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子宮頸がん予防ワクチン承認へ

女の子のお母さんでよかったなと思うのは、
ある程度まで娘の事がわかるなあという思いを抱きながら、
子育てでできること。男きょうだいはいない私。
女の子なら手探り育児ではなくて、自分自身をなぞりながら考えることも可能。
これって意外とつまずきにもなるけれど、自信にもなる。


男の子のお母さんだったら、男の子の事がわからない。
根本的にわからない。全く手探りで頑張らなくては。
やればできるのかもしれないけれど、難しいだろうな。
女の子の体や心、そういうものを類推するのは何とか。
自分が通り過ぎてきたことは、ある程度まではわかる。
いくら個人差があるといえども、同性だからわかりやすいこともある。
そして、心配なことや気になることも。


自分が子供の時思いも寄らなかったこと。
子ども時代と同じように危ういこと、大変なこと。
大阪では、とある女の子が行方不明のまま。
いまだにあちらこちらにポスターが貼られているが、手がかかりなし。
それどころか、親心を逆手に取って詐欺を仕掛ける者さえ。
嘆かわしいこと限りない。


男女平等といえど、体力的な力の差、偏見、暴言、いわれなき暴力。
そして、身体的な差異に基づく様々な問題も。
昔は心配せずに済んだことも、今では心配。
例えば病気、怪我、事故。昔よりも安全とは限らない、今の世の中。
そして、目にした今日の記事。
厚生労働省薬事・食品衛生審議会部会で、子宮頸がんを予防するワクチン、
サーバリックス」承認了承の記事。10月に正式承認の見通し。
国内で子宮頸がんワクチンが承認されるのは初めてのことだ。

子宮・卵巣がんと告げられたとき (岩波アクティブ新書 (94))

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健康バスケットの女性応援セットB

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どうしてこの記事に興味を持っているかというと、
今年何時だったか見たTV番組「ER13」で、12歳の女の子が、
HPVの予防ワクチンを打つのに保護者のサインが要る云々の下り。
? 保護者のサイン、日本には無いワクチン、予防注射。
そう、でも性交渉が始まる前の年齢に打たないと意味無い。
うん、さすがアメリカ、プラグマティズムの国。
性交渉で感染するヒトパピローマウィルス、予防が肝心。
何と9歳からこのワクチン、使っている様子。


年間7000人発症、約2500人が死亡している子宮頸がん。
20代から30代の若い女性に増えつつあるこの病気、
他人事では済まされない。
我が家の裏、お隣のお姉さんはこの病気で亡くなっている。
全くもって他人事ではない。
自分自身が大人になる時こういうことを、考えたことはなかった。
せいぜい知識としての、避妊の仕方がいいところ。


子どもが生まれる前から、食生活に気をつけた。
不必要な薬は飲まない、(私はサリドマイドが問題になった世代)
体に悪いジャンクフードは食べない。
(まだ葉酸の必要性も、今ほど叫ばれていなかった)
娘が生まれてからも、予防注射には気を付けた。
何しろ保育園に入れるためには、しっかり予防注射。
はしかや水疱瘡おたふく風邪、百日咳、破傷風
怖い病気は沢山ある。防げるものなら、防ぐに如くはない。


私が子どもの頃、HIVやAIDSはまだ無かった。
しかし、女の子のお母さんでなくても、
子供を持つ母親ならば性教育を含めて、避けて通れない問題。
きちんと自分と相手を守るためにも、必要な知識。
話し合うべき話題。コニュミケーション能力の育成と、
性教育はこれからの時代、無視できない。


新型インフルエンザばかりが問題なのではない。
気になるニュースが沢山ある。
でも、今日は女の子のお母さんだから、気になるニュース。
気になる話題。
ちなみにこのサーバリックス承認で、子宮ガンの原因の7割を占める、
2種類のHPVの感染予防が期待されるそう。


娘は今月の27日には10歳になる。
長月は今日から始まったばかり。

子宮頸がんはみんなで予防できる

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