引っ越し3日目

昨日の足の痛みは何とか治まって歩けるよう。
家人を送り出し、ひたすら段ボールの山と格闘。
せめて娘の部屋だけでも整備しようと、
勉強部屋兼パソコン部屋の確保に乗り出す。
6年前の草加時代に梱包されたまま、
どうなっていたのかわからなかったおもちゃの類、
記念写真や額、調度品の類など、過去６年間出しきれなかったいもの
飾りきれない物を見つけて愕然。
されど涙する暇もなく、一部屋一部屋整備。

５時台の新幹線には乗って帰ろうと思っていたのに、
実際には６時過ぎの新幹線に乗ることに。
家の周囲を歩き回ることさえ出来ず、ゴミ出しのみ玄関先の外出。
この社宅のある団地アパートの階段を上り下りを何回したことか。
そればかりに終始したようなほぼ1日。
恐ろしいことに朝の８時半までにゴミを出すよう張り紙。
が、どういう訳か、１２時を過ぎてもゴミを取りに来ない。
これは大阪では経験無かったこと。
午前中に集め終わらなければ、夏の日の生ゴミなどどうなることかと危ぶむ。

以前の社宅では分別収集がそれなりにあり、
古新聞などは紙紐でくくらなければならなかったが、
ここはそうではないらしい。
おまけに週３回もゴミを集めに来る。これもびっくり。
普通２回だろうと思うが、これは自治体の体力的なもの？　
この区の良さの一つ？

いずれにせよ、片付けに追われ
家人と共に食べた朝食以外、まともに食事を取らず、
飲み物代わりに冷えたモヒートを流し込み、
買い置きしてあったコンビニの枝豆を食べ、
なけなしの食料で台所と水屋を整備。

ラッシュ時に重なりたくはなかったが、バスで駅前までは
１７時頃とあって心配したほどの混雑は始まってなかった。
しかし荷物を持ちヨロヨロと痛い足を引きずる人間には、
エスカレーターやエレベーターの少ない慣れぬ駅の構造は堪えた。
お腹の大きい人や、ベビーカーを押す人はどうするのだ。
そう思いながら田園都市線からブルーラインに乗り換え、新横浜に向かう。

　　

幸い1人だけなので、すぐに席も取れ、
大急ぎで昼食券夕食の弁当とビールを買い、
娘への土産にかわいいウサギの模様の就いたお菓子を買う。
ああ、駅の売店で弁当を買うとは、何て久しぶりなんだろう。
疲れ切っているにもかかわらず、「食べなければ明日倒れるぞ」の声。
転勤初日の緊張仕切った家人を思いやることも出来ない、
情けない妻の帰阪は、23時の帰宅で終わった。

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