Festina Lente2

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酷い中学校の対応

昨今、クラブ活動で顧問と活動内容について
あれこれ揉めているが、切実なれどどこか遠いもののように感じていた。
体育関係、運動部関係の上下は言わずもがな、ハードな練習内容、
夜討ち朝駆けの如く家を飛び出していかねば成り立たないような、鍛錬。
それが、中学高校では当たり前の青春、教師と生徒の関係は
理不尽に思えるようなことでも、指導上の一環として見過ごされてきた。


座学とは異なる特別活動なる範疇、
お勉強の点数とは違う部分で指導・評価。
いわば、子供は学校に人質として取られている。
何をしても親や子供の側、生徒の側は不利だから、
喧嘩をしないようにやり過ごすのが無難よと、
そんなふうに囁かれてきた。


思えば疑問に思ったことを口に出すと、
反論・口論と受け取りがちなこの国のコミュニケーション。
何故? と聞くと、前例、先例、ルール、みんなそうしている。
そういって詳しい説明は為されない。
残念だ、納得がいかない、どうしてと尋ねることは、
相手に失礼だったり、こちらの理解能力が劣っているからだと
心構えが足りないと、かえって非難されることが多い。


親が口出しするから、
親の方が色々知っていると指導上邪魔だから、
親の意向などいちいち気にしていたら何も出来ないから、
親が心配するのは過保護、親が何か言ったらモンスターペアレント
略称「モンペ」と言われて、甚だ不愉快な思いをする。
それが学校との付き合い、保護者と学校との付き合い、
そんなふうに人から聞かされたり、見聞きしたり、
そうではない場合、上手くいった場合のことも、
あれこれあれこれ耳にはしてきたけれど。



まさか、一方的に教師が呼び出して、
暴力的な演出、
危惧に関しては何ら罪悪感を持って居らず、
「親を説得できなかった」生徒側の、
つまり娘の言動を非難して突き返してくるとは思わなかった。
これがクラブ顧問のやり方。
世間では情熱的だと評判に隠れて、
実際はこれが「情熱」とすり替えられていく、
常識の欠如そのものだというのに。


恐ろしい中学校側の対応。
唖然とする。
親を納得させられなかったクラブ員、という烙印。
顧問の指導に従えなかったという烙印を押して、
突き返してくるのが中学校の体勢。


そうか、そういうことか。
世間で取り沙汰されていたこと。
運動部以外でも、文化部でも所詮は同じ、
同じだったんだと、臍を噛む。
情けなさに。
指導ではなくエゴイスティックな部活動の状態に。
他の顧問は見て見ぬ振りの状態に。


静かに、あちらこちらの事情を聞いて回って、
胸に抱いた疑問を述べれば、即排除。
これが、学校教育か。
これが、義務教育か。
これが、クラブ活動か。

部活は“生き方指導”である (「燃える部活」への道)

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文化系部活動アイデアガイド 演劇部

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