感動のマリンライブ

やっと辿り着いた、5月3日の記事の最終版です。
ここまで読んで頂いてありがとうございます。

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ここ、アドベンチャーワールドで楽しいのは動物たちの食事風景。
定番のラッコやペンギンのかわいい姿に心が和む。
特にラッコはそれぞれ好き嫌いが激しくて、工夫して餌をやらないと、
自分の好きなものばかり食べてしまうらしい。
そんな説明を聞きながら、伊勢志摩のようにお腹の上で貝を割るのではない、
手を伸ばして食べ物を待つ姿勢を覚えて、静かに食べるラッコを眺めた。
だから水槽の中には貝の殻が山積みになっていることもない。

皇帝ペンギンがどんと立っている姿の迫力。この動じない姿勢に学びたい。
アデリーペンギンたちの小さく見えること。
水垢離ならぬ削り氷（ひ）のシャワーに打たれながら立っているペンギン。
涼しくて気持ちがいいのだろうか。超なで肩の背を氷に打たせている姿が、
まるで温泉に来ているような格好で笑える。
水からジャンプして飛び上がってくる姿も、横になってお腹で滑っている姿も。
ただただ眺めているだけでほほえましくて。

娘も疲れただの帰ろうだの言わずに、あちらこちら眺めているところを見ると、
それなりに気に入ったのだろう。良かったと胸をなで下ろすかーちゃん。
特に家族でとっても感動！　大満足！　だったのはモニター画面を正面に据え、
スモークをたいて始まった大がかりなコンサート規模のマリンライブ。　
夜まで残ってもう一度最後のショーを見て帰ろうと思わせてくれたのは、
このマリンライブの計算し尽くされた巧みな演出の素晴らしさ。
杖をついている家人と私たちを誘導し、階段を下りずに済む場所に椅子を用意して
ステージを見下ろすことのできる観覧席に座らせてくれた配慮。
そこは、本当に見やすい場所だった。

イルカと戯れているように見えるが、それは厳しい訓練、練習の成果、たまもの。
お互いの呼吸を確認し、水中から飛び出してくる、ジャンプ、回転、ひねり、
イルカの上に立って水上を進むスタッフの姿の躍動感、スピードと迫力、
その一体感と人間と共に演技するイルカたちのかわいらしさに、ひたすら見とれる。
こういうことが出来るんだなあと、ただただほうっと見とれる。

その後も夕食を取る暇も惜しんで、おやつと飲み物であちらこちら散策。
様々なミニショーや触れ合い体験で、イルカをなでなで、ハムスターをだっこ、
わんちゃんと写真、等々家族みんな童心にかえって楽しい時間を過ごした。
半日過ごせば園内の位置関係も把握し、行ったり来たりも自由自在。
ただ生憎なことに、夕方からは雨が降り出して来てしまった。
晴れ女のかーちゃんの神通力もここまで、ばてると同時に雨模様。
なので、本来外でやるはずのショーも屋内で。

普段滅多に見ることの出来ないかわいらしいショー、迫力のある舞台。
緩急自在様々な工夫と演出によって、色んな角度から動物を知る楽しみ。
そのとっておきのお開きは、夜のマリンライブ。
ナイター営業のある連休中、ゴールデンウィークならではの醍醐味。
当初の予定ではこれは見るはずではなかったのだけれど、午後のショーを見て、
もう一度見たいという気持ちはむくむく。
というわけで、雨の夜の園内。皆さん、やはり残っていますねえ。
（特別料金を出して、真っ正面いい席に座っている人も）
先ほどは上から見下ろしたので、今回は水中が見えるかぶりつきの席。

カメラワークを使いながらお客さんを巻き込み、昼とは異なる演出。
この暗い中、昼と同じように動くのは危険では？　間近にいてそう感じた。
人も動物も大変だ・・・。先ほどのアシカとわんちゃんのショーのお姉さんたち、
着替えて水槽の周りで踊っている。盛り上げるなあ・・・。
あ、やっぱり昼間よりも短めのショーで終わるんだね、そんな風に思っていたら・・・。
花火！　おお！　花火でエンディング！？