Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

娘も眼鏡に

小学校中学年で仮性近視と言われ、高学年から眼鏡を掛け、
気が付けばどんどん度は進み、0.1を切ってしまうほどになり、
高校時代、さすがに眼鏡が嫌でソフトコンタクトレンズ
その煮沸消毒の手間暇が大変で、社会人になってからは、
柔らかハードという、ハードでも酸素の透過性が高い、
まだお手入れが簡単なものを使っていた。
もちろん眼鏡は併用。


目が悪いのは自分のせいもあるけれど、母親も眼鏡、
近視は遺伝か? とにかく目が悪いのは諦めていた。
結婚相手も自分と同じほど目が悪く、
お互い相手のことが余り見えていないまま、結婚?
昔からの諺か格言にある如く、
「結婚前には両目で、結婚後は片目で相手を見よ」どころか、
お互いどれだけ見えていたのか(笑)


生まれてくる子供は?と心配したが、6年生になっても1.2見えていて、
親に似ず眼鏡っ子じゃないのが密かな歓びだった。
なのに、中学校からの検診結果、片方の目が0.4。
一体何が起こったのか? 死ぬほど勉強したわけでもなし、
親の目から見ても小遣いも時間もTVアニメと漫画にしか費やしていない、
リア充のオタク人間と化している娘。
親が望む方向性からどんどんずれてきているのは悩みの種だったが、
まさか視力まで・・・。


ショック。致し方ない。
眼鏡を作れとのお達しなのだ。
中近用眼鏡を作った店に連れて行き、親とほぼ同時に眼鏡を作ることに。
度数が軽い眼鏡は即日作ることが可能。
あれこれ試着して、娘はヨン様ではないけれど、
最近流行のフレームを掛けた眼鏡っ子になってしまった。


お洒落で眼鏡を掛ける人は多いけれど、どれだけあれが不便か。
化粧も食事も経費もバカにならない面倒くささ。
娘の年齢ではだて眼鏡の子ども達も多い。
もう少し大きくなると、その辺で見かける
バカみたいな青や赤や緑のカラーコンタクトで、
コスプレなのか、変身願望なのか、
アイデンティティに色眼鏡の輩が闊歩。


SFの世界の主人公はカレイドスコープ・アイやオッド・アイで、
両目の色が違っていたら格好良いかもしれないけれど、
くれぐれもそんな流行には乗ってくれるなと思っていた矢先、
こともあろうに、肝心の視力の低下から眼鏡っ子の娘。
かーちゃんは、かなり落ち込んでしまった。


眼鏡やのおにーさんは、片方だけ落ち込んだ場合、
こんな風に早めにバランスが取れるように眼鏡を掛けると、
両目とも安定して視力が少し戻ることもありますよと、
優しい言葉を掛けてくれたが・・・。
娘の顔をレンズ越しに見るのがただただ哀しいかーちゃんなのだ。


娘は眼鏡を掛けていないかーちゃんには違和感がある、
素顔に近いはずのコンタクト姿はかーちゃんではないみたいだと、
眼鏡姿に肯定的なのがわずかな救いだが・・・。
子育て中にコンタクトをしなかったばかりに、
眼鏡姿しかインプットできなかったツケがこんな所に?
いやいや、眼鏡のかーちゃんがいいという話ではなく、
眼鏡を掛けるようになって欲しくなかったんだ、かーちゃんは。
君には・・・。


中学に入って実はよく見えていなかったことが判明した娘。
あーあ、我が家は一家3人、全員眼鏡か。
眼鏡がなければ一歩も歩けないかーちゃんと違って、
眼鏡が無くても生活できる状態であり続けて欲しい。
娘よ。
食事の入浴も旅行も運転も、実は何もかも大変なんだぞ。
非常時だって何だって・・・。

めがねうさぎ (絵本のひろば 9)

めがねうさぎ (絵本のひろば 9)

暮しの眼鏡 (中公文庫)

暮しの眼鏡 (中公文庫)