万聖節の夜

昨日も考えていたが、万聖節、なんて言葉、
最近では本当に聞かない。まず、一番はじめはどこで知ったのか。
全ての聖人の霊が戻ってくる日、なんだそうだが、
それはそれで、少々怖い気もする。
聖人と称される方々の痛ましい最後をちらりと思い出すにつけ。
もっとも今では、「諸聖人の日」というのが普通らしいが、
その言い方さえも、直接耳にしたことがないのが現実。

ワクワクしながら『ハリー・ポッター』シリーズの映画をTVで見る。
何となれば、この映画、確かにこの時期に放映するのはふさわしいのかも。
色んな霊が集まる、魔法使い、その他大勢、有象無象の諸々が、
この世の隙間、裂け目から現れて来るには丁度いい日。

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何とも言えない穏やかな朔日。そう、せっかくの映画の日の１日を、
保険屋さんと書類をにらめっこする羽目になる棒に振った。
税改正で、今年は相続税関連のあれこれとお付き合いすることになり。
心の中は、明日の正倉院展のことで一杯。
久しぶりに出向く奈良。久しぶりに娘と遠出。

かの平城京はハロウィンでもなく、万聖節でもなく、
大勢の観光客でごった返して、天平の御代を今に伝えていることだろう。
その観光客の一員になって、天平人の思いに触れてこよう。
本日１日、朔日、明日２日。
初めて会う人が午後は奈良を案内してくれるそうだ。
いやあ、楽しみ。奈良に出向くのもプチ旅気分。
何しろ片道２時間半。年甲斐もなくワクワク。
やっと11月まで漕ぎ着けた、という気持ちで一杯。

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