Festina Lente2

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夏休み前の3連休

さて、娘の心ははや、夏休みに飛んでいるか。今日から3連休。
火曜日に通知表を貰えば、無罪放免・・・でもないようだ。
今年はクラブ活動とて、5月からずっと早朝登校。
夏休みも練習とかで・・・、ちっとも一緒に遊べない。
夏期休暇を取ってどこかに出かける予定も付かない。
娘の成長は嬉しいが、私に似てレギュラータイプではない彼女が、
せっせと励む姿が嬉しくもあり哀しくもあり・・・。


3連休の予定が思うようにならない。私は研修や勉強会が入っている。
日曜に予定に入れて欲しくなかったのに、どういうわけか、
前回の勢いで家人がにしなりクラシックのチケットを買っていたため、
私は明日の勉強会に行けない。家族の時間は大切にしたい。
でも、同じパターンで楽しむのは嫌で、違うことをしたいのが私。
学びは繰り返しが大切だと思うが、遊びは目新しいことをしたい私。
時間潰しと言うと聞こえは悪いが、同じ場所に足を運ぶのではなく、
初めて行く場所に行きたい。


人生を不惑から再スタートした私には、家族の思い出作りにも、
自分の為にも、初めて行く場所にこだわっている所がある。
残された時間、平均余命があるにしろないにしろ、
どんどん体が動かなくなり、気持ちが付いていけなくなる。
今でさえも、気持ちに体が追いつかない、
手足が言うことを利かない苛立たしさがあるというのに。

虹色ほたる―永遠の夏休み

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夏休み (河出文庫)

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というか、どうして3連休の真ん中に、
勉強会が入っているんだと・・・。


したいこと、しなければならないこと、
してもしなくてもいい事に位置づけてしまうと、どうでもよくなってしまう。
何が何でもしなければならないのかと言われると、迷いがある。
がむしゃらに物事に当たれないまま、ずるずると惰性のように学んで、
どこまでが研修でどこからが実践なのか・・・。
意見を言うのはたやすい、分析をするのは面白い、されど、
データから話し合いから、CRから何を感じ何を学んで、
どう生かしていくというのか。


これから様々なことを学び、一気に人生の土台を作る時期に入った娘。
10代は長いようで短い。人生の基礎、人生の大元の時期だと言うのに、
花も嵐も踏み越えていかなければならない時期だ。
妙な所で醒めている娘が、子供の頃は楽しかったなあと呟く。
彼女の言うところの子供の頃というのは、宿題もなく遊び呆けることが出来た、
保育園時代を指している。娘にとっては至福の時代だったらしい。


私も休みを取って(それは病気休暇だったりするのだが)
リハビリ通院をしていた頃、娘はバスに乗って水泳教室に通い、
図書館で本を読み、公園で遊び、温水プールで泳いだ。
埼玉草加時代の春夏秋冬は、桜の用水路、夏の花火、
秋のドライブ、冬の家族旅行の思い出に彩られている。


親にとって子育て開始時期の徳島は感慨深いものがあるのだが、
娘にとっての子供時代は埼玉草加に根ざすものらしい。
そして、今、生意気な台詞を口にする。
「気の合わない喧嘩ばかりする女の子に気を遣っているよりも、
 算数の問題を解いている方が楽しい」・・・。
似なくても良いところばかり似てしまった娘よ。
(ちなみに私は算数は嫌いだ)


君の夏休みは始まろうとしている。
でも、クラブ活動をする君のために、かーちゃんとーちゃんは
夏休みの予定を立てることが出来ない。
今年は、どうなるかね。どうしたらいいだろうね。
何だかかーちゃんは切ない。
したいこと、しなければならないことをしている間に、
娘との距離は開いていく一方のような気がして。

ピュアフル・アンソロジー 夏休み。 (ピュアフル文庫)

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