Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

虹色カクテルと化石ツアー

衣食足りて礼節を知る。かーちゃんは食べることも飲むことも好きだ。
だから礼節というよりも、節制が必要。
そんな私のバブルの頃はショットバーが大流行。
勉強熱心?な当時は、出張で都会に出た際、本を片手に飲み歩き。
高くて酔いやすくて綺麗な割にはなかなか頼めない、カクテル。
プースカフェ。俗称レインボーカクテル。


そんな若かりし頃の思い出を彷彿とさせてくれた、娘の化学実験。
糖度の高い比重の重いものが沈む、その理屈をビジュアル化したもの。
カクテルならぬ「虹を作ろう!」コーナーで真剣な表情の娘。


    
  


カクテルと違って飲めないのは残念だが、こんな実験を見てバブリーだった昔、
ショットバーを渡り歩いた頃を思い出す、不謹慎なかーちゃん。

    
   


なかなか見事な出来映え。そして、この実験の前に予約して申し込んでおいたのは、
地学のコーナー。岩石を偏光レンズで覗いて撮った写真を栞にするという
そんなコーナーも楽しかったけれど、やはり興味の中心は化石。
保育園の頃にアンモナイトの石膏の置物を作った思い出も懐かしい。
(埼玉は八潮市の八条図書館の楽しい企画でした) 
今回は街中の化石探しツアー。近場30分探索コース。
題して「梅田周辺の鉱物・化石を見て歩こう」ミニコース。


   
  


アンモナイトのループタイなんてものを老父も持っているが、
確かあれはモロッコかどこかで買ってきたお土産ではなかったか。
土地によってはアンモナイトごろごろの場所もあるそうだけれど、
まさか、サイエンスフェスタ会場のホールの真ん前にある、
地下街の壁が化石の宝庫だとは知らなかった。


    
  


案内してくれる先生は無造作に、まあこの辺で200個ぐらいのアンモナイト
見つかるでしょうなんて言うので、みんな舞い上がる舞い上がる。
だって、ほら、こんな風に色んな形のアンモナイトが。
むろんそれ以外の示準化石になるような物もいるけれど、
何と言っても見応えのあるのは、この生命を象徴する渦巻き型の形。


    
  


中生代の遺物がどうしてこんな大都会にドンと? 唖然。 
それはバブリーだった頃のカクテルと同じ、大阪のキタのビルや地下街が、
豪華絢爛さを競うために海外から大理石を輸入してあちこち壁面に貼っつけた。
それが、太古の海を彷彿とさせる化石を伴っていたわけ。
なので、アンモナイト等の渦巻き以外にも様々な色の石、様々な化石が
そこここに見られる、街中、繁華街。


    
  



名残惜しいが、そろそろお腹も空いてきた。
何しろ午前中からずっと、飲み食い無しに頑張って色んな実験に参加、
見学、ツアーとあってはおやつ時間近、限界。


  


家人が見つけてくれていた、チェンマイ料理のバイキングで満足。
夕食を食べる必要もないほど、お手頃価格でお腹いっぱい。
金粉の掛かったトムヤムクンを始め、本場の味を堪能。
帰宅後は、さすがに疲れも出て早めのお休みなさいとなった。