Festina Lente2

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女性だから肺がんになりやすい?

割に合わない。せっせと洗濯しているのに、このところ洗濯物が臭い。
原因はあちらこちらでも話題になっている、温暖化の影響とされる、
カメムシの異常発生」。我が家の洗濯物も例外なく犠牲に。
というか、応接間で洗濯物をたためばカメムシの匂い、
風呂場で着替えようとすると、着替えにカメムシの匂い。
なんてこったい、OH,MY GOD!の許し難い匂い。
努力して避けられるのならばともかく、家の中に洗濯物に隠れて
ひっそりと忍び込んでいるとは・・・。許し難い。


そして、今日ショックだったのは本日の「ためしてガッテン
―たばこを吸わない女性に多い肺がんは、自覚症状がないことが多い上に、
X線にもがんが写りにくいため、見つかった時はすでにがんが進行―
何ですと?! 煙草も吸わないのに肺がんですか? 冗談じゃない。
男性と異なり、女性の肺がんは7割が原因不明で、見つかった時は手遅れ。
じょーだんはよし子さん(古い・・・)の世界。
http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20091125


私は煙草が嫌いだ。老父も今度の入院騒ぎでやっと禁煙。
家人に至っては入退院を繰り返してもやめなかった所を、
昨年しっかり「隠れ煙草」現場を押さえられ、
ただでさえ慢性病管理のハイリスクの体を労る気持ちの無い家人を
支える気力を失くし、怒り狂った私に「お別れ宣言」をされて以来、
しっかり禁煙中だ。今後も続くことを祈るばかり。


家人の伯父も伯母も肺がんで亡くなっているのだ。
遺伝的にも危なかろう、生活習慣上危なかろう、
それを承知の上での、乱暴狼藉にも似た振る舞い、許し難い。
よく、喫煙するには理由がある。メンタルヘルスの低下を、
ストレス解消の種を、大目に見てくれ論議があるが、
再びカーテンで仕切られた病室に日参するのは、遠慮申し上げたい。


早死にのリスクをとるか、メンタルヘルスをとるか?
家族の健康を犠牲にしてまで?
蛍族になろうとも、呼気の中にたんまりと汚染物質、
家族、むろん子供にも多大な影響。
そんな実験結果がでているのに、美味しいからやめられない。
ひどい・・・。それは許せない。
だから、禁煙で過ごしている女性が安全かというと、
そうではないという今日のお話。余りにもショック。

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体の中に傷ついた細胞があると、女性ホルモンががん化を促す働き?
ああ、心が傷つくと過食していっきに太るのと似てる。
ちょっとしたことで心身のバランスを欠くと、人格が変わるほど荒れる。
その逆も。傷つくと過去を振り捨てるべく極端から極端へ走る。
女性の心性の曰く言い難い、はちゃめちゃな行動パターンにも似て、
自分を助けてくれる肺胞マクロファージ君が傷つくと、
「死なばもろとも」でがん化の道を辿るとは・・・。


おまけに、X線にも映り難い。事を露わにするのが嫌で、
隠し通した末に爆発した時には大惨事、そういうパターン。
世間で取り沙汰される「愚かな女の行動パターン」と似ている。
ああ、やだやだ! でもって、原因不明と言われていればまだしも、
女性ホルモンの働きの性ですよ、実は・・・なんて言われた日にゃ・・・。
立つ瀬が無い。それでなくても、閉経後は女性ホルモンが足りないから、
コレステロールが増えるだの、骨が脆くだのと言われ続け、
あればあったで、隠れ肺がんの恐れ。何なのよー。


煙草を吸わない女性も、2年に1度はCT検査をお勧め、ですと。
(症状がない時のCT検査は馬鹿高ですが、背に腹は代えられぬですか・・・)
女性ホルモンを補う為、イソフラボンを摂れ、ですと。
大豆製品ねえ、そりゃ納豆も豆腐も好きだけれど・・・。
やっぱり納得できない、割り切れない。
(昨日に引き続いて割り切れない)
煙草を吸わないのに、吸う男性の割合以上に肺がんになる率が高い。
哀し過ぎる・・・。


というわけで、気管支炎と言われて撮ったレントゲン。
綺麗ですから大丈夫、季節の変わり目の気管支炎と言われた秋ぐち。
本当にそれで納得していいのか、少々不安になった私。
老父は、「今更止めても」とほざいていたものの、
退院以降は私の目の前では吸わず、禁酒も続いているよう。
そんなさなか、母や私の肺に以上が出るならこれまた虚しい。


真面目に仕事しても、給料カットボーナスカットで割り切れず、
周囲はみんな不況だからと頭越しに言われ、
やはり、仕事をしていなくても同じ給料を貰っている人もいるわけで、
その理不尽さに鬱々となりながらも、自分の仕事の拠り所を求めながら、
日々齷齪しているのに、女性だから肺がんになりやすいと言われた今日、
どうせいくら頑張って仕事しても無駄です、と言われたのと同じぐらい、
がっくり来てしまった。


ジェンダー的な性差別は解消する為に動けても、
ホルモン的な問題は、どうしようもないもんね。
ああ、割り切れないわー。

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