Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

サファリとパンダ堪能

世間では連休が終わっていますが、しつこく記事を載せている後日です。
お許し下さい。

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南紀白浜ワールドサファリ」という名称が、私の頭の中にこびりついている。
オープン当初のこの名称は私にとっては「野生の王国」を連想させて、憧れを掻き立ててくれた。
「人間(ひと)と動物と自然とのふれあい」がテーマ。
動物園・水族館・遊園地の3つを併せ持つ、全国でも珍しいスタイルのテーマパーク。
老若男女を呼び込む仕掛けは、当節当たり前だと思っていたが、これほど大規模なのは珍しい。
関西では30年以上前に出来ているのに、一緒に行く相手を見つけられないまま年を取り、
家族が出来て初めて訪れた次第。念願のワールドサファリの地。

    


娘がもっと小さければ「動物に餌やり」体験を楽しむのかもしれないが、
もう自分の足で歩けるどころか、来年には身長で親を抜かそうかという年齢。
ここはガッツリ施設を回りましょうということで、(無謀にも)歩いて散策。
エントランスのペンギンから、レッサーパンダ、ゾウ、馬、ワシ、フラミンゴ。
花咲く園内に心も和む。ちなみに、たまたまフラミンゴ色に近い服を着ていた私、
仲間だと思われたのか、服をフラミンゴにひっぱられかけた。
それにしても綺麗な色をしていながら、かわいくない鳴き声。

    


そう、連休の頃はツツジや皐が満開になる。そして、海獣館。ここにはシロクマの赤ちゃんが。
といっても、初代のシロクマ赤ちゃんは1歳ほどで亡くなり、剥製で飾られていた。
現在の赤ちゃんは、もう赤ちゃんというよりも子ども。ちょうどご飯中で、
がつがつお肉をかじる様子を見ることが出来た。
そして、ごくごく小さい時の毛と現在の毛を比較、触らせて貰った。
ふわふわで柔らかい和毛(にこげ)と剛毛の違いがはっきりわかる。
若いシロクマはベルリンのクヌートが3月半ばに亡くなってしまったので、貴重な存在。

  


今ではホッキョクグマ等とは言わず、シロクマ君と言ってしまうのだが、
確かメスではなかったか。お食事中で口の周りが汚れていて、
ガラス越しの撮影がうまくいかなかったので、代わりにこちらの写真で、
その幼少時のぬいぐるみ状態のかわいさを堪能して下さい。
生後100日を祝って等身大の氷を貰っている姿がかわいい!


    

  


さて、海獣館ではラッコやペンギンが泳ぐ姿も、お食事中も眺められる。
センタードームと隣り合わせで、お昼時、人間もご飯時なのだが少し我慢、
ここはまっすぐ無料のサファリトレインへ。その名もケニア号。
歩いて回る元気は無いのはもとより、杖をつく家人とへろへろのかーちゃん、
娘と一緒に並んでツアー開始。出発を待つ間に見えているのはお猿さん。


  


時間とお金に余裕があり、予約を取れた人はジープのレンタルも出来るし、
ツアーにも参加できる。本格的なワールドサファリ体験が可能。
でも、現在歩行に支障がある私たちでは体力の維持が肝心、
マレーバクラクダ、キリン、ライオン、ヒグマ、チーター、虎、
窓からその姿を見られただけでもわくわくドキドキ、念願の景色。
それにしても、肉食獣って大きい・・・。


    

    

  


ここらでさすがに休憩。昼食を家から持参というわけにもいかず、
コンビニで買ってきて持ち込むということもしなかったので、しばし並んで、
買った麺類の上にのっている海苔にはイルカが、箸袋にはパンダが。
なかなか芸の細かい食べ物売り場。
そう言えば遊園地のメリーゴーラウンドは回転木馬ではなく、回転動物。
観覧車の中心にはでかいパンダの顔。


    


そして、念願のパンダランドへ。同僚から聞いていた双子のパンダはどうしているかな?
あ、見えて来た! 大きい方の双子たち。のんびり遊んでいる、食べている。
この子たちは、愛浜(アイヒン)雌・明浜(メイヒン)雄。
2006年12月23日アドベンチャーワールドにて誕生(父:永明,母:梅梅)


    

  



中国本土をのぞいて、世界中で最もパンダが繁殖しているここ白浜の地、
アドベンチャーワールドの誇るパンダは双子で知られる。
生後間もなくで亡くなってしまった子もいるけれど、現在二組4匹の双子は健在。
二組はどちらもオス・メス。一番のおちびさん、海浜(カイヒン)雄・陽浜(ヨウヒン)雌。
2010年8月11日アドベンチャーワールドにて誕生。(父:永明,母:良浜
3月から屋外でお目見え。今日は暖かいのでお外に出してもOKの日らしい。


    

  


さて、今一番人気のかわいい双子はお昼寝中。木の台の上で寝返り。
どでかいかーちゃんもおなかがいっぱいなのか、お昼寝中。でも、
子どもたちの様子や観客が気になるのか、薄目を開けたり横目で見たり。
父さんパンダはお部屋の中で黙々とお食事中。せっせと笹を口にする。
ほやほやのパンダのうんこも飾ってあったけれど、ちっとも臭くない。
それどころか笹の葉の匂いしかしなかった。


      

  


今まで沢山の赤ちゃんを産んでくれた梅梅(メイメイ)は2008年に亡くなり、剥製に。
生まれ育った赤ちゃんのうち何頭も研究のため中国に帰っている。
元気なお父さん、北京生まれの永明(エイメイ)は19歳。
白浜生まれの10歳の良浜(ラウヒン)との間に双子を作って、健在。
日本にいるジャイアントパンダの殆どをここ白浜で見ることが出来る。
パンダ飼育に関しては、西高東低の日本。

<追記>
時々植物関係のブログを拝見させて頂くが、その時に覚えた「ハンカチの木」。
発見者は神父様。布教活動のために各地を旅した方だが、
その人が中国で発見したのがジャイアントパンダ
・・・布教活動が冒険、アドベンチャーだった時代の出来事。
フランス人の宣教師であり博物学者でもあったアルマン・ダビッド神父。
私は初めて知ったが有名な話のようで、あちらこちらの記事が見つかった。
勉強になるわぁ。

参考記事はこちら→http://blogs.yahoo.co.jp/chameleon_arms/42429493.html
         http://hamuyama.exblog.jp/14776873/
         http://blogs.yahoo.co.jp/taronusi/7387396.html

パンダ外交 (メディアファクトリー新書)

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