デスパレートな妻たち、最終回

全シリーズを見ているわけではない。途中から何となく見だして、
とうとう最終シリーズは全部頑張って見たかな？　録画までとって。
ハチャメチャな脚本にびっくりしつつも、こんなにたくましい世渡り、
ありなんだと思うとびっくり。（　いや、あったら怖すぎるか）

主人公たち、であって、誰か一人が絶対的な主人公、というわけではない。
それぞれ年を取っていっているけれど、日本人にはまねできそうにない、
公私とも、イケイケどんどん的な充実感を求めて爆走、迷走、目隠し競争的な、
波乱に満ちていて、事故ったり、跳ねたり刺したり撃ったりの凄まじさ。
亡くなる時も穏やかではなく、事件が事件を呼び、他人を巻き込み、
嘘の証言をしても不利な人を助け、終わり良ければすべて良し的な、
いつもふいごを吹いて膨らんでいるような終わりかた。熱い。

そして、最後の最後、
なんだかこんな終わり方していいのかという、メンバーの後日談。
ちょっと物足りない終わり方だった。
製作費にお金がかかりすぎていたらしいけれど、
それはそれで、個性的な主婦たちのありえないドタバタは
とてつもなく非日常的で刺激的だったのに。

自分の生活とかけ離れているからこそ、
でも、その中年クライシス、それぞれが直面するものは
身につまされることもあり、なかなかに面白かったのに。残念。
来週からはファンタジーものになるので、楽しめても感情移入するのは難しそう。
あれ？　いつから私、こんな現実的な人間になったんでしょうか？