進学説明会

今日は市の中学校の進学説明会。
入試制度が変わるので、まだ娘が中2でも聞いておかなければ、
来年の今頃では間に合わない。
一緒に行こうと言っているのに、制服着て出かけるのは嫌だとごねている娘。
ええい、君自身のことなのに大丈夫か。
2日間、社会体験（職業体験）で巫女さんだった娘に、神様の御利益はあるのか。

何しろ、自分の高校受験の時には、こんな進学説明会なんぞなかった。
学校の数だって少なかったし、私学のランキングも今と全く異なる。
「祇園精舎の鐘の声」ではないが、かつての有名進学校が今もそうだとは限らない。
かといって、今の有名進学校が自分の娘に合うかどうかはわからない。
頑張って入ったからといっても、そこで出会う人間関係が悪ければ
どんな影響を受けるかわからない。
いい学校だと言われていても、外から見ただけのこと。
中の教師の出来合いなんぞ、ある意味知れている。

進学校というのは、先生の指導が優れているわけではない。
どうみても、学校と塾のバランスを取りながら、
上手に内申をとり実力を蓄える器量のある生徒自身が優れているのであって、
高校そのものが、特色ある教育を実施しているから、生徒が良くなる
というのは後付けであって、才能のある卵に毛色の良いヒヨコが育つようなもの。
確かに環境と、学ぶ位ふさわしいプライドを保てる場は必要なのだが。

公立の教員の説明に比べ、営業に優れている私学の教員のしゃべくりは面白い。
一つの講義のように、宣伝が機能的に組み立てられている。
そういう学校は中身がどうであれ、素晴らしい教育を行っているように印象操作。
公立有名進学校は、いちいち詳しく説明しなくてもわかっているでしょうし、
というような雰囲気が見え隠れ手しているのは、どういうことか。
親から見ても聞いてもそういう雰囲気がしてしまうのだから、
娘をはじめ子供たちはどんな感じで、親の横に座ってこの説明会を聞いているのだろう。

来年、落ち着いてこういう風に説明を聞く気持ちになれるかな。
受験まで１年半…。結構あるようで、あっという間だ…。

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