Festina Lente2

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娘の部活動選択

4月からの仮入部期間もそろそろ終わって、連休明け。
吹奏楽部にするか、演劇部にするか随分悩んでいたようだが、
どう見ても文芸部兼アニメ部兼演劇部としか思えない、
出来るだけ土日は活動が無いという少人数の部活、
「演劇部」に自らの居場所を定めたようだ。
まあ、普段からアマチュア芝居なんぞ見せていた親ではあるが。


単身赴任の父親に会う時間を確保するため等というと
親の涙腺を刺激してくれるのだが、
実際は夏休みも冬休みも無い、毎日練習するのは当たり前、
文科系とは名ばかりの体育会系レベルの厳しさを誇る、
総勢100人いるとかいう吹奏楽部に辟易としたからに他ならない。


何と軟弱な奴と言い放つことが出来ればいいのだが、
自分自身、きちんと部活動をしたことがあったかと問われると、
とてもじゃないが世間様に胸を張って語れるものではない。
首は突っ込んだ、試してみた、しかし打ち込んだとはとても言えない。
楽しかったのはなんとなくだべっている時間であり、
その延長線上に部活動があり、ノルマや試合の必要な活動は、
のらりくらりと避けて過ごしていた青春時代。


汗水流して何かに打ち込むという経験を積まずに大人になった、
そんな自分が娘に向かってもっとちゃんとしろとは言い難く・・・。
それにしても、選択肢が殆ど無い中学校の部活動。
運動部でなければ日の目を見ない、日陰の存在。
運動神経が鈍くて、闘争心を発散するのが苦手だった自分に、
似なくてもいいところばかり似てしまった娘に、
いっそう趣味の世界に興じる可能性大の部活動選択に、
何とも悩ましい、肝っ玉の小さいかーちゃん。


いずれにせよ、後から思い起こして楽しかったなあ、
入部して良かったなあという思い出を沢山作ってっくれれば、それでよい。
小さな経験が、後から大きなものに変化することはわかっている。
親からの影響なんぞ、どんどん小さくなっていく時期だということも。
友達とのいざこざ、居場所を見つけ辛い切なさだけは、
しなくてもいい苦労は重ねてくれるなよと願ってしまう、
小さな親切余計なお世話で心配性のかーちゃん。

芝居名せりふ集

芝居名せりふ集

響き合うドラマ 中学校劇演劇部―生徒創作脚本付 (学年別・中学校劇脚本集)

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