娘は社会見学、母は出張

娘は元気に社会見学。下水処理場とごみ処理場。
花見の季節に柴島浄水場と水道記念館を２年連続で訪れているから、
多少頭に残っただろう、下水上処理場の内容は。
見せて貰った記録の抜粋を少し披露。
原文のままなので、文字の間違いや平仮名のままはご容赦下さい。

「下水道があるから、雨水が雨水かんに行って川や海へもどる。
　びせい物の太ったやつのあつまりを、かっせいおでいという。
　４千年前のインドで最古の下水道。日本で最古の下水道は、
　やよいじだいの２２００年前。４００年前にわ、大公下水という
　りっぱな下水がある。下水道かんは家とつながっているから、
　その中にケーブルなどを入れて活用する。おでいからはガスを抜き、
　はつでんにつかったり、ガスをぬいたおでいはれんがにしたりする。
　下水道ポンプ（大）下水道ポンプ。おでいはうえきばちにもつかえる。
　エアレーションタンク１ｃｃにつき１万びきのバクテリア。
　きたない水をきれいにするまで１６時間。

　
　水がさいしょちんでんちでみたときは黒かったけれど、
　さいしゅうちんでんちでみたら、とうめいだった。
　ちょっとびっくり。」

だそう。（後日メモを見せてもらってわかった）この日、詳しく話を聞けなかったのは、私も出張だったから。
かーちゃんは、適当にお弁当を作り、書類の山と格闘したあと、
遅刻して出かけていった。でもって・・・。

見学!見学!また見学!~大人が社会科見学~

首都圏 子どもと楽しむ社会科見学おもしろガイド

久しぶりに出張。提出する書類に追われて遅れてしまった。
おまけに道に迷うこと約15分。地図を見る限り、場所はあっているのに、
･･･気乗りのしない出張では、よくある。乗り間違え、乗り過ごし。
無意識に遠ざかっている感じがあるのは否定できない。
少々この分野に嫌気がさしている今、脳のあからさまな拒否。
幼過ぎるほどの原始的な反応に、我ながら呆れる。

おまけに講演というか講義の内容は、広い目で見ればまことに重大、
常識・良識以上に我々としては一応知っておかなくてはならないのだが、
興味が無い以前に、やはり聞き辛いものなので、
眠いの何のって･･･すみません。ほんと部外者にはちょっと。
情報交換の方は実りのあるものだったのが救い。
現場に直結ならともかく、過去の歴史や理論を学ぶっていう
一見知的、本当に苦痛なこの時間。理屈より聞き辛さが先行。

ある意味、訳のわからないお勉強の内容を寝ずにサボらずに聞く、
聞いている姿勢だけでも出来ている人って偉い。
大事だってことは分かっていても、それ以上は耳が拒否。
情けなや・・・。仕事の労力ってそればかりに割いている訳でなし、
私自身、その事ばかりにかまけられる訳もなし。
誰だって割ける労力に限りがあるのはわかっている。
ああ、娘の社会見学に比べて、何と後ろ向きなかーちゃんの出張。

三々五々に散っていく人々の後姿を眺めながら、更に街中に。
まだ日も長い5月の夕暮れ、空は明るく空気は軽い。
薫風というには程遠いかもしれないビジネス街のビル風も、
心なしか季節柄爽やかに感じる夕暮れ。
相変わらず昼食がとれず、服薬用に地下鉄でお握りを頬張り、
流し込み、駆け付けて、少々疲労気味。
夕食はゆっくり取りたい。

仕事を切り上げた家人と待ち合わせて、いつものイタリア料理店。
グラスワインにパスタ。ピザにパテ。馴染みの店に昔の音楽。
ふた月早い家人への誕生日のプレゼントは、
サイモンとガーファンクルのコンサートチケット。
私達はこういう世代なの。最近コンサートに行っていない。
たまにはこういう楽しみを先の予定に入れておかなくてはね。
さあ、急いで帰ろう。いつもよりは１時間半ぐらい遅れるか。
とーちゃんと二人で帰って、娘を喜ばせよう。
週末は、楽しみにしていた映画だよ。
どうせインフルエンザ騒ぎで大阪北部へ出かけることは叶わない。
家でのんびりしよう。

かーちゃんはお持ち帰り仕事をするために、
鼻先に人参をぶら下げている。
先に人参を食べてしまおう。この週末。

聖金曜日の奇蹟 ~ アバド/ワーグナー・アルバム

13日の金曜日~ライヴ・アット・ロイヤル・アルバート・ホール