再び歯科へ

午後、急患扱いで見て貰った奥歯の仮歯。
男性の先生は、「ああ、この形は仮歯を入れてもすぐ取れる。
噛むのに不安定だし、穴が深くて物が詰まりやすいから、
別の素材で蓋をするので、仮歯無しで次の予約まで、
ご飯が食べ易いようにしておくからね」

それって、じゃあ、前回仮歯を作ったのは何故？
何のための仮歯？　別の素材で埋めておくって？
すぐ取れる形、取れやすい形で仮歯を入れるのは何のため？
よくわからない･･･。たずねる気力も失せて･･・、
長時間かけて仮歯を作った一昨日に反して、
一重仮蓋を嵌めて貰って急患としての治療は終わり。
普通にご飯が何とか噛めるように。

その先生も、しない治療が終わっているなら大丈夫。
余り長期間ほうっておくとまずいけれど、今は大丈夫。
そういうので、薬の味がするのは本当に大丈夫なのか、
不安なまま･･･。確かに仮蓋を詰めてしまえば、
口腔内に広がる苦い感じの味はしない。
それならそれで安心すればいいのだろうけれど･･･。
とにかく、一日おきに市内までの通院は堪えた。
気力も体力も消耗。

口からはじめる不老の科学

元気がでる魔法の口ぐせ (PHP文庫)

どうやら今週はメンテナンス週らしい。
疲れているのは、昨日整形外科にも行ったから。
歯科の通院の谷間、実は左人差し指捻挫。
11日、娘を拾って21時過ぎの帰宅の際、
よほど疲れていたのか、自分で車のハンドルに左手を引っ掛け、
あろうことか、外向きに指を反った形で引っ張ったので、
！？　一瞬骨が折れたかと思った。

シップで冷やしてそれほど腫れて来ないものの、
痛みで指は曲がらない。でも、生活していると、
どうしても無意識のうちに遣ってしまうので、
シップをテープで固定。柔らかめの固定だがかなり痛みは引く。
それでも、どこが一番痛いのか、第一関節？　二？　付け根？
余り痛くて、どこを押さえてもずきずきする。
娘が自主練習中抜けて、駅前で診て貰った。

３方向からレントゲンを取った。
結果、骨折はしていない。良かった･･･。
「おうちに湿布はありますか？」「はい、あります。」
「じゃ、しばらく様子見て。希望するなら固定するけれど」
「え？　固定が必要ですか？」「したいならね」
（そういう言われ方をされると、ものすごく困る）
「じゃあ、しばらく様子を見ますが、どれくらいすると
　痛みはましになって使えるようになって来るでしょうか」
「２週間か３週間そこらじゃない」

「あのう、これは捻挫ですか？」「捻挫だよ」
それならそれで、そう言ってくれてもいいと思うけれど。
自分でして行った湿布をはがされて、診察して貰ったけれど、
帰りは家に湿布があると言ったら、御薬は出ないし、
湿布も巻いてくれない。余計な費用を掛けない様にかもしれないけれど、
何だかむちゃくちゃそっけない診察だった。
（混んでいて後がつかえていたわけでも何でも無いのに･･･）

湿布で固定してきた指が寒風にさらされスースーするような。
それに、何も無くなってぶらぶらするので、
ちょっとした拍子に指が曲がって痛い。
痛みがぶり返してきた感じで、不安が募り、
時間が経つにつれ、無碍にないがしろにされた気持ちが･･･。
昨日は、そんな日でもあった。

これくらいですんで良かったと思うべきなのか。
老父の退院から1週間。のんびりできるかと思いきや、
私と娘の日常は小さな小波を被って、ちょいとばかり揺れている。
痛みも何も無く、しっかりご飯を美味しく食べられる生活。
これが基本だとしみじみ。今週は、何だか振り回された。
何の不徳の致す所か･･･。秋は一気に深まっているのに、
その美しさが目に入らぬまま、週末。

イッサーリス・チェロ・ワールド

スクリャービン:プロメテウス、 ピアノ協奏曲