Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

姫路城へ

姫路城に行ったのは20年以上前だ。
大型連休の谷間、今日は娘は授業参観の代休日。
家人は会社の都合で休業。哀しいかな生産調整の煽り、
不況のなせる業、休みは増えるが給料は減るのがならい。
せっかくのスルットkannsai3デイズチケットが無駄にならないよう、
私の勤務中に二人は遠出をしてきたようだ。
世界遺産の姫路城と、私と二人で行った須磨水族館。


その写真を少しばかり紹介。
私は孤独に仕事をした後、スポーツクラブで真面目に筋トレ。
これと言ってお知らせすることもありませぬ。


姫路城。白鷺上の異名を持つ連立式天守閣の美しい城。
そんじょそこらの城ではないので、見学にやたら時間がかかり、
あちらこちら歩き回った記憶がある。そして立派な城門の釘隠しが、
余りにも見事な乳金物だったため、思わず赤面した若い頃。
城郭という男性的な存在に女性性を補うかのように、
アニマ的な城の扉の釘隠しの豊満な乳房の形。
つまらない事を記憶の底に仕舞っておいたものだと思う。


殺伐とした戦闘とは別に、アニムスを補うアニマのバランスの如く、
女性的で美しく艶やかな白い肌を持つ城壁、たおやかなフォルム、
全くただものではない城を、父と娘は何を考えながら歩いて来たのか。
天守閣は補修工事のため今は見学コースが従来のものとは変更のはず。
確か前回修理した棟梁は、阪神淡路大震災の時に影響が出なかったかどうか、
病の床で気にしていたというような話を聞いたっけ。
巧みの技は自然の災害、地震エネルギーを寄せ付けることなく、
しっかり城を守っていたという。

広大な庭もあったはずなのに、記憶に残っていないのは何故だろう。
土産物に買った塩饅頭が予想外に口に合わず、
素直に甘いお菓子を買えば良かったと後悔したこととか。
二人はどんな風にこの世界遺産を散策したんだか、
見せて貰った写真からも推し量る事が出来ない、今日の一日。
そういえば、千姫がどうこう言っていたっけな。
美しい写真を観たい方はどうぞ こちらから→



大学時代の親友が住んでいるはずなのに、とうとう一度も遊びに行かなかった。
当時実家から片道3時間余り、奈良よりも京都よりも遠い姫路。
今ならダイヤも改正され、時間的には短縮できているのだろうか。
とにもかくにもこういう旅行は、てっちゃんの家人にもお任せしておこう。
かーちゃんはひたすら仕事三昧。
明日からの5連休めざして孤独な一日。


では、最後におまけ。これがお菊の井戸だそう。
本当? 一枚二枚・・・八枚、一枚足りない、の?
おーい、娘よ。覗いているけれど大丈夫?


その後、家人と娘は神戸市立須磨海浜水族館へ。
娘とここを二人で訪れたのは、何年前?
訪れてみたら偶然、水族館の50周年記念の催し。
記念のストラップを貰ったね。特設の水槽、
ドクターフィッシュに手をつついてもらったっけね。
懐かしい当時の記事はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/neimu/20070513


そうか、このときはとーちゃんが休日出勤。
私と逆だったのか。で、娘と二人でロダン展と水族館、
抱き合わせで出かけたのね。小学校2年生の娘を連れ回したかーちゃん。
さすがに姫路城まで出かける元気は無かったけれど、
結構頑張って遠出したのね。今より少し若かっただけのことはある。
5年生になった今も、水族館は楽しめたらしい。
良かった良かった。どんどん大人びていく君を眺めながら、
ある意味子供らしい部分、幼かった頃の思い出の中の君と
似ている部分を見つけると、少しばかりほっとしたりする私。

全国水族館&フィールドガイドブック

全国水族館&フィールドガイドブック

名城をゆく2 姫路城 (小学館101ビジュアル新書)

名城をゆく2 姫路城 (小学館101ビジュアル新書)

世界遺産 姫路城遊歩ガイド

世界遺産 姫路城遊歩ガイド