Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

今日は様子見

本日のグーグルは孔子。ちょっと論語でも紐解いてみましょうか。
朋遠方より来たる有り、そんな生活だったらいいなあ・・・。


哀しいかな、職業人の常で突発で休むということができない。
予定を入れて休む、休憩を取る、差し替えをする、
そういうやりくりに慣れてきているので、
しんどかろうと苦しかろうと仕事に出向く。
また哀しいかな、少々しんどくてもこなしてしまう。
終わったあとで、疲労困憊、脱力、虚脱感。
そういうことが珍しくない毎日の繰り返し。


胸が痛い・・・。この薬効いているんだか、いないんだか。
朝夕2錠ずつのクラリス、毎食後のムコソルバンダーゼン
そう思いながら土・日・月・火。明日には薬が切れる。
今日のうちにホームドクターの所へ、それとも。
そんな逡巡をしながら仕事をこなしていれば、
どんどん雑事が紛れ込んできて、予定が終わらない。
ああ、今日は駄目だ残業はできない。
娘のプールにお迎えに行かなければ・・・。


そんなこんなでバタバタ終業、車を走らせればどういうわけか、
悉く信号に引っかかるこの日、この夕暮れ。
急いでいる時に限ってこういうことになる。やれやれ。
夕食とその後のことを思うと、通院どころではないな。
明日の予定をどうにかこうにか、夕方に時間を作って・・・。
薬が効いているのかいないのか、胸の痛みは一向に治まらない。


無論そんなに簡単に直らないから、「風邪は万病の元」。
疲れがなかなか取れないし、安眠できないから、
いや逆か、どっちが鶏でどっちが卵だ?
安眠できないから、疲れが取れないので、抵抗力も落ちて、
風邪も引きやすくなる・・・。
この夏の不調、無理やり入れた予定でこなしたスケジュール、
一見何でも無く外出し、日常生活をこなしているように見えて、
実はいっそう無理が祟っているのかも。

リラックマお誕生日マグカップ 9月

リラックマお誕生日マグカップ 9月



カウチポテトでは無いけれど、長いすに寝そべってのんびり、
静かな音楽でも聴いて、読書三昧。
そんな生活に憧れる。実際はすぐ飽きるのかもしれないけれど。
(老眼鏡など掛けずに、好きなだけ景色も眺められて、
 すらすら本も読めるという健康で便利な目が欲しい。)
家にいると三度の食事と片付けの実に追われているような気がする。
外食をすると美味しくても量は食べられない。
それに滅多に美味しいと思えることが減ってきた。
体調のせいなのか、歯が悪くなったからか、口が肥えたからか。


月曜は、週末の予定が跡形も消え去り「予定」「ノルマ」がのしかかる。
月曜は、やらなければならないことを、いやいや会議の用意を、
さくさくこなせなくて残った仕事を割り振る、
顔合わせと称して、腹の探り合いでは無いのかと疑心暗鬼?
誰に似たのか、底抜けに忘れ物ポカミスする娘の時間割持ち物点検、
何事も無く過ぎていきますようにと祈りつつも、
何事もせず寝て暮らせないかと夢想する週明け。


あれこれと段取りをつけながらも、結局はできないことが
青焼きの図面、薄青い設計図、ひそやかな不安、もはやもう確信、
それに近い諦め、計画の変更余儀なくされる、後から押し込まれる変更。
そういうもので揉みくちゃにされていく、そんな毎日。
予定は未定であって決定ではない。それにしても、
嫌だ嫌だという無意識が招きよせている交通渋滞ではないか、
私の仕事の予定の重なり合いせめぎ合い、滞りは・・・。
そう煩悶せざるを得ない。


結局は今日は内科ホームドクターへ、通院は無理。
それよりも帰ってできる家事から片付けよう。
2軒の家を行ったり来たりする生活でなければ、
もっと落ち着いた家庭生活、もっと行き届いた子供への躾、
もっと思いやりのある老親への世話、
もっときちんとした自己管理が可能なのか?
「・・・であれば、・・・でなければ、・・・。」


考えても無駄な仮定法の世界に嵌って、嵌り込んで、
「後悔先に立たず」の連続技がひたすら続く、
ウルトラCを樹立しながら、メビウスの輪
頑張っても頑張ってもスタート地点に戻っているだけのような、
単に位相が少しずれただけで、根本的な解決には何ら至らない、
そんな毎日を積み重ねている日々に、
娘の誕生日だけが、「変化」の明るい側面として輝く昨日。


ドップラー現象にも似て、輝かしい出来事はあっという間に通り過ぎ、
近付いてくる時よりも遠ざかるときの方が速く感じるという、
その通り、楽しい出来事は疾く過ぎ行き、跡形も無い。
次のイベントを指折り数えなくてはならない。
次の一里塚を無理やり立てなければならない。
仕事で見出すのが難しければ、家の中で。
家の中で達成しにくければ、仕事の中で。
その両輪がしっくり回ってこそ、行ったり来たりの日々がつつがなく回る。


なのに、どちらの家でもどちらの世界でもナメクジが這うが如く、
のたりくたり、のったりくたり、ヌラヌラ、ヌメヌメ、
残像が、残留思念が、遣り残したことへの執着が、後悔が、
まとわり付いて離れない、そんな気がする月曜日。
痰は相変わらず絡まっている。咳も出ない。
熱も無い。だるいまま。月曜日。
9月最後の週が始まる。