Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

事始めなれど

のんびりまったり寝正月を決め込んでいます。
普段朝から晩まで娘と過ごすことが少ないので、親子共々べったり。
何をするでもなく炬燵でボーっとしているのですが、
三食きっちり食べているので、絶対全員太っていると思います。
我ながら、しっかり食事を作っているのが怖い。
御節はお皿に取り分けるだけですが、
娘が普通のが食べたいよーと言うので、
シチュー風味だったり粕汁風味の味噌汁にしたり、
がっつりお肉を焼いてみたり、普段よりも豪勢に品数が増えて、
御節を食べているのだから、よく考えると恐ろしい。


でも、お汁粉ぜんざいきな粉もちのような、甘いものは無し。
別にメタボを恐れてダイエット、節制しているわけではありません。
娘は余り甘いものが好きではないのです。
それでも遺伝の法則に忠実に、ぽっちゃりしてきたような。
我が家は典型的なぐーたらなので、運動は苦手。
かろうじて水泳を習っている娘も、週に一度ですから。
スキーキャンプでプルークボーゲンが出来るようになったと
喜んでいるのも束の間、消費したカロリーは通り越して
しっかり食べているお正月だと思います。


そのせいでしょうか、体が重い。というか、だるいです。
一気に体重が増えたせいでしょうか。
というか、休みだったらこの本も読みたい、音楽も聴きたい、
DVDも見たい、買ったり借りたりした本が読めません。
うつらうつら眠って食べて、TVを見て・・・。
こんな非生産的な寝正月でいいのかと思いつつ、
普段ずっと一緒にいることの無い家族なので、
ベターっとしている状態。うーむ・・・。


そんな折、TVでふとある神社の光景が。
それを見て珍しく娘がポジティブに反応!

石川九楊の書道入門―石川メソッドで30日基本完全マスター

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北野天満宮で事始めの手習いの風景。
子どもを中心として一般の人も、老若男女筆を持って書初め
いつも見慣れた新年の光景なのですが、
3年生、学校でお習字が始まっている娘は、
「あれやってみたいなー」といじみくも、のたもうたのです。
それをかーちゃんとーちゃんが聞き逃す筈がありません。
モチベーションが上がっているなら、尚更。
それに書初めの宿題、お習字をさせるチャンス!


夜のTVではこれも恒例、「初めてのおつかい」が。
毎年見ているうちに、うちの娘は9歳になってしまいました。
親になった頃は、うちの娘もこの番組に出したい!
なんて思ったりしたものですが、月日が経つのは早いものです。
とーちゃん・かーちゃんの転勤、病気、入院、
その合間に娘は卒園、入学、ずんずん大きくなり、
おつかいどころの年齢は、とっくに過ぎてしまいました。


徳島を離れた時は3歳10ヶ月。埼玉を離れたのは6歳10ヶ月。
娘の子ども時代の1番いい時期が
親の単身赴任・別居結婚の行ったり来たり、
変化の只中で夢中になって子育てをして、
振り返れば、べったり過ごしていてもかさ高になってしまった娘。
くっつかれると嬉しいものの、でかいやら重たいやら。
それもそのはず、娘は体格もよくて140センチ足らず、
35キロ弱の育ち盛り。とっくにポニョではないのです。


学童に放り込んで育ててきたのはいいけれど、
塾や習い事に血道をあげるわけでもなく育ててきたので、
一人っ子のマイペース、急ぐということを知りません。
私のトレードマークの亀を真似しなくても、
いやこれは、やはり血なのか・・・。
昔と違って物が溢れる時代、私の少年少女文学全集よりも、
学童で貰ってきたり、図書館で借りてきた漫画に夢中。
これを読書体験と言っていいのかどうか。


というわけで、本当に書きに行きたい?
と訊くと「行く」というので、我が家としては異例の初詣第2弾。
明日、京都へ出向くことになりました。
かーちゃんとしては、何となく新年早々体調が今一つ。
少々不安がありますが、家人が車を出してくれるとのこと。
学生時代殆ど京都を探索することも無く終わり、
社会人になってしまった私は、信心云々、観光以前の問題。
美術館と博物館以外、京の町を殆ど知りません。


執着する場所や思い出を意識して振り捨てて生活してきた人間は、
子育てする段階になって、それも年老いた親になって、
体が動くうちにあちこち一緒につれて歩きたいなどという、
大それた望みを持ってしまって、自分が何も知らない、
どこも歩いたことが無いことを思い知らされる次第。
という訳で、明日の北野天満宮、実は楽しみ。
近くにある金閣寺仁和寺にも行く予定。
お天気がいいといいのですが。


仕事をしている時は緊張していて、
しんどいだるいと言いながらも、誤魔化してきているのに、
休みの間は緊張が取れて、体の芯の奥の方から、
忘れていただるさやしんどさが気化して立ち上ってくるかのような、
一皮向けて本性現したかとさえ思われるような、
そんな切ないだるさを感じます。
風邪を引いたり喉が痛くなったりするわけでもないのに、
やっぱり御神籤「凶」の影響が大きいのでしょうか。
後から引いた大吉に辿りつくにはまだまだのようです。


したいことやりたいこと、一杯あるのに、
家族専用のシェフの如く、ご飯を作り続けた、
その記憶だけが鮮明なこの休みの期間です。
これはこれで贅沢なことで、仕事が始まれば、
一緒に食事をすることなど叶わぬ家族です。
とーちゃん、ごめん。
娘よ、ごめん。
かーちゃんは、新年のエンジン、
かなり、ゆっくりめにかけていきたいと思います。
明日は、お出かけ。寒くなりませんように。

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