奥の仮歯入る
やっと右下の奥歯の土台が入ったその上に、仮歯を載せてもらった。
これで年越し。来年まで様子見だ。
親不知の1本手前なので、本当に大変。
治療中口を開けているのがしんどいのなんのって。
「もう少し口を大きく開けてください」と言われても、
先生が続けざまに触っているのは苦しいんだもん。
口を開けるのも息をするのも。
鼻は詰まっていないはずなのに、息をするのがとてもつらい。
地元の近医では、ほんの少し削るとすぐに「ゆすいで下さい」。
ここの補綴咬合科では雑菌が入ると思われるのか、作業中だからなのか、
バキュームで水分を吸い取っているという理由からか、
診療中なかなかうがいをさせて貰えない。これは苦しい。
おまけにバキュームを掛けられると、口の中がカラカラ。
奥歯の治療と来た日には、喉の奥に通るべき酸素まで持っていかれてしまう。
苦しくて、苦しくて・・・。
先生一人で作業する事もあれば、実習なのかたまたま人手が足りているのか、
歯科衛生士が付く事もあるけれど、それは滅多に無い。
先生はもくもくと作業を続けることが多い。
若い女性の先生という事もあるかもしれないけれど、
口の中に先生の指が入ってくる時、細くてしなやかなのが新鮮だった、
2年前の転院当時。しかし、丁寧という事はかなりのスローペース。
2年通っていてもなかなか・・・治療が終わらない。
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男性歯科医のたまたまごつい指の人に診て貰っていたせいか、
ここに来ると女医さんの多さにビックリするのだが、
たまに主治医ではない先生に当たってわかった事は、
女性でもガンガンに指を突っ込んできて苦しい先生入るということ。
指の細い太いじゃなかったんだ。口腔内を圧迫する強さ、削る荒々しさは、
男女差、性差ではなくて技術的な差、手技的なものだとようようわかってきた。
それでも「慣れ」というものは恐ろしいもので、2年余りお世話になると、
ある意味安心して診て貰うことになる。
「口をもっと大きく開けて」・・・先生、奥歯の治療はわかるけれど、
これ以上口を大きく開けたら、顎が外れそうな気がする。
というか、一度口をゆすがせて欲しい。口を、顎を休憩させて・・・。
一気に仮歯を土台の上に立てようとしている、
恐らく精一杯の先生の集中力の邪魔はしたくないが、
苦しいのは苦しい。はっきり言うべきなのだろうが、声は出せない。
手を上げればいいのだろうけれど、どうしたものか。
迷っているうちにどんどん時間は過ぎる。
先生は予約時間に追われているせいか、どんどん「作業」を進める。
さながら口腔内は作業現場で、突貫工事をしているようなもの。
神合わせを調整。何だかいつもよりあっさり調整している気がする。
右と左の差が気になる。先生曰く、「これで左右高さも合っている筈なのですが、
しばらく様子を見てください」ですと。なので、これで年越し。
次回は1ヵ月後。久しぶりに右で噛める生活が始まるわけですね・・・。
? この微かな痛みは何かな。気になるなあ。
でも、様子を見てくださいといわれると何も言えない。
今年のはの治療はこれでおしまいか・・・。
気持ちも晴れやかに、挨拶をして帰宅する私。
翌日何が起こるか、このとき知る由も無く・・・。
ほんとに、難儀な歯科治療の日々。
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