Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

すぐ取れる仮歯、連日自主錬

昨日今日は、とても御疲れ。
何しろ、私は市内まで歯医者、
娘は二日連続音楽教室ピアノの練習。
左右上下、上の前歯のブリッジと噛み合わせを調整しながら
ほぼ同時に入れるらしいので、心待ちにしているが、
歯内治療科の治療は根気と時間の要るものだし、
その間、予定外の歯は歯切で割れて抜歯になり一本入れ歯、
右の下は結局仮歯のまま、そのまま使っていてもいいよって、
それもこれも1本の歯の余りにも高い治療費、御値段のせい。


でも、歯科治療も街中と「ここ」では確かに違うなあと感じて、
少々無理して通院しているけれど、交通費は馬鹿にならない。
ロスする時間だって物凄い。
それでも根管治療時、ラバーを掛けてくれる(保険点数はゼロらしい)
町医者に出会ったことはないし、(当たりが悪いだけ?)
レントゲンで確認しながら詰めてくれる医師にも、余り・・・。
何だか一長一短で過ごしてきた2年余り。


私にとっては通院で街中に出てくることが、
都会の田舎、田舎の都会で過ごす鬱屈解消に繋がっていたから
まだしも、時間と経済効率にこだわると哀しいものがある。
昨日今日はさすがの私も憂鬱な治療経過。
まず、やっと根管治療の終わった奥歯に仮歯を入れるというので、
わくわく・・・。あれ? 被せるって言っていなかったっけ?
「仮歯を作ってから次に型を取ります。」と言われて、
そういう手順なんだと思っていた。


根管治療が終わって1ヶ月近く。1時間半後治療が終わった。
(こんなに長時間掛けてくれることは、ありがたいのだけれど)
せっかく2重に蓋をされた根管治療後の歯が、
壊れるんじゃないかと思うくらい、仮歯作りは・・・少し痛くて疲れた。
鼻炎気味なのか、口を開け続けているのが辛い。
どうしても上手く呼吸がし辛く、困った。


ようやく終わったあと、昼食抜きの私は尋ねた。
「何時間ぐらいしたら食べてもいいですか?」
「もうセメントは固まっているはずですから、大丈夫ですよ。」
その言葉を信じて、会計を終え、15時過ぎ。
「接着は乾いていますから、このあと物を食べても大丈夫」の
言葉を信じて、遅めのランチ、食事のできる場所をどうにか探して、
腰を下ろし、硬いものは駄目だからと頼んだ、
暖かいハンバーグの最初の一口二口を口に含み、しばらく咀嚼。


ガリッ!? もう仮歯は取れていた。信じられない。
治療後1時間で仮歯が取れた。OH、NO! 嘘でしょ。
そして口の中に広がる苦い薬の味。あぅぅ・・・。
何のためにさっき確かめたのよ?
すぐさま連絡、補綴科の主治医はもう帰っていない。
取って返して16時半前。別の医師が詰めてくれる。


「この形は取れやすいですからね。仮歯なので強く接着できないし、
取れやすいセメントしか使えないんですよ。」
ならば、どうして仮歯を作ったのかと尋ねたくなる。情け無い。
今日の午後の半日は何だったんだ。
再度確認。もしも、またこの取れやすい仮歯が取れてしまって、
根管治療の歯の奥に、黴菌が入ることはありませんか?


「根管治療はもう終わっているんですね。それなら大丈夫です。」
(本当にそうだろうか。不安で不安でならない。)
「この形は取れやすいから、気を付けて下さいね。
 硬いものは噛まないように。ガムや飴も控えて」
(・・・わかっていますって。でも、奥歯なんです。)
噛み噛みする歯なんですってば・・・。
「余り強い接着剤を使うと、次の治療時に仮歯が外せないので、
 弱めのボンドしか使えません。さっきのもかなり弱めなので、
 注意してくださいね」
(・・・わかってますって、今までもずっと注意してきたんです。)


先生、また取れたら? 「近所の歯医者さんに言えば、
接着してもらえるから大丈夫ですよ」
(・・・何度となくその過程を繰り返して、今何本目の治療?)
先生、口の中に御薬の味が広がるんですけれど、
取れたら根管治療で塞いだ所に食べ物のかすが詰まって、
悪いことになったりしませんか?
「大丈夫です、きちんと塞がっていますから」
(しつこい患者だと思われただろうな)


半日を歯科で過ごして結構疲れ、娘の音楽教室は発表会前で
お母さん方も殺気立っており、メンバーがインフルエンザで休み、
明日も自主錬ということになり、解散は21時を回った。
娘は18時から合同練習、そして何だかんだと打ち合わせと練習で21時。
娘も私も疲労困憊。簡単に作って食べよう・・・。
気を取り直して夕食に臨み、御茶碗を手に取り、ご飯を噛み噛み。
その途端、あっという間に仮歯は取れた。
・・・言うに言われぬ疲れが襲う。

虫歯はクスリで治る!―最新歯科治療3Mix-MP法

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金属アレルギーと歯科治療

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翌日、職場より電話。朝一でないと昨日の先生はいない。
主治医は週に1・2度しか病院には来ない。
とにかく「不安の方が先に立つならこちらに来なさい」とのこと。
不安だよ、そんなの。仮歯が外れた後、歯内治療科で塞いで貰った
仮蓋は取れている。根幹治療終了で詰め終わっていると言われても、
口腔内に薬の味が広がっていれば、不安にならざるを得ない。
それに、しょっちゅう薬の味がするんだよ。
飲食がどんなものか・・・。


それとも神様は、食べるのを控えて痩せろという意味合いで、
歯をこんな風に? おお、ひがんでしまうくらい、うんざり。
昨日半日空けているせいで、今日は何としても仕事をせねば。
明日都合をつけるためにも、どうにかこうにか。
それに、今日も娘は合同練習がある。
賞狙いの発表会前で、先生も必死なのかもしれないけれど、
何だかなあ・・・。そういう練習経験のないかーちゃんは、疲れる。


定時にお迎えに行き、自主錬が入り、結局帰宅は娘共々21時。
仕事の後、これはきつい。娘にとってもいつ宿題するのか。
楽しみにしていたNHKのドラマを見ること叶わず、娘もしょんぼり。
何事にも犠牲は付き物、ましてや習い事・精進のためには。
されど、賞狙いやアンサンブルに血道をあげているわけでもなく、
家に電子オルガンはなく、ピアノで練習しているので・・・。
(みんなコンサート仕様の楽器を持っているはずも無く)


学校の勉強にしても高校時代の模擬テストの経験ぐらいしかない。
音楽会など経験した事の無い自分にとって、
娘の経験量は自分の時代と余りにも異なり、ため息が出る。
4年から塾に通い、練習時間もないままにコンクールに出るおうち、
間が悪いことに、インフルエンザに罹ってしまい、自主錬は・・・。
なかなか悲壮な展開。親子で、グループで、個人で、
それぞれに疲れる連日の夜。


精神衛生上も、体力的にも、疲労
私はステージママではないので、ますます疲労
ステージに一番前向きになれないのは、娘ではなくて私。
根性と気合のクラブ活動の経験も無いので、すぐばてる。
娘よ、君は泣きべそをかきながらも、よくも成長しているなあ。
かーちゃんは既に君に引きずられている気分だ。
いやもう、体力勝負だ。精神力よりも、まず体力。
インフルエンザに罹らず、休まず学校に行き、
気が進まないまでも、発表会に参加することに意義がある生活。
君の強さにかーちゃんの方が脱帽。


うまく食べられない不安と連日の練習。
プラス、仕事。その揺れの中でぜーはー。
頑張りが利かないのは、噛み締められない歯のせい?
いえいえ、体重はあれど体力は無い、
精神的にもばてている、根性無しのかーちゃんのせい。
ふぅ・・・。

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