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ロゴ3連続変身

仕事に追われて苛々しているうちに、グーグルではロゴがころころ変わっていた。
こんなにころころ変わるのも珍しいのではないか。
パソコンを使わざるを得ない仕事の合間、調べ物が気分転換になるひと時。
これにばかり血道を上げるわけにはいかないが、ちょっとロゴの変身が続くと、
それはそれで気になる。鬱々としながらもあれあれ? と思う。



ちなみに2月6日はフランソワ・トリュフォー生誕80周年記念。
映画ファンには懐かしい名前。といっても、若い人は知らないんだろうなあ。
名前を聞いただけで作品が蘇る人は「通」だと思う。
私にとっても、もう「昔の監督」のイメージが強いくらいだから。


そして7日はチャールズ・ディケンズ生誕200年。
外国の人はこういうのを祝うのが好きだなあ。
あの人が生まれてから何年とか、戦勝記念とか。
日本人が気にしなさ過ぎなんだろうか。
歴史が好きそうで振り返るのが下手で、執着する割には、
何でも水に流して忘れてしまったもの勝ちな行動パターンの日本人。



生誕200年と言われて、日本人でその頃活躍した人を
どれくらい挙げることができるだろう、今の若者は、そして私たちは。
ディケンズと聞いてああ、あの小説ねと思い出すような文学少女少年は、
日本では死に絶えていると思うのだが、本国ではそうではないのかな。
まあ、私にしてみても「オリバー・ツイスト」よりは、
クリスマス・キャロル」の方が好きだという程度で、
自慢できるのはどちらも小学生の時に読んで、映画も見ていることぐらい。

クリスマス・キャロル (光文社古典新訳文庫)

クリスマス・キャロル (光文社古典新訳文庫)


そして、2月8日。三つの図柄の中では一番気に入っている。
なぜなら若冲が好きだから。おまけにこのデザインのTシャツも持っている。
たぶんクリアファイルも…。だってかつて記事にも書いたように、
http://d.hatena.ne.jp/neimu/20061028/1162107339


展覧会が開かれたからには、若冲人気はうなぎのぼりなのだろうけれど、
私の若い頃は教科書や美術書で取り上げられていても、
それほどしょっちゅう名前を聞く画家ではなかったような気がする。
というか、その頃自分が若すぎてもの知らずだっただけか。
とにかく、日本人でもこんな構図でこんな色彩で絵を描いたのねと、
改めてびっくりさせてくれた若冲の記念日。



しかし、伊藤若冲生誕296年って…、このきりの悪い数字をどうして使ったのか。
300周年まで待てなかったってことでしょうかね?
各国の事情でロゴが変わるのは知っているけれど、この296年が意味不明。
若冲その人が、いくら写実と想像力に長けた人であったとしても、
なんで今年、2012年の今日、特別に記念日なっているのか。
私が知らないだけで、記念式典か、美術展か、何かしている?


とにもかくにも、3日続けてロゴが変わっているのに、
あれあれと思っているうち、日が過ぎて…。
明日は、宣言した通り仕事も日常も忘れて逃避行だ!?


若冲の衝撃 (和樂ムック)

若冲の衝撃 (和樂ムック)