Festina Lente2

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根管治療は失敗か? 

不安に苛まれている。
後から不安や疑問が募ってくる。
最初、主治医から説明を受けたときには、後述のような質問は、
なかなかできるものではなく、事実説明を受けて、
次の予約を促されて帰宅を余儀なくされた。
診察の予約時間を過ぎて、治療用にキープされた部屋は次の患者のもの。
私は、通常より簡単な措置だけ受けて、次の予約を取ってその場を離れた。
事態がだんだん心の中を蝕んで、不安だらけにしていくのに、
2,3日の時間が必要だった。


多分何が起こったか、良いほうに解釈したかったのか。
主治医との信頼関係が崩れていった、そのショックだったのか。
自分の歯がどうなるかわからない、安心して治療を受けていたと思っていたら、
そうではなく、治療のために歯の寿命がちじまったのだと
そう思わざるを得ない状態になったことに気づくまでに、
時間が歪んだような気がして、わけがわからなかった。
そう、この日・・・。


主治医から説明を受けたものの、いったい何がどうしてそうなったのか、
さっぱりも。前回何も言われずに、レントゲンを撮って終わった。
予約診療の2週間後に来てみれば、延々とレントゲン写真を見せられて説明が入る。
根管治療用の針が折れて、歯の中に入ったまま取れない状態。
それはいつわかったの? その時点でわかったはずじゃないの?
前回レントゲンを採った時点で気が付いたはずじゃないの?


4ミリもの長さ、肉眼でも確認できる。レントゲンで確認しなくても、
針が折れた時点では何も言われていないことになる。これはどうして?
どうして2週間後の今日、説明が入るわけ?
そして、説明だけで消毒して終わりますって、いったいこれから?
取れるように努力って? 取れなかったらどうなるわけ?
針が入ったままの歯の予後は? 異物が入ったままの歯の予後は?


痛みが出てくれば、再度根管治療は難しいので抜く?
それしか方法がないなんて、自分の歯を失うことになるのに、
あっさり抜かなければならなくなると思いますなんて言わないでよ、
抜かないでいいように、長持ちするように治療に来ているんだよ。
前歯なの、外からも見える、ブリッジの土台。
歯が持つかどうか、本人の健康状態、免疫力にかかっていますって、
それは私の体力次第で、ファイルが破切したこととは、因果関係が無いわけ?


歯の根っこが折れ曲がっていて、その角度がきついため、
細いファイルの強度が耐えられず折れることはよくある事故?
みんながみんな事故を起こすわけじゃない、
治療してもらうことを前提に来院するのに、治ることが前提で
信頼して治療を受けているのに、ファイル破折はいつの時点のこと?


この2週間、何も知らずに早く根管治療終わらないかな、
今日で終わるのかな、夏は新しい歯を被せてもらって、
秋にはおいしいものが食べられるかな、齧られるかな、
そんな風に思いながら治療を受けている、
自分の歯を手入れして、少しでも長持ちさせたい、
そのために積極的に治していると思っている人間に、
治療ミスのせいで、歯の寿命が短くなったと言われたも同然。


いったい、私の歯をどうしてくれるの?
私はどうすればいいの?
(以下、この日以降の混乱
 当時の心境を忘れないために記録)

新 歯科の実力 (暮しの設計)

新 歯科の実力 (暮しの設計)



根管治療失敗か? 不安に苛まれている。
一生懸命説明責任を取っているのかもしれないけれど、
結局は中で針が折れて、そのミスは取り返しのつかないものであり、
治療がこれ以上できるかどうかわからない。
私の歯の寿命そのものがちぢまったと言う事実を、くどくど説明されただけ。
そんな印象しか残らない。
ずるい。失敗やミスという言葉を使わない。
2週間も隠しておいて、良くあることだ、取れるように努力する、
ってことは取れないことが多い、この歯の予後は良くないと、
暗に宣言されているような、そんな気がする。


実はこの間歯科に行ったが、歯の根管治療をするのに、
> 針の先が歯髄内で折れて、4ミリほどとどまっていると言われた。
> 私の歯の根が折れ曲がっているから、治療針に負担が掛かりやすく折れたと言われて
> 何だか納得できなかったが、取れるように最大限努力するとは言われたものの、
> 取れる確率は少ないので、その際はそのままふさぐことになる。
> つまり、きちんと歯の奥を治療しきれず中断したまま、被せることになる。


> 前歯だし、ブリッジの土台になる歯なのに。
> おまけに、今度痛くなったら治療ができないから、抜かないといけないとまで言われ、
> とっても複雑な心境。これって治療ミスか?
> 同僚は、それを取って貰う治療は、向こう持ちでないと
> おかしいでしょなんて言うし、どうしたらいいの。


> 取れないまま、このままで10年以上も当たり前に持つのならばいいけれど、
> 2,3年で抜かないとだめになるなんて言われたら、どうすりゃいいんだか。
> 針が折れることはままあることで、抜いてくれるように他院から依頼がある
> 病院だというのに・・


>>途中で折れた針を除去する代金は当然病院持ちでしょう。
>> 他の病院でやるならともかく、治療中に折れたのをそこでとるんだから。
>> 負担が掛かりやすく折れる可能性があるんだったら、
>> 事前に予告してもらわねば。
>> そうしたら「折れたら無料で取ってくれるんですよねえ」と聞けたのにね。
>> なんか、金だけふんだくられて、
>> 全然治っていかないなんて納得いかないね。


レントゲンの結果、針が入っているという。冗談?
どの科にしろ、一般の歯科から紹介状を貰って、
診てもらいに来るというのに、その歯内治療科で根管治療。
治療器具の先っぽが折れて、根っこに刺さったまま。
こういう事態が起こるなんて全く知らなかった。
こんなことが治療中に起こるなんて全然知らなかった。


・・・根管治療が終わらないと、歯そのものの寿命は縮まり、
歯を抜くことになる。そうなると入れ歯にしない限り、
インプラントということになるが、
冗談、そんな治療を受けに来ているんじゃない。
前の方の歯だし、話すことが多い職業だというのに、どうしてくれる?


不安が募る。できるだけ手は尽くしますというが、
歯の根っこが曲がっていて、なかなか難しい歯らしい。
それにしても治療器具は折れやすいだの、歯の根が曲がっているから、
負荷がかかり易いだの言われても、
私的感覚では、手術ミスでメスが1本置き忘れられている感覚。


私的に大げさに言えば、ブラックペアン。
上手にとらない限り、その場所は駄目になる。あーあ。
どこまで続くぬかるみぞの歯科治療。
落ち込んだ挙句、週末は予定が込みこみ、
片付けるべき書類がまだ山積。
あーあ。体が二つほしい。


いや、針が入ったままとか、欠陥だらけの健康状態ではなく、
まともで傷んだところなしの、バリバリ仕事がこなせる・・・。
途中経過だの本人の免疫力次第だの言われると、
結局はあたしが悪いんかい? という気分にさせられるんだよね。
週末の予定も、おいしい料理も、何もかも、
自分の健康が、治療器具によって危機に瀕しているかと思うと、
鬱々とした気分になって楽しめない。


・・・なんだかなあ・・・。
もう、今から次回の治療が心配。
今度は顕微鏡使いながら歯の中を診るんだって。
最初からそうすれば良かったのでは?
根っこが曲がっていて治療が難しいって強調すのならば。
私の歯の根っこの形が悪いって? 歯のせいで治療器具が折れるから、折れ易くなるから、
歯の寿命が短くなるのは、歯の持ち主の運命?


病気や怪我は治療が必要になるのは、患者の責任か。
だから、治療がうまくいかなくても諦めなくちゃ駄目なのか。
だんだん、一本の歯の中の針は、私の精神状態をめちゃめちゃにしていく。
小さなファイルの破切は私の気持ちを滅多刺しにしていく。
治療は主治医を信じる気持ちが粉々になっていく。
不安だけが大きくなっていく。