六甲山フィールドアスレチック

六甲山カンツリーハウスの広々とした芝生は気持ちがよかった。
というか、少々肌寒いくらいだった。さすが山の上。
朝方は一面霧に覆われていたと、売店の方。
山を舐めてはいかんと言ったにも拘らず、上着なしの家人と娘。
バドミントンしているから寒くないよーというものの、
風でシャトルが流されているのを拾いに行って暑いだけでは・・・。
それでも空気は冷たく澄み切って美味しく、
新型インフルエンザの影響で人手が少ないと思いきや、
結構老若男女、お昼ご飯を携え、子供連れもカップルも多い。
犬を連れた人が多かったのは、ドッグランが本日までだったため。
お陰で様々な種類の犬を見ることができた。

スイスフェアというのは名ばかりで、スイスのお菓子を少々売っている程度。
それでも、気持ちよく遊べて気分はすっきり。
今更子どもっぽい遊具には見向きもしない娘も、ゴーカートは乗りたかったよう。
冬場はスキー場になる斜面の上のレストランでランチ。
さて、パターゴルフには未練はあるものの、もはや14時前。
急いで本命の六甲山フィールドアスレチックまで移動。
とはいえ、体力に全く自信の無い私にはプレッシャー。

お天気の関係で少々ぬかるんでいるかと危ぶんだが、そうでもない。
低学年（チャレンジ）コースと高学年以上大人向け（チャンピオン）コース二つ。
娘は4年生のプライドもあって、元気にチャンピオンコースのスコアカードを手に。
私と家人も付いていかざるを得ない。はてさて、40箇所ものコース、
制覇できるのか？　怪我もせず大丈夫か？　何年ぶり？
フィールドアスレチックなんぞに挑戦するのは・・・？
場内MAPはこちら→http://www.rokkosan.com/athletic/map/index.html

六甲山を歩こう!

手作り立体地図六甲山

いかが？　面白いネーミングでしょう。ポイントカードを見ながら、
どんな課題をこなすのか想像して笑ってしまう。
「うなだれぶらさがり」「人に八つ当たり」そんなスポーツって？
「大木ゆすり」「樹上ながめ」なんかはわかりやすいけれど。
いずれにせよ、百聞は一見に如かず。
レッツゴー。

・・・最初の課題、エコロジカルランニング。どうってことは無い。
しかし、ポイントをもらうためにはコースを３周とある。
３周・・・これがきつい。１周ならともかく、単純なバランスを取る
だけの丸太のコースも・・・。かーちゃん1周のみで、0点。
各コースはクリア2点、半分とか、途中で落ちたは1点、後は0点。
点数にこだわるだけではないが、目の前に何かがあると、
できるだけやらなくてはと思ってしまうのは、性格か？

娘のような速さでこなすことはできない。おまけに、
はっきり言ってそれほどスポーツ万能ではない娘の速さに追いつけない。
はなから、体力と年齢は引け目であったのだが・・・。
ぜーぜーはーはー汗をかきながらも、意外と楽しい。
というか、早さなんぞ気にせずクリアすることだけを考えていれば、
「結構こなせるものだ」ということがわかった。

ロープの編んである網目が、子どものころは足がはまりそうで怖くて、
揺れるのも嫌いだったけれど、今はどうということは無い。
どの辺に足を乗せれば揺れないか、どの辺りを掴めばいいか、
冷静に計算して、できるだけ省エネで動いている自分がいる。
これは新発見！　ドンくさいなりに手抜きのコツを覚えたのか。
年を取るとはこういうことか・・・。
思ったより体力を消耗せず、何とか40の課題をやり終えた。
途中で落ちてしまいそうなもの一つと、子供用なので頭がつかえるもの一つ、
二つは棄権で遣り残してしまったが。

できるじゃん、やればやれるじゃん。私は大満足。
標準1時間半のコースを２時間弱でクリアしたことに大満足。
娘はもう１周してきたいなどと恐ろしいことを言うのでとめた。
そこまでは付き合っておれんわい。
それよりもコース途中で大転倒の家人。
受身で転がったから大丈夫というものの、傍から見た目には大怪我？！
一瞬どきりとした。年寄りの冷や水と言われてもおかしくないからね。
何しろチャレンジしている年齢層の中で、私たちが最も高い。
大学生らしきグループ、小学生中学生、ドイツ人の家族、
どなたもこなたもみんなお若い。
私と家人、この時間帯の最高年齢だと思う。

植物園やオルゴールの館は次の楽しみに。
途中展望台で広々とした神戸の景色を眼下に納め、まっすく帰宅。
家人は2時間の昼寝に突入。運転手兼遊び相手お疲れ様。
私はご飯の用意に洗濯、後片付け。
ばてばてで体が動かないかと思ったけれど、
いい汗をかいた後は爽やかに体が動いて、意外や意外。
気分が若返った感じ。

問題の筋肉痛ですが・・・。当日は出ませんでした。
翌日も・・・出ませんでした。
その翌日も・・・。
万歳！　まだまだ若い？

神戸・六甲山のチョウと食草ハンドブック

六甲山の野鳥―バードウォッチングガイド