真夏の歓送迎会

職場の部署の歓送迎会。
といっても、仕事の打ち上げに等しい、夏の宵の飲み会。
初めての店は地下1階。貰った案内地図には何も書いておらず、
少々探す羽目に。最近はこういう店がはやりなのだろうか、
色んな果実を瓶に漬けて瓶ごと「どん」と並べてある。
焼酎に漬けたからといっても、美味しくなるまで
それなりにつけ込む期間が必要だとは思うのだが、単なる演出か。
芋焼酎や麦焼酎の瓶、氷も水もウーロン茶も「どん」と並べられている。

人件費削減ということだね、セルフサービスの店。
ロックで飲むも、水で割るも、ご自由に。
要は、料理だけ用意するから勝手に飲んでという。
おむすびまで焼酎の横に置いてある。これも食べ放題？　
って、この大きさのお握りは優にお茶碗1杯を超すよ。参ったなあ。

バナナ、メロン、ブルベリー、アップルマンゴー、定番の梅のみならず、
色んな果実がつけ込まれていて、女の子受けする店らしい。
幹事さんご苦労様。とは思ったものの、
部署の若手の女の子達は残業していたので、遅刻。
彼女たちは隣のテーブルに確保された食べ物にありついて、女子会。

私は若くはないが（笑）、やはり残業で遅刻。古参テーブルの、
やや食い散らされた皿を平らげていく処理係といった観。
銘々のコースではないから大皿からの取り分けで、仕方がないんだけれどね。
最初から集まって飲んでいるのは部の長（女性）と、次席（男性）と、
送られる側の人間（退職男性）、迎えられる側の人間（臨時派遣男性）のみ。
結局女性陣だけが残業して遅刻になる出席って、この設定はどうなの？　
開始時間の設定が間違っているんじゃないの？　と思うだけで口には出せない。

そんな夜。明日から三連休。
仕事のことを忘れて、ぐだーっとしていたい週末。
義理出席だが料理はそこそこ美味しく、しっかり食べて家人宅へ直行。
いつもなら家族で待ち合わせの週末も、娘だけ先に出向いているはず。
今週は、先週からの仕事の疲労の蓄積、反動が軽い鬱だったなあ･･･。
余力を残して仕事をしていたはずだったのに、空元気だったのか。
年のせいでルーティンワークの線路を走るのは、どうってこと無いはずだが、
思いのほか時間が取られることもあるなあ。体力負けか。
そんな気もする。思っていた以上に疲れが深い。
そんな夜、そんな週末。

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