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揺りかごから墓場まで?

毎日後味の悪い気味の悪いニュースが続いている。
蓋を開けてみれば、どこへ行ったかわからないお年寄り。
長寿国ニッポンの真実は?
別に儒教の国じゃないから、お年寄りを大切にしなくてもいいと?
そういう問題じゃないでしょ。


かつて私の両親にも何の連絡が来なかった。
あの、敬老の日のお祝い品とかお祝いの品とかいう奴。
税金や町内会費はしっかり取られているのに、
回覧板や市の広報誌に載っているようなお祝い、
頂いたことが無いんですけれど?
町内会の会長や何やかやと仕事は回って来ても、
無しのつぶてと言うのはどういうこと?


別に、物が欲しいわけではないけれど、
昔々、当局に確認させて頂きました。
そうしたら、漏れていましたって訴えれば品物が届く。
(タオル一枚でしたけれどね)
漏れていましたで済むのか・・・。
お役所仕事ってそんなものなのか。


だから、子供が泣いていると連絡があっても、
ドアが閉まっていました、応答がありませんでしたで
帰っちゃうのか。緊急性が無いって・・・。
高齢のお年寄りの行方不明といい、幼児虐待といい、
この国の揺りかごから墓場まで、不気味なことこの上ない。


某漫画の高齢者のみ抹殺するウィルス。
国や企業画が密かに開発していた、という。
そして、受取人のわからない遺産や土地は没収。
福祉政策の必要な年齢層対象者から人口を減らすという。
この国の政治家は更年期の女性は子供生まないから、
不要と発言したくらいだから姨捨山だってありだと、
国が明言したも同様。
高齢者の行方不明なんて、掘り起こしたくない
ここ掘れわんわんだったんだろうなあ。
末法の世が現実味を帯びてきたなあ・・・。


虐待を受けて育てることができなかった子供たち。
それは抹殺されてもいい遺伝子?
生き残ることができる環境に生まれた場合、
必然的に恵まれた遺伝子を有している? まさか。
本人に選択肢が無いまま、生きる権利は奪われてしまう。
そういう選別や差別がSFや漫画の世界のように、
現実味を帯びてきている。

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後期高齢者なんて変な日本語を作って医療差別、
自分が年をとっても安泰安楽に死を迎えることができる、
そんな風に思っているのかね、政治家は。
布団の上で死ねると、手厚い看護の元に間違いなく
あの世に逝けると信じているのかなあ。


政治家って、一番自分の親や身内を、
蔑(ないがし)ろにしているイメージがある。
そして社会の弱い部分に冷たい。
国力の底上げは福祉の充実だとは、信じていない。
国民力を上げるのに教育は必要だとは、思っていない。
福祉は無駄飯食らいで、教育されて下手に賢くなった国民は御しがたいと思っている。
そんな気がして仕方が無い。


一市民としては、身近に無力な乳幼児が虐待され、
虐待の連鎖が更なる虐待の連鎖を生み、
揺りかごから墓場まで冷たい社会が広がる日本の21世紀、
そんな世の中で子育て真っ最中なのを憂えるばかり。
もはや老老介護は避けられない我が家としては、
親とどう向き合うかの準備と同時に、
娘の足手纏いにはなるまいの準備は必須。


揺りかごから墓場まで、全く安心できない社会。
行方不明になったを幸いに、役所も国も関与しないを幸いに、
探そうともせず諦めて、それで居て死亡届も出さず、
統計上の平均余命は嘘っぱち。
幸せな高齢者なんて、いやしない。
男女とも寿命が延びて、なんてまやかし。


どんどん年をとっていくだけの自分。
いま伸び盛りの若葉のような娘。
半世紀近い年の差をもってして、親子であること。
何を伝え、残し、見守り、見守られて、
心安らかに消えていけるか。
揺りかごから墓場まで、無縁死社会に生きていたくない。
http://d.hatena.ne.jp/neimu/20100206/1265684128


毎朝、新聞を開く度に、職場の会話で、
何かの弾みに、話題になる虐待や高齢者行方不明問題。
どうして自分が無関係だなんて言えよう。
言えるはずが無い。
暑い夏…、心穏やかになる話題が欲しい。

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