Festina Lente2

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足底筋膜炎(足底腱膜炎)のお手入れ

火水木の3日間、家人宅から出張・研修と出向いている間、
どうにも足の調子が悪くなってきた。痛みがなかなか取れない。
家人が言うには、親子でやっている町医者の腕は確かだという。
人気があるので混んでいるのだが、そこに頼るしか致し方ない。
整形外科も内科もアレルギー科もある、駅前の診療所。


小一時間余り待たされたが、これは早い方なのだろう。
待たされる身には1分も長く感じるが、予約制を取っている
この診療所にとって、飛び込みの初診者は待たされても仕方ない。
さて、まったくの初心者ではなく、こちらに滞在する際は、
時々お世話になっていたのだが、自分の近隣の整形外科とは、
確かに少々違う。


以前指を痛めた時も、片手だけではなく両手をレントゲンで取った。
今回は、レントゲンこそ取らなかったが、話を聞いて足に触れて、
まず、ストレッチをすることだと用紙を渡され教えられた。
老先生自らストレッチをしてみせてくれる。
まあ、ネットで調べているからふくらはぎやアキレス腱を伸ばすようには、
もちろん心がけているんだけれど、
足指を全体的に、そんなに前に引っ張るとは知らなかった。


(私が最初診てもらった所では、レントゲン後、炎症止めのロキソニン
 シップ、そして足底板を作って2,3ヶ月付けるようにということだった)
痛み止めは出さない、痛くてもストレッチで様子を見る。
後は、レーザーを当てて痛み止めとする。
レーザー?  とりあえず電気を当てるんだね。


足底板では痛みは少なくなるが、足の蹴返しができない。
今、現在、かなりクッションの利いたウォーキングシューズに
ごつい中敷を入れて、何とか歩いている。
どちらかというと、中敷の方が足底板で歩くよりも
長距離歩いても疲れにくいような気がする。
痛みもあるが、まだまし。

痛みに負けないカラダをつくる 関節ストレッチ&トレーニング

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ストレスと筋疼痛障害 -慢性作業関連性筋痛症-

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実は知り合いが、「え、○○整形に通っているの?
あそこの先生、すぐに器具を作らせるでしょ。」
そうか、そういう先生なのか・・・。
確かに1回の診察で、すぐに足底板を作った方が、
早く痛みが引くようなことを言っていたけれど、全然・・・。
その後、何度か痛み止めを貰った、
1度目の足底板は型取りをしたにもかかわらず、足に合わず
作り直したが・・・、2ヶ月を過ぎても3ヶ月を過ぎても、
一向によくなる気配がない。


足底板は靴下を履いていても歩いているうちにずれやすく、
痛みは土踏まずというよりも、踵なのに、ガードされていない。
かえって装着しているうち、元々普通だった足首が緩んでくるような、
普通と異なる足の動かし方のため、かえって疲れる感じが
この4ヶ月以上も続いていて、中敷に変えた方が調子がいい。


今回こちらでは、レントゲンも取らず、
鎮痛剤も出さず、痛いのを我慢して
ストレッチをするようにというお達し、後は電気を当てると、
痛みは幾分ましになるのだという。
どちらの治療が正しいのだろう。
とにかく、私の足は暑い夏にもかかわらず、
ごついウォーキングシューズに守られている。
中敷のために、0.5cm大きめの靴を履いている。


人の足元ばかり見ている。
おしゃれな夏の靴を履きこなしている人、
相変わらず冬から続いてブーツをはき続けている人、
余り見なくなったけれど、ハイヒールを履いている人、
それなりの流行の靴を履きこなしている人々を見つめながら、
自分にはもう、そういうお洒落は難しいのかも・・・と
悲しくなってくる。足元のお洒落、靴を選ぶお洒落、
人より大きい足でもないのに、履ける靴がなかなか見つからない。


この足の疾患は、外反母趾でもなんでもないのに、
体重が掛かり、歩くと歩き始めが特に痛い。
長距離も歩けない。すばやくすたすた歩くこともできない。
痛くなってくると跛行となる。うまく足が運べないから。
かつて骨折して松葉杖をついていたころは、
電車の座席にも座りやすいが、足底板ごときでは不審に見られる。
なぜ、座りたがるのか、ゆるゆると足を引きずって歩いているのか、
混雑した中で、場違いのよろよろ歩きに情けない思いも。


靴屋で靴を選ぶときも同じ。
どうしてこんなに差があるのか。
シューフィッターという人をなかなか信じきれない。
とりあえず、お洒落な靴から遠ざかり、
左足をかばいながら、(そのために腰やひざや、股など、
首に至るまでバランスが崩れていくような気がしているのだけれど)
7月を終えようとしている。


行ったり来たりの生活、どちらの整形外科を、
どこまで信じて治療を受ければいいのか、
3ヶ月から3年という余りにも差があり過ぎる、足底筋膜炎。
3年間も痛みが消えるまで待てというのか?
その前に、毎日生活する気力がそぎ落とされそうだ。
痛くて当たり前の生活をする日々に、うんざりしながら、
人の足元ばかり見ている。
何事もなく、歩いているように見える人々の足元ばかり。

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