歯型を取り直し

早春大荒れ　巷では大雪大雨。
こちら大阪は雷鳴と共に大雨、寒いのなんのって。
それでも今日は新しい歯を入れて貰えると、
仕事で落ち込みがちな自分に活を入れ、
ややルンルン気分で歯科大に来てみれば・・・。
どうやら方が上手く取れていなかったらしい。
再度型を取り直しということになり、がっくり。

2度ある事は3度ある。（後にこの予感は当たるのだが）
左足の腱膜炎の足底板の二の舞。歯も同じことに。
型を取ったはずなのに合わなくて作り直した。
歯型よ、お前もか。やるせない思い。
先生が悪いわけでもないんだろうけれど、・・・。

寒さで思考が固まっているのか、憤る気力さえない。
何だか生体能力が落ちている気がする。
仮に機敏に反応しても、自力で対応できる問題じゃないしね。
疲れて駅に向かって歩き出せば、先日観た映画、
『パーシーとオリンポスの神々』の中に出ていたヘルメス、
ローマ神話だとマーキュリーになるのかな。
商業の神でもあり、盗人の神でもある、
どの世界にも伝令として宙を飛んでいく神。
翼の付いたサンダル、蛇の絡みついた杖を持つ神。

この杖のデザインは、医学のシンボルと似ているが・・・。
医は仁術か、算術か。商都大阪の象徴として立つヘルメス神の像が
歯科大の前にあるとは気が付かなかった。
2年余りここに通ってきているというのにね。
余りの空模様の悪さ、風の強さに空を見上げたせいか。
というわけで、今日、大阪の街中にギリシアの神降り立ちぬ。

徒労に賭ける

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