配したけれど大丈夫。
昼はパウンドケーキやマロングラッセでお茶。
夜は、冬至のかぼちゃシチューとご飯。林檎と柿。
質素でシンプルな一汁ご飯。金曜の忘年会のカロリー過多は、
これで解消できただろうか?


折りしも帰宅すれば、TVでは長寿遺伝子の話。
人間の10番目の遺伝子にある長寿を司るサーチュイン遺伝子を、
起動させるきっかけ、活性化させるのはカロリー制限だとか。
低カロリーが若さと長寿を保つ秘訣なのだそう。
糖分をゆっくり吸収することがいいと話す外国人の食卓は、
見た目にも美味しそうな料理ではなかったが、
日本人の通常の献立ならば充分低カロリー食は可能だろう。


日野原先生(97歳)の食事が紹介される。朝昼晩で1300カロリー。
低カロリー食を実践されているそう。
朝はジュースにオリーブ油スプーン1杯、昼は牛乳1杯にクッキー2枚、
晩はごく普通の夕食メニューだったが、炭水化物は少なめ。
たんぱく質はしっかり取る。
講演会では朝6時半から起きて仕事をして、2時半までって超過労。
めちゃめちゃ元気。まあ、お年寄りの睡眠時間は短いけれど。
(普段の私の睡眠時間だって、そんなもんだけれど)


長寿の秘訣は低カロリー。まあ、カロリー過多というよりも、
食べたいだけ食べて寝たいだけ寝ては、どう見ても不健康。
日本人の粗食というか、一汁一菜で充分なんだろう。
却って戦争中にひもじい思いをした世代は、
長寿スイッチが入っているのかもしれない。
栄養不足の世代だといわれているけれど、
実はちゃんと遺伝子に組み込まれた安全装置が働いていて、
長生きできている人も少なからずいるのかも。


うーん、今から節制してスイッチが入るかどうかはともかく、
柚子湯に入りながら、家人とDNRの話をしたのは・・・。
娘には内緒。大人の話。
元気でタフなまま長寿を全うできるとは限らないしね。
でも、長寿遺伝子が働いてくれる体だといいなあ。
今日の柚子湯が効いて。
あ、努力、個人的努力。意思の力で節制が先ね。

天然酵素 美肌温泉 柚子(ゆず) の湯

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あんかけ湯 柚子の香り

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