Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

アドベンチャー・ワールドに到着

この記事は5月3日の出来事を後からアップしています。
その上でお読みください。
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子供が生まれたら一度は行きたいと思っていた、憧れの動物園。
関西で有名な南紀アドベンチャー・ワールド、サファリ体験。
お母さんたら子供っぽい、いい年して何よと言われそう。
みさき公園」さえ、一度しか連れて行っていない娘なのだが、
去年のクリスマス前のレオマワールドでの喜びようを見て、
意外と子供っぽい場所でも構わないかと思えるようになった。


ここ最近、何かと娘とぶつかるようになってきた私。
今からこれでは思春期真っ盛りになっていけば、
どれだけ強烈な反動が来るか戦々恐々なのだが、
今、この連休だけは娘と一緒に遊園地や動物園がミックスした、
このアドベンチャー・ワールドを楽しみたい。
以前「みさき公園」で見せたイルカのショーも、
神戸は王子動物園で見せたパンダも既に娘の記憶に定かでない。
幼児期のごくごく早期の思い出は、親にだけ強烈。
子供には自己満足と攻められそうな「お出かけ」の思い出。
でも、今日のお出かけは長じても記憶に留めてくれるだろう。


さて、お楽しみは何と言っても動物園と同じ。
ごくごく間近にかわいい動物達を見ることが出来ること。
ここの売りは、かわいい白熊の赤ちゃん。(といっても今や大きい!)
そして、双子のパンダ。それからイルカのマリンライブ、サファリツアー。
檻の中にいる動物ではなくて、放し飼いの野生に近い環境(雰囲気)で
動物達を垣間見ることが出来る。そこに強い憧れを抱いていた。


何しろ私は『ジャングル大帝レオ』『野生の王国』リアルタイム世代。
ドリトル先生』の本を読み、映画を見て育ち、
動物世界に、そこはかとなくロマンと冒険を感じている世代。
そして、何よりも幼い頃から「みさき公園」「天王寺動物園」で育った世代。
上野動物園にパンダがやって来て熱狂する様子を羨ましく関西から眺めていた、
そういう子供時代を送っているだけに、パンダを見る、動物に餌をやるふれあい体験、
かつて同級生が司会をしていたイルカのショーなど、妙に郷愁を感じてしまう、
いわゆる動物園プラスαの世界にいまだに憧れを抱いている人間なのだ。

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そんな私を冷ややかに見つめる娘は、近隣の子が誰でも行っている場所に、
今更この年齢(6年生)で出かけるなんてという気持ちでもあるのか、
素直に喜んではくれていない、今回の旅行。
それでも親の権限で連れて来たと言ってもいい、家族旅行。
南紀白浜アドベンチャーワールド。温泉街だけでは家族連れを呼べない、
若い世代を巻き込むにはインパクトが足りないという起死回生の観光の目玉、
地域の雇用促進に一役買っている、「アドベンチャーワールド」。
とうとうやって来た! かーちゃんが一番ルンルンしている今日。
体調は今一つなれど、ここは丸一日夜まで思う存分楽しまなくては!
なんと言っても天下のゴールデンウィーク、夜間営業日。


ところがどっこい、何故か三段壁前の道を
アドベンチャーワールド行きのバスが行くというのに、
真逆の方向に走っていく我らが車。どうしてとーちゃん?
「方向転換するのが面倒なんだもん」「なんですと?」
「地図からはどっちの道からでも行けるんだよ。」
白浜温泉街をうろうろすること30分余り、温泉街観察に等しい。
ガソリンスタンドのにーちゃんに道を訊き
ようやくたどる山道、明らかに遠回り。なして素直に車を方向転換させん?
貴重な時間が失われたことに苛立つ私。


おまけににーちゃんは、「今からだと休日だから道が混んでいて、
アドベンチャーワールドの駐車場に車が入るかどうかわからない」とのたもうた。
そう、温泉よりも何よりも家族連れのメッカと化した南紀白浜の目玉、
アドベンチャーワールドの集客数を見損なっていた私たち。
入場に時間が掛かるなどと思いもよらなかったのだ。
嫌な予感を胸に辿り着いてみれば、満車満車の駐車場。
誘導されて第3駐車場という所に来てみれば、遙か彼方、
とうてい歩いてチケット売り場まで行ける場所ではない臨時駐車場。
しかしながらそこも、広い広い、よくもまあこれだけ車が集まったものだ。


そこに地元の観光バス、大中小取り混ぜてゲートまでのピストン運転。
なるほど、この炎天下歩いて行ける距離ではないのだから当然。
入場前から人波どころか車の波に圧倒されて、
ささくれだった心を和ませてくれるのは、誘導の方々の片手。
パンダやシロクマの手袋をはめていて「こんにちは」、
「こっちこっち」と誘導してくれるかわゆい動物たち。
アドベンチャーワールドに来たんだとプチ実感。


 


それにしても目的地に到着しながらまだまだハードルが・・・。
web予約なるものをしてチケットを入手していなかった私たち、
憧れのサファリも知った時点では既に予約済で入る余地無し。
当日参加できるものは限られている。
とりあえず、まずマイクロバスに揺られてゲート前へ。
そして並んでチケットを購入。申請して、first visitなるパンダのシールをゲット。
やっとゲートに辿り着き・・・。ほっと一息つくも、だだっ広い園内、
さてどこから回ろうか・・・。



ミニ噴水と思しき小さな水場に楽しそうに泳ぐペンギンが。
ええ? 噴水の中にペンギン?! 
思わず駆け寄って眺める正面入り口、アーケード下。
ああ、動物達と触れ合える憧れのアドベンチャーワールドにとうとう到着したんだ・・・。
各コーナーを回る目安になるスタンプラリー帳を購入し、嬉々として一つ目スタンプ。
舞い上がるかーちゃんを横目に娘は、果たして?