Festina Lente2

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生活・教育方針の相違?

日曜とは名ばかりの忙しい日だった。
朝はのんびりTVで『ビジネス新伝説 ルソンの壺』を見ながら、
鞄の修理会社を営む『山澤工房』の会長、山澤信一の話を聞いた。
私にも修理して貰いたい鞄が幾つかあるのだが、何せお高い。
個別修理は個別注文だから、大量生産ではないとわかっていても、
新しい鞄を買えるほどの見積もり御値段なので、なかなか手が出ないでいる。
元値よりもはるかに高くつくし、愛着の度合いと御財布の中身天秤にかけて、
諦めているというのが現状。勿体無い精神はあるけれど、
修理するにも、それなりに安価でなければ辛い。


一番いいのは製造元が責任を取ってくれればいいのだが、
消耗品という名の元に、潰れたり壊れたりしないと販売に結びつかないので、
修理部品を一定期間しかキープしないのが当たり前。
それが商売だとわかっていても、直してもらえないのが現状。
金具のみ壊れたもの、擦り切れたもの、取っ手が壊れたもの、
愛着のある鞄たちを蘇らせたいのは山々だが、
幾つも修理すればするほど、新しいのをもう一つ買えば?
そんな状況なのが実情。


さて、鞄の修理どころか、単に部屋の模様替えで済まなくては
ならない筈の、娘に与えるはずの部屋の整理がとんと進まない。
呆れ果てた家人は、午後からピアノの進級試験の娘を連れて、
どこへやら? 雲隠れして帰って来ない。鉄砲玉か?
進級テストの結果はどうなったのよ?
苛々しながら、なおかつ部屋の整理は進まない。
昨日に引き続いて、捨てるもの残すもの、
どこに何をしまっていいのやら・・・?

どうしても片づけられないあなたへ 不要なモノを捨てて豊かに暮らすための簡単な方法

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片づけベタでもどんどん片づく収納テク399 (ベネッセ・ムック)

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帰宅した家人、何と娘を連れて2箇所も塾巡りをしていた。
学童が無くなってしまった分、塾に子どもを預けるのか?
全く塾の経験が無く、予備校の経験も無く、物凄く抵抗のある私。
反対に、塾や予備校の経験があって、
アルバイトで塾講師の経験もある家人。
教育方針に関してギャップがあるのはあったけれど、
まさかここまで・・・。


自己流になる前に、塾で友達を作りながら勉強した方がって、
それは確かに、学校の勉強は今一つなのは・・・。
いじめにも遭い、天上天下唯我独尊的マイペース生活、
自分の世界に閉じ籠もる程ではなくても、周囲はうるさく
昨年の学級が崩壊する一歩手前なのは否めないけれど。
今年の先生は新任で更に心配なのは、もっともだけれど。


娘曰く、「あのねー、授業してるとね、隣の先生や、
△△先生が2時間に1度は覗きに来るんだよ。」
・・・なるほど、新任の先生はそういう扱いを受けているわけだ。
みんなが見守っていてくれていると取るべきか、
監視・吟味されていると見るべきか、微妙。
まあ、新任で担任が当たり前の小学校だからね。
授業は・・・。最初から何もかも完璧なんてありえない。
若さで生徒を引きつけて頑張ってもらうしかない。
とーちゃん、私以上に娘の学校に危機感を抱いている。
昨年の授業参観もひどかったからなあ・・・。


とーちゃん、塾のアルバイトや家庭教師の経験だって、
教師の経験になるかもよ。それに、今だって、
一応チャレンジはやめちゃったけれど、通信教育。
これで、学童の代わりに勉強しているって事にならない?
読書力はあるけれど、作文力は無い娘。
作文さえも通信教育や、塾任せに・・・。
え? きちんと見てやらない見ていない私の責任って?


漫画を買ってくるから、漫画が家にあるから悪い。
漫画禁止令は以前にも言われているが、
漫画を読んで育った私には、漫画さえも読む余裕が無いような
そんな子育てなんて信じられない。
普通の読書も、漫画も何もかも読んで、なおかつTV番組も、
そんな贅沢は許されない?


親子一丸となって受験って、ママ仲間は言うけれど、
そんなに私学にやらないと駄目?
地元の公立中学校じゃ、もうまともな高校には進学できない?
予備校で一浪するのが当たり前の人生を歩ませたいのって、
そういうものの見方でみんな教育しているの?
親が子どものために生活を犠牲にしないと受験体制は取れないって?
うちの子は、まだ小学校4年生になったばかりなのに?


部屋の整理も出来ないが、教育方針も一致しないので、
どうにもこうにもギクシャクする。
経済的に見て、今まで習い事一切に関与しなかった家人。
面倒見てくれるわけですね?
受験産業に加担して、娘を教育するわけですね?
とにもかくにも、これでいいのか悪いのか。
今の世の中は、学力は親の経済力だといわれているので、
とーちゃん、扶養家族の娘のためにそういう形で一肌脱ぐのですね?


鉛筆の持ち方や筆順、ドリルや暗算、朗読や作文にこだわる私は、
受験教育からすれば、もっとも効率の悪い教育を施す親。
体験学習ではないけれど、土日は親子で過ごすものだと固執している、
世間の受験の波に乗れない古臭いタイプの親というわけですか?
自分の仕事優先で、子どもの将来を省みないって?
そういうわけですか?
おまけに、何でこの塾の小4の時間割の中に、「英語」って?


娘の聞いている基礎英語で十分でしょ。
通信教育も、塾も、今から英語の授業ってそれほど必要?
日本語、娘にとって母国語になる国語の授業をきちんとする方が先。
2年生の担任に「鉛筆の持ち方は小1の先生の指導なので、
2年生ではそんなことは注意しません」と言われたのが、
いまだにショックなかーちゃん。
幾つになっても小学校時代は気をつけるように指導するのが当たり前。
折に触れて何度でも同じ事を言うのが当たり前じゃないの?


前の先生の責任だから、今私は注意しませんって、
小学校の先生がそういう事を平気で言っていていいのか?
マイナーな懇談の思い出が蘇る。
そして、塾の先生はどういうのだろう?
どんなふうに言われるのだろう? もし私が説明を聞きに行けば?
とーちゃんは何を言われてきたというのだろう?


という訳で、かーちゃんは二人の午後にも愕然としたが、
二人は、まだ部屋が片付かないことに愕然としたらしい。
ええ、見解の相違、行動パターンの違い、教育方針の違い。
予定は未定であって決定ではない、すみませんね。
疲れの募ってきたかーちゃんは殺伐としている。
何しろ、冬布団を乾してしまい合服を出し、
洗濯機を3度も回して干し物しながら、合間に3度の食事を作り、
片付けものをしているのだ。


ああ、桜も散ってしまっただろう。この暑さだ。
温かさを通り過ぎたせいか、疲れも倍に感じる。
日曜日、見たいTVで一服する時間も無く倒れこんで、
いつの間にか翌日の朝を迎える、そんな休日。

子どもの「底力」が育つ塾選び (平凡社新書)

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