Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

ゴーヤと茄子

家に居る時は料理が一番楽しい。
一番面倒くさく感じる時もあるけれど、
手の込んだものは作らない、パパパ料理。
少なくとも30分以内には食べられるように作る。
それが鉄則。


それでも、仕事の関係で毎日料理できるわけではない。
勿体ない話だけれど、朝顔の代わりの緑のカーテン
せっかく実家で採れるゴーヤや茄子がだぶつき気味。
年老いた親はそれほどの量は食べない。
残念ながら、娘はそれほどゴーヤが好きではない。


無理強いまでして食べさせようとは思わない。
こういう時こそ親の腕の見せ所、一工夫。
でも、毎日ゴーヤは嫌だという娘の気持ちはよく分かる。
茄子は毎日でもけっこう食べられるけれど、
ゴーヤはもう少し工夫しないと、ちょっとね。
私はジュースでも炒め物でも大丈夫なんだけれど。


何食べたい? 上げ膳据え膳ではないからねえ。
それにしても、油と相性がいいからとほいほい使うわけにはいかぬ。
あちらこちらのブログでもゴーヤの写真が載っている。
ゴーヤ料理を検索するほどではないけれど、毎日食べるのも大変、
3日に一度は職場でゴーヤをお裾分けしている私。
でも、けっこう「ゴーヤはちょっと・・」と遠慮される方も多い。


春はタケノコ、夏秋はゴーヤ、ちょっとした宅配ペース。
なる時は一度にどっと実ってしまう。
1日にひとつかふたつ、そんなふうになるわけでない。
自然のペースはお日様次第、雨次第。
大きめで取るか、小振りで取ってしまうか、
種を取るために残しておくか・・・。


茄子も同様。今年は不思議なくらい白茄子が好調。
どういう訳か不通の紫茄子の調子が悪い。
煮浸し、揚げ浸し、炒め物、汁の実、和え物、天ぷら、
そういえば砂糖醤油に焼いた茄子を浸して、
庭のイタリアンパセリを散らして即席日本料理、
オーストラリアで受けたなあ。


でも、私が覚えている一番美味しい茄子料理は、
50年近く昔、良心の田舎宮城の祖父母宅で、
搗きたての餅を丸めて茄子の味噌汁に入れて食べたこと。
あれは忘れられないおいしさだったなあ・・・。
何と言っても木の臼で搗いた餅の軟らかく温かいのを、
何だって茄子の味噌汁だったのか分からないけれど、
トウキビ、茄子、瓜、ずんだ餅、きなこ餅、
ご馳走して貰ったなあ。


毎日毎朝毎夕、野菜を眺めながらふと思う、幼い頃。
何も言わずにすくすく育ち、実る自然のありがたさ。
おや、オクラとピーマンも忘れているって?
庭でそんなに拗ねないで。
いえいえ、君たちも毎日なってくれてありがとう。
家計を助けてくれていますよ。

育てよう!食べよう!野菜づくりの本〈4〉実を食べる野菜―トマト・なす・ゴーヤ

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