Festina Lente2

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風邪とマスク

さて、先週の土曜日に浮き世の付き合い義理で出向いた場所で
悪い気を貰って来たのか、娘の関西科学塾に付き合って、
日曜日は休むことも出来ず盆地の奈良に出向いたせいか、
軟弱この上ない私の精神と肉体は、すっかり風邪モード。
仕事柄休むわけにはいかない、かといって大きな声は出ない、
咳が連続するわけではないが喉は痛い。
人と話すのもだるい、全くどうしようもなくしんどい風邪モード。
熱より咳と鼻水。休めずマスク生活。
とうとう私は人生初めてのマスク生活1週間を経験した。


仕事柄職場でマスクが必要ですという人も世間では多い。
お医者様も看護婦さんも、ずっとマスクの人は多い。
食品関係の人は当然マスクでお仕事。
最近では通勤通学の際に人混みでは必ずマスクという人も。
さらに、以前ブログでもぼやいたことがあるが、
風邪でも何でもなくても人と話したくない時はマスクに限る、
元気が無い時、すっぴんの時はマスクで防衛するに限るという、
マスク少女達が行ったり来たりする当節。
欧米では評判の悪い日本人のマスク多用、
差奈良が不審者の覆面、不気味な外ヅラ。
それだけは真似したくないと思っていたのだが、
とうとう1週間マスクを着用しての生活を敢行。


気付いたことは・・・。思っていたよりも体が楽。
呼気が肺に再び逆流するようなイメージが強かったけれど、
暖かい空気が戻ってくるのでは嫌期間に優しいというか、
適度な湿り気を帯びた空気を呼吸しているので、
刺激が少ない空咳が出にくいというか、
思いのほかマスク生活は体に楽な生活だった。
行きも帰りも仕事中もマスク、食事の時だけ外す。
それだけのことなのだけれど。
覆面勤務の不思議な感覚も、
冷気を吸うより楽に呼吸が出来るありがたさに負けてしまった。


確かにマスクをしていると、余計な話題を振ってくる人も、
つまらないことで煩わせる人も、仕事を滞らせる人も減るような気がする。
極力風邪人間には近付かないでおこうという配慮と、
体力を章もさせないように気遣って頂けるという疾病利得と相まって、
マスク生活は想像以上に快適に仕事が進み、
大声を張り上げる必要もなく、静かに過ごすことができた。
言うなれば、下手に喋らなくても毎日が過ぎていく、
そんな感じ。


少しばかり目からウロコのマスク生活だった。
安物のぺらぺらの使い捨てマスクで過ごした訳だけれど、
ストレス回避には思いの外コストは安価であったと言わねばなるまい。
今まではマスクを掛けて、それも時には訳の分からない柄入りマスクで
風邪予防なのか、新手のファッションなのか、
コミュニケーション遮断装置なのか、
訳が分からないなあと感じていたマスク生活だったが、
じっと体力の回復を待ちながら仕事をする日々を、
支えてくれたことには間違いにない、そう実感した1週間だった。


ぬれマスク先生の免疫革命

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