関西科学塾 講演会
JR大阪駅すぐのコングレコンベンションセンターにて、
ノーベル賞受賞者による座談会、グループワークなどが行われた。
グランフロントに滅多に出かけないので、新しい施設にわくわく。
ハコモノが大きいので、それだけでちょっと興奮する自分が可笑しい。
様々な展示や研究紹介と同時に、ノーベル賞受賞者の二人の講演を聴く。
- 作者: 中村桂子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2013/08/22
- メディア: 新書
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中村桂子館長(JT生命研究館)…文系向け評論は興味深い。
益川敏英博士、
専門的で、少し話はわかりにくく退屈してしまった。
下村 脩博士、
リアルな苦労話が中高生にもわかるレベルで、いかにも研究者冥利に尽きるといった感じの内容。
- 作者: 益川敏英
- 出版社/メーカー: フォーラムA
- 発売日: 2009/08/01
- メディア: 単行本
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阿形清和博士(総合司会、京都大学理学研究科)生物物理学の先生。
そうそうたるメンバーを間近に、講演会は豪勢だ。
- 作者: 下村脩
- 出版社/メーカー: 長崎文献社
- 発売日: 2010/11
- メディア: 単行本
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生物で習ったプラナリア関連の研究が楽しい。
大昔に習ったことでも案外覚えているもんだな。
当時、戦争から引き上げてきて傷痍軍人上がりだった生物の教師は、
海賊フックのように鉤の手で教科書をめくり、
ラテン語で黒板を書き散らすおっかない先生だったが、
あの先生も京大出身だったっけ。
- 作者: 阿形清和,土橋とし子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/06/04
- メディア: 大型本
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最終的に文系人間だった私は、生物と化学が好きな、
元々は理系学部を志望した時期もある、今で言うなら「文転」組。
諦めずに理系に進んでいたら、さぞかし人生は変わっていただろうなと
今でも創造したりする諦めの悪い人間だ。
そのせいか、娘にも文系と理系、両方の素質があるからこそ、
理系に興味を持つようにそれとなく仕向けてきたのだが。
(本は何も言わなくても読んでくれるが、文学や歴史の世界からは程遠い)
科学の世界には壮大な物語がある。しかしそれを読み解くための、
地道な基礎研究、理論付け、試行錯誤をやり通す信念も、
体力も、基本的な学力も何ものち合わせていなかったのだろう、
過去の学生時代の、受験段階で挫けてしまった自分。
そんな自分の過去を繋ぎ止めるかのように、娘と共に、
東京に戻る家人を見送るついでに、この講演会に参加した私。
人生は2度無いけれど、あれこれ思い巡らす。
子どもの人生を生きることはできないけれど、
平々凡々な親として、夢を重ね掛け合わせていることに気付き、
嬉しいような哀しいような、愕然とした思いも交えて、
親子だから似たのか興味関心の方向、それとも意図的に?
あれこれ思い巡らして、一日。
- 作者: 中村桂子,沼野尚美,高橋卓志,鷲田清一,金森俊朗
- 出版社/メーカー: 佼成出版社
- 発売日: 2007/07/01
- メディア: 単行本
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