Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

ピアノと食事と

今年、娘のピアノの発表会は例年と異なり12月。
この所勤労感謝の日だったので、単身赴任先からとーちゃんも駆けつけ
僅か10分足らずの演奏のために、リハーサル・本番と鑑賞していたが、
とうとう今年は帰阪ならず。かーちゃんのみの観客となった。



ピアノの発表会といってもピアノを弾く人は少ない。
娘を教えて下さっている先生は、本来声楽の先生。
ご夫婦で教授して下さる。奥様がピアノ、旦那様が声楽。
なので、習いに来ている人たちのおさらい会というべき発表会。
いきおい、殆どが声楽の、クラシックの朗々たるアリアが流れる。
そんな中で、息抜き程度に何人かがピアノを弾く。
中には第1部でピアノを弾いて、第3部で歌うというツワモノも。



おまけに、習っている人の平均年齢は高い。
娘は毎年最年少出場者である。
音楽教室の月謝の高さと、発表会への出場のプレッシャー、
指導者とのミスマッチングもあって、夜中まで泣かれた挙げ句、
ピアノをやめたいと訴えられて困りに困った数年前。



職場の知り合いに相談がてら話すと、自分の子供達が習ったという
その先生を紹介しましょうという、つてで今の先生に代わって丸3年。
ご高齢とまでは行かないまでも、年配の先生の所に通う娘は
それほど熱心に練習する感心な生徒とは言い難いが、
ピアノをやめたいとだだをこねることはなくなった。



そして今年、師走の1日は娘のピアノの発表会で始まる。
とうとう母の弾かなかった曲を暗譜する娘に、
追い抜かれる嬉しさを感じつつ複雑な心境。
一昨日まで水木金と2学期末テストゆえ、土日は朝寝坊三昧の娘。
はっきり言って遅刻で恥ずかしい朝のリハーサル後、
娘とブランチモーニング。
ワンコインでお釣りが来るのが嬉しい。



本番後は・・・打ち上げバイキングの母と娘でした。
え? 本番はどうだったかって? 
本番は4時間にわたる長丁場。その第二部のトップ。
演奏開始時間は予定よりずれ込み、大丈夫か。
10分以上暗譜して、間違った箇所も余り目立たず、
上手く誤魔化して弾いたな、舞台度胸が付いたこと、
と言っておきましょう。


お疲れ様でした。というか、丸1日これで振り回され、
気ぜわしくも疲れたかーちゃんでした。

モーツァルト:ピアノ・ソナタ集

モーツァルト:ピアノ・ソナタ集

スカルラッティ:ソナタ集

スカルラッティ:ソナタ集