Festina Lente2

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1本入れ歯の自費復活

本日やっと歯が! 再び歯が復活。
(といっても、まだまだ治療中の歯があって、揃ってませんが)
右ばかりの片噛みになっていた不均衡が、少しでも解消してくれれば。
何しろ、2月から香りや匂いが不安定な上、噛む事も? 
少々不自由な生活から脱却の兆し。
1本の歯如きと思うかもしれませんが、左の上下同時に治療中って、
本当に噛むのが大変なんですから。


個人的に大ボケをかまして、生まれて初めての一本入れ歯を失くした私。
慣れてきてこのままで行こうかなと思ってきた矢先の出来事。
かなり凹みましたが、新しい歯が出来てようやく入れられる事に。
実は週の初めにできる予定が延びて、今日になっていた。
やっとちゃんと噛めるようになるかと思うと、わくわく。
しかし、問題が一つ。ついつい外してしまい、
人間ドックで食事のお盆に出してしまって、紛失。
過失で作り直した場合、これは作ってから半年以上経っていないと、
保険が利かない。つまりオール自費で義歯を作る事になる。


この1本のお値段。私の手取りのかなりを占めた。
生活費を持っていかれたといっても過言ではない。
大学病院の会計はカードも使えますが・・・、
会計のおねーさんが金額を読み間違えたくらい。
でもって、カード操作に慣れていなかったのか、
カードが受け付け拒否をしてフリーズ・・・。
思わず口座にお金が残っていないのかと焦った私。


再度カードを通したら、今度はOK。支払いは済んだよう。
それにしても、自らのうっかりが招いたとはいえ、痛い出費。
バーゲンには元々縁の無い私ですが、この2月は何も買わず、
それこそ服もアクセサリーも・・・、映画は家人持ち。
おまけに、先日は財布まで壊れ・・・。
非常連絡用のケータイ充電器まで失くし・・・。
若年性のアルツハイマーではあるまいなと不安になるくらい、
物を失くす事に慣れて、いや恐れている私。

歯はいのち!―気持ちよく噛めて身体が楽になる整体入門

歯はいのち!―気持ちよく噛めて身体が楽になる整体入門

 

新しい義歯は、保険が利かないということで、
補綴咬合科の主治医は、「前よりもいい物にしたから」とのこと。
何でも、引っ掛けるばねの部分をしっかりした金属にして、
前歯に掛かる部分を少しでも目立たないように、
銀色ではなく少し金を混ぜて色をつけてあるそう。
お高くなると、それなりに色々工夫ができるらしい。
そして、確かに・・・、噛んだ時の感覚が違う。


以前は噛んだ時、ばねがしなる感じで歯茎が不安定だったのに、
今度はそんな揺れる感じもなく、普通に噛める頻度が高くなった。
もちろん、むやみに硬いものは噛めないけれど、
(差し歯と違って着脱入れ歯の欠点は、噛み切るのが難しい)
以前とは格段の差で噛み心地が違う。これは大変なこと。
やっぱり保険で作る歯は限界があるのかしらん、
その材料や仕上がりに。そうしみじみ思わされた次第。


保険の製品が悪いと言うわけではない。でも、金属の強度、しなり、
口に入っている時のフィット感が明らかに違う。うーん、
この微妙な違い、何と表現すればいいのか。
インプラントでも1本入れ歯でも、患者本人としては、
手入れがし易くて、口内での納まりが良くて、発音も明瞭、
ある程度、楽に噛めるのであればお値段は安い方がいい。
でも、保険が聞くものは製品が今一つであるならば、自費?
と簡単に言ってしまえるほどお安い物ではないのが、ね。


どんなに気持ちがいいかというと、前の物は噛んでいる時、
咀嚼時の違和感が大きくて、どうしても外したくなってしまった。
だから、つい食事時に外してお盆の上にティッシュにくるんで載せて、
そのまま下げてしまい・・・紛失。
現在は、気をつけているせいもあるけれど、
何が何でも外して食べましょうという気持ちにはならない。
これって大きな違いです。


これから歯を入れる人、いつも入れている人、意見を聞きたいものだわ。
残念ながら、職場では話を聞かないし、みんなこういうことは隠していて、
おくびにも出さないからわからないけれど、
白髪染めや、ちょっとした御手入れはお金や手間隙かけていても、
内緒にするのがルールで、気付いても質問しないのが気遣いみたいな所があって、
本当になかなか話題にならない。


週末、仕事の量を減らしメンテナンスをしているものの、体調は今一つ。
春先は気詰まりな仕事が多くて神経が休まらない。
だからこそ、美味しいものを美味しく食べて、のんびりする時間を作らなくては。
というわけで、歯医者の帰り、イタリア料理店で久々にグラスワインを。
えーと、歯が入ったお祝いです。
何だかんだ理屈を付けつつ、御医者様には申し訳ないけれど、
食べ物に話題が行ってしまう私。
御財布は軽くなったけれど、お口の中は嬉しい。
やっぱり噛める実感は嬉しい。