Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

オリンピックの話題よりも

気を取り直して月曜日。
ワークショップ三昧に明け暮れた先週の余韻を引きずらぬよう、
何とか気を取り直さなければならない月曜日。
実は昨日の朝は夢見が悪く、ボルタレンで乗り切った影響かどうか、
夢の中で「これは悪夢だ」と叫びながら夢を見る明け方、
見た夢は最低3つ・・・。うなされて目が覚めた割に忘れているのだが、
「これは悪夢だ」と戦いている自分だけは覚えている。

 

刺激になったものはたくさんある。
バンクーバーでオリンピックが始まったものの、
選手が事故で亡くなるという哀しくも演技でもない出来事。
オリンピックだからと言って事故や怪我では無縁ではない。
そんなこと当たり前だとわかっていても、普段は忘れている。
何か特別の資格を与えられ、夢や希望を叶えに出かけていくような、
そんな感さえあるオリンピック。でも、現実は厳しい。
実力を発揮する間もなく、朝(あした)の紅顔は夕べに儚く。


さすがに年を取ってくると、オリンピックを見ている回数も増え、
以前のものと比較してみたりするのだが・・・、
恐ろしいほど4年前の記憶が無い。荒川静香イナバウアーぐらい。
当時は家人の入退院が続き、娘の保育園卒園と小学校入学前、
公私共々生活していくのに必死だったから、
トリノであったことさえも記憶定かではない。
記憶の中で「冬季オリンピック」の影が薄い。
さすがにサッポロ・ナガノは刻み込まれているようだが。


私の心の中では今では消え去った国、
ユーゴスラビアサラエボ冬季オリンピック
あの時の思い出が一番鮮やかというか、印象に残っているよう。
バルカンの火薬庫が平和の象徴として印象付けられていただけに、
まさか後年、自分がユーゴを旅行して1年経つか経たないかで、
国そのものが消えてしまうとは。
東ドイツだって旅行して帰国して2ヵ月後には消えていたしね。


何があるかわからない。国の寿命も人の寿命と同じように、
朝に紅顔、夕べに儚く散る運命。
とにかく開会式の賑々しい様子を見、新聞を見、事故や、
聖火台が1本出ない不安定な形で添加されたことや、
そんな新聞記事を丹念に読む暇も無く、月曜が始まり、
あっという間に日が暮れ・・・。
かーちゃんの心は目の前で映し出される現在の競技よりも、
頭の中でいつまでもこだまする「風と虹のバラード」のように、
ふわふわと過去の幻影にまとわり憑かれている感じ。



競技に釘付けになるよりも、『ウェルかめ』では物語はどんどん進み、
主人公達は新婚生活を楽しむ間もなく、ぞめきときめき出版の危機。
昨今の不況のあおりを受けて、善人ばかりが出ているドラマにも不況の風。
悪役が出始めて物語にピンチの暗雲が立ちこめ始めると、
そろそろ終わりに近づいたなあという感じ。
オリンピックも気になるけれど、腐れ縁で見続けている軟弱ストーリー、
徳島が舞台の(地元の人たちから変な徳島弁のドラマと悪評高い)世界、
我が家の息抜きドラマの落としどころが気になる月曜。


奢れるものも久しからず。奢っていなくても久しからず。
心にコンパスを持ったカメが泳ぎ行き着く所を、どんなふうに設定、
この物語を終わらせるつもりなんだか・・・。
もはやお局様、親のような心境で物語の先行きを見守っている。
ちりとてちん』に比べれば、底の浅いというか、
ストーリーに深みが無い、その場その場の台詞で繋ぐような、
危うい場面転換なんだけれど、もうここまで見たら、
最後まで見続けるしかないよねえ・・・というノリ。


娘はBSで再放送のドラマを見ながら、今日来た学研の『科学と学習』、
4年生最終巻を前に、「今までお世話になりました」と頭を下げている。
休刊というなの廃刊に遭遇。私が子供の頃、買って貰えなかった分、
娘には6年生までずっと『科学と学習』を買おうと思っていただけに、
名残惜しい。バックナンバーが手に入るのならば、買わなくては。
そんなこんな思いで炬燵猫になっている夕べ。
娘はいつもより水泳がハードだったとばてているくせに、
夜10時を過ぎてから、朝のために写真が・・・とか言い出した。


明日は娘の授業参観。1/2成人式がある。
その原稿の写真が欲しいと言い出す。? 前もって渡していたはず。
そこから選んだんじゃなかったの?
どうやら違う写真が欲しいらしい・・・。
USBを検索しても見つからない。パソコンのスキャナでカラーコピー。
気が付けば夜中12時を過ぎ・・・。
週明けから娘の宿題に付き合わされる羽目に。


こんなことで大丈夫なんだろうか、朝の授業参観。
頭が痛い・・・。
それでなくても、仕事の段取り、午前中の会議終わらせてから、
駆けつけて間に合うだろうかどうかと気がかりなのに、
いきなり午前様になっている母と娘。
泥縄も甚だしい母と娘。
今週、ゾメキトキメキ出版のようにピンチに陥りませんように。


オリンピックの話題よりも、あたふたする日常が、
常に先行する話題のような我が家。
冬のスポーツに魅惑されるよりも、イバラードの幻想世界に漂うよりも、
現実だけが横滑りに、横殴りにやって来る。
そんな週明けの今日。

歴史ポケットスポーツ新聞 冬季オリンピック (大空ポケット新書)

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