Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

市民健康祭り2010

いつもよりも早く会場に着いたのに、受付には随分並んでいた。
熟年というべきか、おばちゃんおじちゃんというべきか、
健康に興味津々の元気な高齢中心に、開会式前から長蛇の列。
出費ゼロで、健康診断してもらえる有難い行事に参加できるから。
そう、今日は市の健康市民祭り。歯科、救急法、ミニ講演会、
食育関連、ストレッチや竹踏み運動、例年殆ど同じことの繰り返し。
定番の健康啓発行事の一連。市民の関心度も高い。
負担が大きいのか、歯科検診は去年から無くなっている。
試供品の状態等見ても、不況の影響は大きいよう。


その代わり咬合力や口臭、歯の中の細菌、唾液検査、
初めて受けた歯の明るさテスト・・・何のことは無い、
義歯を入れたりする際に歯の色をチェックするのと同じ。
ちなみに、私のもともとの歯の色は日本人の平均より白く、
「笑顔に自信を持ってください」とコメントされた。
咬合力も20代。親子3人とも平均以上に良く噛めているらしい。
良かった良かった。


毎年歯磨き指導を受けるたびに、力を入れ過ぎと注意される。
もっとゆっくり優しく丁寧に、らしい。
フッ素を塗って貰い、歯ブラシ1本、歯磨き粉1本頂いて、
血糖値も血圧も異常なし。血管年齢も実年齢−10歳。
なのに・・・、左手の甲で測った肌年齢はプラス4歳。
シミ・皺が多くて肌理も粗くなってきた。日焼けに注意。
顔だけではなく手足もきちんとカバーしろといわれた。
そんなぁ・・・。

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先着60名のXスキャン。なかなか熱狂的な行列騒ぎ。
スポーツクラブのよりもかなり詳しい。
体重は順調に少しずつ減っているものの、目標まではまだまだ。
おまけに、実年齢+2歳のありがたくない状況。
恐れていた通り、足底筋膜炎で歩くのに支障がある左足の筋力が、
右足に比べてぐんと落ちているのが顕著。
やれやれ、ここまであからさまに差があると・・・。
体重を掛けずに、左足だけどうにか筋力を回復させなければ。


薬剤師会のクイズは毎年変わるが、漢方に関しては去年と同じ?
パネル展示を見ながら答えるのだが、読みこなすのが面倒くさい。
線を引いてある正解が書いてあったとしても、字は小さい。
しっかり読んで見つけるのは、そこそこ大変。漢字も多い。
例えば
ムコダイン(カルボシステイン)のムコソルバン(アンブロキソール塩酸塩)は
どちらも去痰剤ですが、併用する理由は何でしょうか」答えは3択で。
「ベシケア(コハク酸ソリフェナシン)の副作用のうち、
カプセル剤が喉につかえるという患者さんの訴えの原因を
考えられるのはどれでしょう」答えは4択で。
その他、アドエアやクレストールなど、
自分や家族が使わない薬剤で馴染みの無いもの、
薬膳に関するものなど、例年多彩な10問が出される。


パネル展示は結構面白い。
セアカゴケグモの本物や駆除について、
(残念ながら、この辺はセアカゴケグモが多いらしい)
食中毒について(ノロウィルスのせいで昔と違って夏よりも冬に多い)、介護用食品について・・・。
栄養・食事バランスガイド、食育関係のものはPTAとしては興味津々。
なのに、娘の小学校の展示が一番お粗末でがっくり。
5年生は稲を育て稲刈等、老父が関わり続けてきた総合学習があるので、
どんな内容かと思いきや・・・。
今年は責任ある担当者もテーマも決まっていなかったのか、
お粗末な空白の多い模造紙1枚。


保育園や幼稚園関係はしっかりアピールしているので、
親としては見ているのも楽しいが、小学校は忙しすぎるのか、
1日だけの催しに掛ける手間隙を省いているのか、
家庭科がおざなりにされているのか、
色々詮索してしまうかーちゃん。
栄養バランスのコーナーは子供にもっとも人気があるので、
もう少し力を入れてパネル展示してもらいたかった。


今年は受けなかったけれど物忘れ検診。
ボケボケが進んでいる、きびきびと動けなくなってきた昨今、
自分の「大丈夫」がどこまで大丈夫なのか、日によって差があるので怖い。
本当はミニ講演会も聞きたかったけれど、そんな時間も無く、
あっという間に午後になり1週間の買い物に走り回り、
1日が終わった。・・・家族と過ごす休日。


健康祭りが大々的に催されるのはいいことだ。
でも、来ない人は来ない。来て欲しい人も来ない。
老親のような人が積極的に出向いてくれればいいのだが、
公の世話になってまでいじましく検診なんぞと思っている。
通院はするが人込みは嫌だからと出てこない。
老いた姿を見られるのも晒すのも嫌だと感じている向きも。
気分転換に人と交わるというなかなか姿勢が持てない。
今更この年齢で人間が変わるわけでなし、無理に誘いはしないが、
勿体無い話だと思う。


本日の結果。血管年齢=実年齢−10歳
皮膚年齢(左手の甲)=実年齢+5歳
Xスキャン年齢=実年齢+2歳 左足の筋力が著しく低下。
足底筋膜炎になっているだけのことはある。
BMIは少しずつ下がってきているものの、
OKラインまであと3.5下げなくてはならない。
何しろ美容体重などというものまで二桁以上減量が必要。
とりあえず、健康体重を目標に気を取り直さねば。


目標はとりあえず、一月一キロ減を1年間。
現在は、まだ半分も達成できていない。
夏痩せもしないとは何たることぞ。
(食欲だけは落ちない)
唾液検査では虫歯菌なし。でも、出血は少量。
咬合力は20代。なんでもバリバリ食べたがるはず。
歯の明るさ検査では、平均よりも白い方。
血圧も午前中だから良好。職場の検診ではいつも高いが。


諦めずに前向きに取り組めるか。それが難しい。
結果はすぐに出ないし、出にくいし、
何よりも運動関係は・・・モチベーションを維持し続けるのが大変。
個人用のプログラムは馬鹿高い費用が掛かる。
医療費とどちらが? と問われるが、
最初から健康な人は余分なお金を使わなくても済むのだと思うと、
不健康な人間の不経済な存在が情けないと、憂鬱になった。


健康を維持するのは、健康に振り向いてもらうのは、
健康に振られないようにするには、大変なのだ。
健康にモテるタイプではない人間は、作りこまなくてはならない。
やれやれ。気鬱にならないようにしなければ。
健康のためのきっかけが、がっくりと落ち込んでは何にもならない。
経済を勉強して不経済。医者の不養生。
そんな雰囲気無きにしも非ず、健康祭り悲喜こもごも。

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